’15年発表。タイムリーすぎだろ！とツッコむしかないタイトルなのだが（�DのMVなんかまさにドローン視点を使用）、中身はこれぞミューズ！な爆音＆重低音のギター・ロックに回帰していて、コテコテのリフ、ド派手なフレージングはさらに強化。それでいながらポップなメロディも、メタルからクラシックまで何でも取り入れる貪欲さも追求されている。まるでここまでの彼らの粋を極めたかのように。最高で、至高だ。 コンセプトは、機械が猛威を振るう洗脳社会で人間性が損なわれ、しかし人間がその恐怖に向かいながら個を取り戻す…というもの。このテーマには、このバンドの表現の一貫性とともに、『ザ・ウォール』の頃のピンク・フロイドと通じるところも感じる。そしてミューズは当初はレディオヘッドのフォロワー的な立ち位置だったことを思い返すと、現代社会の病理を描きながら世界を制覇したUKロックの系譜が見えてくるというものだ。言うまでもなく本作も完全にワールドワイド・レベルのロックで、つまりそのぐらいミューズの存在は正統的なようで異端でもある、ということか。とにかく強烈作。

ブルーレイ付きでこの値段はとてもお得だと思う。 やはりmuseは最高のライブバンド

Muse の「The Resistance」期の Live盤DVDが、何故か「Warner」では無く、「STAGEVIEW」レーベルから発売。もちろん、日本国内向けに製造されたDVDプレーヤーで再生出来ます。（ケース中に歌詞等の紙類は一切入ってません。） パッケージに「RECORDED ： UK, AUGUST 2011」と記載されていますが、Muse のオフィシャル・サイト「muse.mu」の「TOUR DATES」を見て調べると「28th August 2011」にUKで行われた「Reading Festival」でした。映像のステージ・セットの両側にも「Reading」の文字が飾られているので、観れば誰でも分かります。 内容ですが、曲目リストだけを見ると、「Showbiz」除く「Origin of Symmetry」〜「The Resistance」までの Studio Album の Single 曲が、「これでもか！」と披露され、観ていて楽しかったです。4曲目以降は、本当に「Encore」に演奏されたのかと驚いてしまいました。 ただ、「STAGEVIEW」レーベルの他作品へのレビューでも同内容の指摘をされている方のとおり、私がテレビを正面から見て、画面の左上に『「STAGEVIEW」レーベルのピックのカタチをした中に「S」の文字が入った』シンボル・マークが、ずっと映像再生中に表示されていて、テレビの Live放送を観ている気になったのは確かです。なので星4つです。 しかし、この価格で、75分の収録タイムなら、お買い得じゃないでしょうか？