カントリー・フォークらしさが前面に出ているアルバム。 時々無性に聴きたくなる曲ってこういう曲だよね、っていうハートに響く一枚。

このライヴアルバムは内容が濃い。数曲のカヴァーがあるが個人的にも好きなJoni MitchellのRiverの収録は嬉しい。Love’s Recoveryではオリジナルと違いサックスが入り、効果的な仕上がりをみせている。 本国ではかなりの人気なんだなと思い知らされる。

主要な曲はだいたい網羅されているが、なぜあの曲が無い？というのはベスト盤に対しては尽きないが… 未収録曲があるのはずるい…

その後の末恐ろしい名盤が生まれ出る記念すべきメジャー処女作。Amyの楽曲は今作品以降ブルージー色が如実に開花されていく。全体的に聴きやすい感を受けるが、ある意味「深い」。R.E.M.のMichael Stipeがバックコーラスで参加しているAmy作のM-3の完成度は高い。その他今でもライヴで異常な盛り上がりを見せるEmily作のM-1、王道のM-7 M-10と聞きどころ満載の作品。

2008年現在彼女らのアルバムで１番好きなのは？と聞かれると前作と今作。今までに無いM-1のAmyの大陸的な作品は秀作に値するが、特にM-2 3 5 7 8 10とこの頃のEmilyの作品には脱帽させられっぱなし… 擦り切れるぐらい聞いたし、これからも擦り切れるぐらい聞いていくであろう作品。当時ビルボード初登場９位には驚いた。

MTVでM-2 Galileoを初めて見て衝撃が走り、すぐさまCD屋を駆け巡った記憶がつい最近のように感じられる…あれから16年という月日が流れたが、未だ色褪せない絶品！ このあとリリースのSWANP　OPHELIAも超名盤だが、AmyとEmilyの楽曲の良さのバランスを考えるとややこちらの作品が１枚上手か？思い入れもこの作品の方が強い。Peter Collinsと彼女らの出逢いは奇跡的であったと改めて感じる。Emily作のM-3は涙無くして語れない…頭の先から足のつま先まで鳥肌が襲う。

M-2 M-7あたりが好きだが、M-9のFly Awayを初めて聞いた時の衝撃は今でも覚えている。ここ日本では知名度の低さ故に多くの人々には語り継がれないと思うが、この名曲は私の中ではひっそりと永遠に語り継がれていく… P!NKのハスキーボイスが絡むM-6も聴きどころ。

DVD付きの限定盤をあとから購入、通常盤と合わせ２枚も買ってしまった… やはりPeter Collinsありき！M-1 M-3 M-4 M-5　前半の展開には発売直後から４年経った今でもヤラれる…

派手さはないが暖かく心にのこる爽やかなﾒﾛﾃﾞｨ。息ぴったりのﾊｰﾓﾆｰ。環境問題にのせた歌詞。実直な音楽だ。力まず、素直なﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽが聴く人のきもちを和らげてくれるはず

低めな声でかっこいい女性ﾌｫｰｸﾃﾞｭｵ｡ｱｺｰｽﾃｨｯｸなｶﾝﾄﾘｰが好きな人はぜひ聞いてみてください｡ｱﾒﾘｶの広大な草原を馬に乗ってる感じを味わえると思いますよ｡