カントリー・フォークらしさが前面に出ているアルバム。 時々無性に聴きたくなる曲ってこういう曲だよね、っていうハートに響く一枚。

哀愁漂うM-1で幕を開ける今作品。こんな始まり方も悪くないなと思っていると王道のM-3が耳に飛び込んで来る。私のハイライトはM-9 ”Fleet Of Hope”　待ってましたの美しき名曲に今作品でも出会ってしまった。M-4はAmyのソロ2ndに入ってたリメイク版。しかしこのジャケは一体？日本？

主要な曲はだいたい網羅されているが、なぜあの曲が無い？というのはベスト盤に対しては尽きないが… 未収録曲があるのはずるい…

その後の末恐ろしい名盤が生まれ出る記念すべきメジャー処女作。Amyの楽曲は今作品以降ブルージー色が如実に開花されていく。全体的に聴きやすい感を受けるが、ある意味「深い」。R.E.M.のMichael Stipeがバックコーラスで参加しているAmy作のM-3の完成度は高い。その他今でもライヴで異常な盛り上がりを見せるEmily作のM-1、王道のM-7 M-10と聞きどころ満載の作品。

前作に引き続きScott Litt のプロデュースだけに前作の延長線上に近い。超名盤の3rdへ続く重要作品。自分的にはM-9は今作品のハイライトか？静かなる名曲。M-7も然り。Mary Chapin Carpenterが数曲で参加。

Peter Collinsを迎えての作品だが、３枚目、４枚目の完成度から比べるとやや物足りないか？と思うところ。しかしファンには人気が高い作品。jazzyなM-4、王道を行くM-2 M-6などのEmilyの楽曲は今作品内では光っている。

前作の超名盤の後だけに少々印象が薄いアルバムだが、聞きどころは多い。M-1は2ndのHammer And a Nailに近いオープニングナンバー。バンジョーが効果的なM-2、透明感溢れるM-7など。中でもM-5は壮大かつ大陸的な味わい深い秀作。

このライヴアルバムは内容が濃い。数曲のカヴァーがあるが個人的にも好きなJoni MitchellのRiverの収録は嬉しい。Love’s Recoveryではオリジナルと違いサックスが入り、効果的な仕上がりをみせている。 本国ではかなりの人気なんだなと思い知らされる。

M-2 M-7あたりが好きだが、M-9のFly Awayを初めて聞いた時の衝撃は今でも覚えている。ここ日本では知名度の低さ故に多くの人々には語り継がれないと思うが、この名曲は私の中ではひっそりと永遠に語り継がれていく… P!NKのハスキーボイスが絡むM-6も聴きどころ。

DVD付きの限定盤をあとから購入、通常盤と合わせ２枚も買ってしまった… やはりPeter Collinsありき！M-1 M-3 M-4 M-5　前半の展開には発売直後から４年経った今でもヤラれる…