’14年発表｡このﾃﾞﾝﾏｰｸの荒くれﾊﾞﾝﾄﾞがﾘｰﾄﾞ曲でｶﾝﾄﾘｰ･ﾀｯﾁのものを出してきたのは意外だった｡で､この3作目ではﾏﾝﾄﾞﾘﾝや管弦楽器の音色が聴こえるなど､これまでの轟音一直線とは違うｱﾌﾟﾛｰﾁが見受けられる｡まあ成長課程の若い子たちが3年も世界を廻ってれば､そりゃ音も広がるわな｡でもその中でﾃﾞｶﾀﾞﾝな攻撃性はﾌﾂﾌﾂと煮えたぎってﾃﾞｶくなってる｡今後もっと刺激を増してってくれそう!

’13年発表｡爆音と激情｡ﾃﾞﾋﾞｭｰ作の異様なﾃﾝｼｮﾝと殺伐とした空気感がどうにもひっかかってたﾃﾞﾝﾏｰｸの若いﾊﾞﾝﾄﾞで､ﾏﾀﾄﾞｰﾙに移籍してのこの2作目で凶暴さはさらに上昇｡彼らには､ｼﾞｮｲ･ﾃﾞｨｳﾞｨｼﾞｮﾝに通じるﾎﾟｽﾄ･ﾊﾟﾝｸの冷めた緊張も､また米ﾊｰﾄﾞｺｱのﾜｲﾙﾄﾞﾈｽも宿っている｡今回も叫びながら転がりながら駆け抜けていく仕上がりで､この殺傷力は生で体感したいなあ｡

最近のバンドは気合が足りないのが多いが，こいつらはなかなか凄い。 とにかく全編速いうるさい汚い。まさにハードコア。 だがポストパンクじみた変態性も随所に見せて，音楽的にも飽きさせない。 何でも本国じゃウーライフとかノーエイジみたいに自分のコミュニティを作っているらしい。パンク世代みたいでかっこいい。来日のときはどんなパフォーマンスしてくれるのだろうか。 ファクトリーフロアと一緒に，最近弱いUKバンドの中で期待したいバンドだ。