SACD

Symphonies Nos.4, 6, 7, 8 : Celibidache / Munich Philharmonico (1989, 1991, 1990)(6SACD)(Hybrid)

Bruckner (1824-1896)

User Review :5.0
(8)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SICC10180
Number of Discs
:
6
Label
:
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc

Product Description

Japanese SACD pressing.

Track List   

Customer Reviews

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Comprehensive Evaluation

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This is an amazing set of Bruckner, espe...

投稿日:2014/04/10 (木)

This is an amazing set of Bruckner, especially the fourth and the eighth. The sound is smooth and vibrant while the tempi reflects Celi’s understanding of these masterpieces.

MAESTRO さん | CHINA | 不明

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4曲どれもが「同曲中の最高の名演」という...

投稿日:2013/09/19 (木)

4曲どれもが「同曲中の最高の名演」というわけではないが、これだけ個性が濃厚であれば、チェリのファンならずとも一度は聴いておくべきブルックナーだとは言えるだろう。チェリのブルックナーを聴いていると、感動の絵の具を魂に擦り付けられているような感じになる。こういう人間的な押し付けがましさは、どちらかというとブラームスやベートーヴェン向きな気もする。事実、この4曲のうちでは、大衆的な4番や7番が比較的抵抗なく聴ける。特に4番終楽章のラストの部分なんか、こんな演奏聴いたことがない。コレでいいの?と言いたいくらいなレントゲン画法をしているが、並みの演奏にはない説得力に溢れている。逆に、もしチェリの個性がマイナスに働いた部分があるとしたら、それは6番の第2楽章だと思う。この楽章は特異なブルックナーの曲の中でも殊更特異な音楽で、古代中国の老荘思想を彷彿とさせる。老荘思想の極意は「無為自然」。無心で気まぐれ、大自然そのもののココロで演奏されたときにその極意を現す(と僕は考えている)のだが、そういう意味では、チェリのスケールの大きさが、かえって精神的には矮小感を醸し出すパラドックスになってしまっている。8番のアダージォも、やや6番2楽章と同じ意味でのマイナス面が見えるが、こちらは他楽章の吸引力に気が取られてさほど気にならなかった。この4曲をここまで退屈なく聴かせてくれるボックスとして、★5つは当然だとは思う。が、昨今の価格設定に比してちょいと高すぎな感もある・・・

ヒューブーン さん | 静岡県 | 不明

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チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルによる...

投稿日:2013/03/24 (日)

チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルによるブルックナーの交響曲集のSACD盤がついに発売された。本セット盤には、ブルックナーの交響曲第4番、第6番、第7番、第8番がおさめられており、このうち第8番については、先般、アルトゥスレーベルから同一音源のシングルレイヤーによるSACD盤が発売されており、厳密に言うと、初SACD化は第4番、第6番、第7番の3曲ということになる。もちろん、本セット盤はハイブリッドSACDであるし、ベルリンのスタジオにてDSDマスタリングが行われていることから、第8番についても、同じ音源によるSACDでも音質の性格はかなり異なるものとなっていると言える。因みに、EMIから発売されているこのコンビによる通常CD盤では、第4番が1年前の1988年のライヴ録音、第6番は同一音源、第7番は4年後の1994年のライヴ録音、第8番は3年後の1993年のライヴ録音であり、第7番及び第8番については来日時の本盤の演奏の方を高く評価する音楽評論家が多いことなどに鑑みれば、高音質SACD化がなされた本セット盤こそは、チェリビダッケによるブルックナーの交響曲選集の決定盤と言っても過言ではあるまい。チェリビダッケは生前、自作を除いては自らの演奏のCD化(LP化)を一切禁じていた。表向きは、実演をCD(LP)では表現尽くすことができないというのがその理由であったとされるが、ベルリン・フィルの芸術監督に係るフルトヴェングラーの後継者争いで敗退したカラヤンに対する対抗意識も多分にあったのかもしれない。それ故に、チェリビダッケの演奏を聴くことは実演以外には不可能になったことから、あまたの海賊盤が跋扈するとともに、その存在の神秘性が高まっていくことになった。我が国にも来日し、その際の演奏がFMでも放送されたことから、一部に熱烈なチェリビダッケファンを生み出したのも記憶に新しいところであるが、殆どのクラシックファンにとっては縁遠い幻の指揮者的な存在であったと言える。もっとも、チェリビダッケの没後には、遺族の了解を得て、ミュンヘン・フィル(EMI、来日時の演奏についてはアルトゥスやソニー・クラシカルなど)や、さらにそれ以前のシュトゥットガルト放送交響楽団(DG)などとのライヴ録音が相当点数発売されることになり、一般のクラシック音楽ファンでもチェリビダッケの芸術を味わうことができるようになったところだ。正に、幻のベールを没後になって漸く脱いだのである。チェリビダッケは、カラヤンをはじめ同業者への罵詈雑言を浴びせ続けていたが、これは罵詈雑言の対象となった指揮者のファンならずとも、決して気持ちのいいものではなく、このことが現在におけるチェリビダッケに対する評価が二分されている理由であると言えるのかもしれない。チェリビダッケは、リハーサルにあたって徹底したチューニングを行ったが、これは、音に対する感覚が人一倍鋭かったということなのであろう。楽曲のいかなるフレーズであっても、オーケストラが完璧に、そして整然と鳴り切ることを重視していた。それ故に、それを実現するためには妥協を許さない断固たる姿勢で練習に臨むとともに、かなりの練習時間を要したことから、チェリビダッケについていけないオーケストラが続出したことは想像するに難くない。そして、そのようなチェリビダッケを全面的に受け入れ、チェリビダッケとしても自分の理想とする音を創出してくれるオーケストラとして、その生涯の最後に辿りついたのがミュンヘン・フィルであったと言える。チェリビダッケの演奏は、かつてのフルトヴェングラーのように、楽曲の精神的な深みを徹底して追及しようというものではない。むしろ、音というものの可能性を徹底して突き詰めたものであり、正に音のドラマ。これは、チェリビダッケが生涯にわたって嫌い抜いたカラヤンと基本的には変わらないと言える。ただ、カラヤンにとっては、作り出した音(カラヤンサウンド)はフレーズの一部分に過ぎず、一音一音に拘るのではなく、むしろ流麗なレガートによって楽曲全体が淀みなく流れていくのを重視していたと言えるが、チェリビダッケの場合は、音の一つ一つを徹底して鳴らし切ることによってこそ演奏全体が成り立つとの信念の下、音楽の流れよりは一つ一つの音を徹底して鳴らし切ることに強い拘りを見せた。もっとも、これではオペラのような長大な楽曲を演奏するのは困難であるし、レパートリーも絞らざるを得ず、そして何よりもテンポが遅くなるのも必然であったと言える。したがって、チェリビダッケに向いた楽曲とそうでない楽曲があると言えるところであり、ブルックナーの交響曲についても、そうしたことが言えるのではないだろうか。EMIから発売されている通常CD盤で言うと、第5番、第8番、第9番については、超スローテンポによる演奏は、間延びした曲想の進み方に違和感を感じずにはいられないところであり、熱狂的なチェリビダッケのファンはともかくとして、とても付いていけないと思う聴き手も多いと言えるのではないかと考えられる。これに対して、第3番や第4番、第6番などは、その極大なスケールに圧倒されるところであり、チェリビダッケだけに可能な個性的な名演と評価し得るのではないかとも思われるところである。もっとも、EMI盤では違和感を感じさせた第8番も、本セット盤におさめられた演奏は、チェリビダッケがこよなく愛した日本でのコンサートのライヴ録音ということもあって、同じく超スローテンポであっても、演奏の密度の濃さもあって冗長さを感じさせないと言えるところであり、必ずしも私の好みの演奏ではないが、音のドラマとしては十分に合格点を与えることが可能な名演と評価し得るのではないかと考えられる。これは、第7番についても同様のことが言えるところであり、これらのことを総合的に勘案すれば、本セット盤は、ブルックナーの交響曲に深い愛着を持ち続けたチェリビダッケがその晩年に到達し得た自らの指揮芸術の集大成とも言うべき名セット盤と評価するのにいささかの躊躇をするものではない。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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