Egmont: J.fiore / Munich Radio O Landshamer(S)Zirner(Narr)+zur Namensfeier Overture

ベートーヴェン：『エグモント』（朗読付き＋音楽のみ）

1787年に執筆されたゲーテの戯曲「エグモント」。1809年にウィーンでこの劇が上演される際、ウィーン宮廷劇場の支配人であるヨゼフ・ハルトルは劇音楽をベートーヴェンに依頼、かねてからこの分野に強い関心を抱いていたベートーヴェンは依頼を快く引き受け、ほぼ半年間を費やして曲を書き上げ自らの指揮で初演しました。
　物語の題材はフランドルの軍人エグモント（エフモント）の英雄的なエピソードであり、ベートーヴェンは彼自身の政治的関心も絡めた、力強く荘厳な音楽を付けました。ベートーヴェンの心情に沿ったドラマティックな作品は当時の一般的な付随音楽のレベルをはるかに超えた見事なものであり、とりわけ最後の「勝利のシンフォニー」はゲーテが求めた結末とドラマの筋書きを明確に表現しています。
　劇本来の姿に近いドイツ語による朗読劇（ティスク1）と、朗読無しで音楽部分だけを味わえるもの（ディスク2）の2枚組です。
　朗読を担当するアウグルト・ツィルマーはオーストリアからアメリカに渡った両親を持つ名優。情感のこもった迫真の語りが聴きどころです。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1
● ベートーヴェン：劇音楽『エグモント』 Op.84（朗読付き）
1. 序曲 Sostenuto, ma non troppo
2. Vernommen habt ihr die gewaltigen Tone（朗読）
3. Lied リート Die Trommel geruhret!（クレールヒェン）
4. So freue dich, denn kurz ist alle Freude（朗読）
5. 幕間の音楽 I. Andante - Allegro con brio
6. Wo Egmont wandelt hoch auf steilem Pfad（朗読）
7. 幕間の音楽II. Larghetto
8. Freudvoll und leidvoll - das ist das Los des Lebens und der Liebe（朗読）
9. リート Freudvoll und leidvoll, gedankenvoll sein（クレールヒェン）
10. Egmont tritt herein in einem Reitermantel（朗読）
11. 幕間の音楽 III. Allegro - Allegretto
12. Erwache, Held! In deinem Vaterlande muss, wer es liebt, der Freude nun entsagen（朗読）
13. 幕間の音楽III.（続き） Marcia. Vivace
14. Umgarnt vom Netz des schlauen Jagers steht nun Egmont（朗読）
15. 幕間の音楽IV. Poco sostenuto e risoluto - Larghetto - Andante agitato
16. Du Klarchen, treues Herz, wie kannst du leben（朗読）
17. クレールヒェンの死 Larghetto
18. Gesprochen ist das Urteil, wenn sich der Morgen rotet（朗読）
19. メロドラマ Poco sostenuto. Suser Schlaf! Du kommst wie ein reines Gluck（朗読）
20. Verschwunden ist der Kranz（朗読）
21. 勝利のシンフォニー Allegro con brio

Disc2
● ベートーヴェン：劇音楽『エグモント』 Op.84（音楽のみ）
1. 序曲 Sostenuto, ma non troppo
2. リート Die Trommel geruhret! （クレールヒェン）
3. 幕間の音楽 I. Andante - Allegro con brio
4. 幕間の音楽 II. Larghetto
5. リート Freudvoll und leidvoll, gedankenvoll sein （クレールヒェン）
6. 幕間の音楽 III. Allegro - Allegretto - Marcia. Vivace
7. 幕間の音楽IV. Poco sostenuto e risoluto - Larghetto - Andante agitato
8. クレールヒェンの死 Larghetto
9. メロドラマ Poco sostenuto
10. 勝利のシンフォニー Allegro con brio

● ベートーヴェン：序曲『命名祝日』 ハ長調 Op.115

　アウグスト・ツィルナー（朗読）
　クリスティーナ・ランツハーマー（ソプラノ／クレールヒェン）
　ミュンヘン放送管弦楽団
　ジョン・フィオーレ（指揮）

　録音時期：2022年2月15-18日（音楽）、3月21日（朗読）
　録音場所：ミュンヘン、バイエルン放送、スタジオ1
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）