CD

Partitas Nos.1-6 : Genzoh Takehisa(Fp)(2CD)

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ALCD1148
Number of Discs
:
2
Format
:
CD

Product Description


武久源造/ジルバーマン・ピアノによるバッハ:パルティータ全曲

世界初のジルバーマン・ピアノによるパルティータ全曲録音!
円熟を迎えた45歳のバッハが「作品1」として満を持して発表した渾身の作、パルティータ。全6曲からなるこの力作の作曲時、バッハはすでにゴットフリート・ジルバーマンが制作した新楽器に触れていたと考えられます。ダンパー開放装置やチェンバロ・レジスターなどの新機能を搭載したこの楽器が、バッハの後の創作に、そして他ならぬこの『パルティータ』に少なからぬ影響を与えていると確信する武久が、ジルバーマン・ピアノを用いて、バッハが脳裏に思い描いた響きと音楽の核心にせまります。バッハ演奏に新たに提言をもたらす問題作の登場。(ALM Records)

【収録情報】
J.S.バッハ:パルティータ全曲


Disc1
● パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825
● パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
● パルティータ第3番イ短調 BWV.827

Disc2
● パルティータ第4番ニ長調 BWV.828
● パルティータ第5番ト長調 BWV.829
● パルティータ第6番ホ短調 BWV.830

 武久源造(フォルテピアノ)
 使用楽器:深町研太 製作 2007年(モデル:ゴットフリート・ジルバーマン製作 1747年)

 録音時期:2014年10月4-5,7日、12月27-28日
 録音場所:神奈川県、相模湖交流センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 解説:武久源造

【武久源造】
1957年生まれ。1984年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり 様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。1991年「国際チェンバロ製作家コンテスト(アメリカ・アトランタ)、また1997年および2001年、第7回および第11回「国際古楽コンクール〈山梨〉」、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、2000年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。2002年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。1991年よりプロデュースも含め20作品以上のCDをALM RECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」(Vol.1〜9)、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「J.S.バッハオルガン作品集 Vol.1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。2002年、著書「新しい人は新しい音楽をする」(アルク出版企画)を出版。また、2005年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。2006年、NHK第一ラジオ「ときめきカルチャー」コーナーに年間を通して出演。1998〜2010年3月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。2012年、2013年、東京で上演されたラモーのオペラ『プラテ』、『レ・パラダン』にて音楽監督を務めた。また、ここ数年、ドイツ、リトアニア、アイスランド等の各国で、オルガン、チェンバロなどを駆使して、即興演奏を含む多彩なレパートリーによってコンサートを行い、注目を集めている。

Track List   

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待望の武久によるパルティータ全曲である。...

投稿日:2015/04/13 (月)

待望の武久によるパルティータ全曲である。驚いたことにフォルテピアノによる演奏だが、ジルバーマン・モデルのこの楽器とバッハの接点については、武久氏による詳細な解説が添付されており、ひとつの可能性として肯定すべきものなのだろう。演奏は素晴らしいものだ。テンポの絶妙なゆらぎが聴き手をバッハの深淵な世界に導く。これまで、レオンハルトの旧盤を愛聴してきたが、武久氏の演奏はそれ以上と感じた。チェンバロ・クラスター付きのため、部分的にチェンバロにして演奏しているのも興味深かった。ここからは、勝手な呟きである。私はフォルテピアノの魅力に未だに気づけないでいるが、そういう人は意外に多いのではないか。一時モーツァルト、ベートーヴェン(あるいはシューベルト)はフォルテピアノ全盛であったが、このところモダンピアノに戻ってきているように思う。この演奏の見事さは充分承知し、フォルテピアノとバッハの相性の良さに感心しながらも、「ゴルトベルク」を知っているものとしてはチェンバロで弾いてほしかったという感想も捨てられない。それでも満点。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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