SHM-CD

"Inventions and Sinfonias, French Suite No.5, Till Fellner, piano"

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCE5007
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SHM-CD

Product Description

21世紀のECM New Series
ティル・フェルナー/バッハ:インヴェンションとシンフォニア


【SHM-CD】
1972年ウィーン生まれのピアニスト、ティル・フェルナーによるバッハ・アルバム。「ECM」からの2作目となったアルバムです。2008年から2010年にかけて、東京、ウィーン、ロンドン、ニューヨークなど世界各地でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を行い、感性豊かな演奏が絶賛されました。「ECM」からは1枚目もバッハ作品(平均律クラヴィーア曲集 第1巻)で、独墺系レパートリーでは特に評価が高く、現代音楽にも積極的に取り組んでいます。(メーカー資料より)

【収録情報】
J.S.バッハ:
1. 2声のインヴェンション BWV.772a-786
2. 3声のシンフォニア BWV.787-801
3. フランス組曲第5番ト長調 BWV.816


 ティル・フェルナー(ピアノ)

 録音時期:2007年7月
 録音場所:ウィーン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Track List   

  • 01. Two Part Inventions No.1 In C Major. Bwv772
  • 02. Two Part Inventions No.2 In C Minor. Bwv773
  • 03. Two Part Inventions No.3 In D Major. Bwv774
  • 04. Two Part Inventions No.4 In D Minor. Bwv775
  • 05. Two Part Inventions No.5 In E Flat Major. Bwv776
  • 06. Two Part Inventions No.6 In E Major. Bwv777
  • 07. Two Part Inventions No.7 In E Minor. Bwv778
  • 08. Two Part Inventions No.8 In F Major. Bwv779
  • 09. Two Part Inventions No.9 In F Minor. Bwv780
  • 10. Two Part Inventions No.10 In G Major. Bwv781
  • 11. Two Part Inventions No.11 In G Minor. Bwv782
  • 12. Two Part Inventions No.12 In A Major. Bwv783
  • 13. Two Part Inventions No.13 In A Minor. Bwv784
  • 14. Two Part Inventions No.14 In B Flat Major. Bwv785
  • 15. Two Part Inventions No.15 In B Minor. Bwv786
  • 16. Three Part Inventions (Sinfonias) No.1 In C Major. Bwv787
  • 17. Three Part Inventions (Sinfonias) No.2 In C Minor. Bwv788
  • 18. Three Part Inventions (Sinfonias) No.3 In D Major. Bwv789
  • 19. Three Part Inventions (Sinfonias) No.4 In D Minor. Bwv790
  • 20. Three Part Inventions (Sinfonias) No.5 In E Flat Major. Bwv791
  • 21. Three Part Inventions (Sinfonias) No.6 In E Major. Bwv792
  • 22. Three Part Inventions (Sinfonias) No.7 In E Minor. Bwv793
  • 23. Three Part Inventions (Sinfonias) No.8 In F Major. Bwv794
  • 24. Three Part Inventions (Sinfonias) No.9 In F Minor. Bwv795
  • 25. Three Part Inventions (Sinfonias) No.10 In G Major. Bwv796
  • 26. Three Part Inventions (Sinfonias) No.11 In G Minor. Bwv797
  • 27. Three Part Inventions (Sinfonias) No.12 In A Major. Bwv798
  • 28. Three Part Inventions (Sinfonias) No.13 In A Minor. Bwv799
  • 29. Three Part Inventions (Sinfonias) No.14 In B Flat Major. Bwv800
  • 30. Three Part Inventions (Sinfonias) No.15 In B Minor. Bwv801
  • 31. French Suite No.5 In G Major. Bwv816 Allemande
  • 32. French Suite No.5 In G Major. Bwv816 Courante
  • 33. French Suite No.5 In G Major. Bwv816 Sarabande
  • 34. French Suite No.5 In G Major. Bwv816 Gavotte
  • 35. French Suite No.5 In G Major. Bwv816 Bourree
  • 36. French Suite No.5 In G Major. Bwv816 Loure
  • 37. French Suite No.5 In G Major. Bwv816 Gigue

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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この演奏はこの曲のトップといってよいと思...

投稿日:2020/07/01 (水)

この演奏はこの曲のトップといってよいと思います。 まるでライブのような白熱した演奏です。 しかし、バッハの音です。バッハの様式を熟知しています。 この曲のピアノ演奏には、ウェーバーシンケやニコラーェワ等の規範的な演奏があり、最近ではコロリオフ盤もあります。 しかし、この曲をまともに弾こうとすると、曲の性格上、あまり面白い仕上がりにはなりません。 フェルナーの今回の演奏は、快演というべきものです。 たしかに、音が割れそうになっている場面や音が濁るギリギリの場面があります。 これまでの考えでは、これらのことはピアノ弾きには絶対に許されないタブーでした。 しかし、無難な演奏のつまらなさと比べると「とるに足らない」ことなのかもしれません。  セッション録音であれば、後でいくらでも取り直しと切り貼りができるはず。 それを敢えてしなかったのは本人だけではなく、ECMの見識と考えます。 

ばんどうくじら さん | 福岡県 | 不明

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ティル・フェルナーというピアニストは、あ...

投稿日:2013/01/30 (水)

ティル・フェルナーというピアニストは、あまり日本で知られていないように思われる。 1972年ウィーン生まれのブレンデルの高弟と言われ、 93年クララ・ハスキル国際ピアノコンクールに オーストリア人として初めて優勝した人物である。 評者はこのピアニストを並々ならぬ逸材として評価する。 特筆すべきは、音楽作りのバランスの良さである。 けっして失われることのないメロディ創出方法の自覚や タッチの変幻自在な使い分けによる音作りへの配慮はこの上ない。 でき上がる音楽に奇抜なものはまったくなく、すべてに美しい調和を導き出す。 ピアノ音楽の「闇」を表現する意志など感じられない。 音楽に対する自分の哲学がはっきりと見て取れる。 ことさらにテクニックを見せつけることもなく、 音楽全体の中でのテクニックの役割を熟知している。 このようなピアニストは最近の個性派ぞろいのクラシック界には珍しい。 バッハ「平均律の第1巻」は、おそらくこの曲でのベスト盤と言ってもよい。 この「インヴェンションとシンフォニア」「フランス組曲第5番」も同様であろう。 是非お聴きいただきたい。 かつてブレンデルから学び取ったフェルナーの音楽作りの姿勢を示す次の発言には、 なるほどと頷けた。 「要するに音楽に没入しすぎてはならないということです。 ブレンデルは、曲全体を見渡しているような冷静さが必要であることを指摘してから 細部に関して丁寧に指導します。和音、音色、アーティキュレーション、 フレージングの全体把握とそれらの細部とのコンビネーション、バランスが大切であることを 彼から学びました。」 この発言にはブレンデルの偉大さを感じるが、この同じ言葉で語られた指導でも、 誰しもがそれを的確に継承し、それをさらに自分のものとして完成しゆくことが できるわけではなかろう。 それを可能にしているフェルナーの今後は、末恐ろしいものさえ感じる。 異なる逸材であるキーシンと同世代のピアニストとして、 今後のピアノ界をリードして行くことは間違いないであろう。 それが大いに楽しみである。

モデラート宮内 さん | 千葉県 | 不明

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