Axel Tosca Laugart

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  • キューバで生まれ育ち今はNYを拠点に活動するピアニス...

    Posted Date:2016/07/21

    キューバで生まれ育ち今はNYを拠点に活動するピアニスト Axel Tosca(アクセル・トスカ)の、 自分自身の名前をタイトルにしたアルバム「Axel Tosca」は、 全9曲42分のコンテンポラリー・ジャズアルバム。 たまたま、毎週聴いているNPRのAlt.Latinoの6月末の放送回で、 番組の2016年上半期のお気に入り作品の1つとして、 この作品の収録曲が番組冒頭の1曲目で紹介されてたんで、 何となく印象に残って… 何となく入手して聴いてみた、という感じなんだけど… …とりあえず以下、ざっと聴いての簡易メモ… 1曲目の「Accent」は、 ピアノ、ドラムス、ベース、パーカッション、ザイロフォンで、 華やかに賑やかな、幕開けの曲。 2曲目の「Siboney」は歌付きの楽曲。スィボネィって何のことなんだろうね… スィボネィ♪テキエェロー♪スィボネィ♪って歌ってるけど… 人名?それとも… キューバの島の東部のカリブ海に面した場所にスィボネィという名前の村が、 あるらしいけど…Compay Segundo(コンパイ・セグンド)って、 キューバのレジェンドミュージシャン…全世界的には、 映画「Buena Vista Social Club」で90歳くらいになってから有名になった… あの人の生誕地だとか…。 とりあえず、1929年に発表された古典的なキューバ歌謡に、 「Siboney」ってのがあって… …故郷のキューバを恋しく想う、的な歌だったらしい元々は… ソレを、アクセル・トスカが現代風にアレンジしたモノ、がこの曲だとか。 あと、この曲で、メインヴォーカルを担当しているのは、 アクセル・トスカの母親だとか… 現時点では、この作品が初のソロアルバムであるアクセル・トスカよりも、 母親のほうが有名なミュージシャン、だとも言えるのかも…。 3曲目の「One for Grew」は、テキサス生まれの黒人ジャズピアニスト Robert Glasper(ロバート・グラスパー)って人の曲… …2007年に発表されたアルバム「In My Element」の収録曲… ソレを、 アクセル・トスカがアレンジしたものらしい。 ともかく、パーカッション、ピアノ、ドラムス、ベースが賑やか…。 4曲目の「Hologram」は、意味のある歌詞はないけど、 コーラス的なハーモニーも加わった、何かキラキラ幻想系な楽曲。 5曲目の「Fulani in Love」…ここでの、 フラニとかフラノとかフラナって言葉は、アラビア語由来の言葉で「誰それ」 という意味の単語だったり… 西アフリカに多く分布する「フラニ族」を指す言葉だったりするみたいだけど、 この曲ではどういう意図で、こう曲名を付けたんだろうね…。 キューバ系の黒人にとってはルーツは西アフリカにあるわけで、そういう関係 もあるのか…ただ、キューバの西アフリカルーツとして、 一番に連想されるのは、ヨルバ、だけどね…。 それと、この曲は、 …ジャケットに記されているアレによると… アクセル・トスカは演奏する時に自分の心が幸福感で満たされる …そういう喜びとか、音楽愛、みたいなモノを、 表現した曲ってことらしいので、 「Fulani in Love」<恋する誰か>=アクセル・トスカ本人 または、そこを漠然と広げて、音楽を愛する世界中の人々、みたいな… そういう意味合いのタイトルで、 彼自身が生まれた時から今までずっと感じている、 音楽への情熱とか愛とか、を表現しようとした曲ってことなのかな… と、そんなふうに思ったり。 …とりあえず、ザイロフォン、ドラムス、ベース、キーボードが、 夫々、主役になりつつ、入れ代り立ち代り進行していく、みたいな…。 6曲目の「Estrella」は、星のキラキラ感…静かに輝く星から、 キラキラ流れる流れ星まで…そんなイメージの曲なのかなという印象。 7曲目の「Afri/Asia」は、アフロラテンジャズに、 アジア系の琴系の弦楽器を混ぜ合わせて構成した曲、みたいな? っていうか、アジアっていうか中近東に近い辺りかな、 って第一印象だったんだけど…使われてる楽器を確認してみると… スペルは、 …QanunとかKanunとかCanunとか… 色々バージョンがあるみたいだけど、カヌンとかカーヌーンとかいう名前の、 中東、北アフリカ、西アフリカ、中央アジア、欧州南東部… というような地域で使われる琴系の弦楽器で、 主にアラビア音楽で使われている楽器ってことらしい…そういう意味では、 アジアって言っても、アフリカに近い位置のアジアで、 日本とかがある東アジアじゃ、やっぱ、なかったんだな…みたいな…。 因みに、そのカヌンって楽器は、 2曲目の「Siboney」でも、何か、琴っぽい弦楽器の音がしてたけど、 それも、その楽器だったみたいだね…あと、 それを演奏しているTamer Pinarbasiって人はトルコ出身で、 10代の頃に米国に移住し今はNYを拠点に活動するミュージシャン、らしい…。 8曲目の「Vibe」は、何となく、 ゆらゆら、ふわふわたゆたう、ほんわか幻想系な雰囲気を醸しだしてる感じ。 9曲目の「3rio」は、ピアノとベースとドラムスの3つの音の河の流れが、 ゴージャスに混ざり合い、 清流な感じや時には濁流な感じもありつつ、溶け合いながら… 流れてきては通り過ぎていく… そんな印象のコンテンポラリー系、みたいな感じ。 …そんなこんなで、全曲、聴いてはみたものの… こう、総括的な第一印象としては、 自分が今までに、聴いたことのあるジャズ系のものとは、 随分と印象の違うものだったかな、 というか…コンテンポラリーなジャズってものを自分は、 あんまり聴いてなかったから、そう感じるのか… ホントにもう、 コレまでにない斬新な実験的な試みがなされている楽曲だからなのか… その辺はよくは分からないままに、通り過ぎていって、 謎なままに聴き終わっちゃうような曲も、正直、あったりで…。 一方で、 2曲目「Siboney」と3曲目「One for Grew」以外の残り7曲は、 アクセル・トスカが作曲した作品ってことだとか。 なので、2曲目と3曲目に関しては、 オリジナルの楽曲を知っていたほうが、 より色々と聴いていて楽しめるんだろうけど、 自分は、オリジナルのは聴いたことがないので、何となく、 こんな曲か、と思った程度だったけど、 今後、縁があれば、オリジナルの曲のほうも聴いてみたいな… という、そういう新たな楽しみが増えた、 と思えば、それはそれで、聴いた甲斐はあったのかな、 と。 別の観点では、ゲストで招いている、ベースやドラムスやサックスの 演奏者の人達も、米国では有名なジャズミュージシャン、 みたいな人達だったりするようで、自分はそんなの全然分からないけど、 詳しく知る人達には、豪華な演奏メンバー、 ってことになって、それもこの作品の魅力の1つに、なってるんだろうね。 また別の観点で、その… 今までの自分だと、 キューバでジャズ系って言うと、 Arturo O’Farrill(アルトゥロ・オファリル)率いる Afro Latin Jazz Orchestra(ALJO)のビッグバンドによる演奏とか、 を一番に連想しちゃうけれど、 このアクセル・トスカのアルバムの楽曲は、 そこまでの大編成の作品群ではなくて、 一番多い人数の時で、 せいぜい歌手も含めて10人くらい、って感じのもの…で、かつ、 音楽的な切り口というか、テイストは、 また全然違う感じで、同じキューバ繋がりのモノでも、 随分と違ってくるものなんだな、 と…正直、事前にキューバ出身で今はNYを拠点にしているピアニスト またはキーボーディストっていう部分を知らずに、 このアルバムの楽曲をまっさらな気持ちで聴いていたら、 2曲目の古典的キューバ歌謡のアレンジ版はともかく、それ以外の楽曲は、 特に、アフロラテンジャズとかアフロキューバンジャズとか、 そういうのとは自分の中では明確には結び付かないような、そんな楽曲… …多国籍音楽というか無国籍音楽というか… が多かったな…みたいな… そういうのもキューバの音楽文化の多様性を示す1つの表れというか、 裏返し、みたいなことなのかな…現状、謎だらけで何とも言えないけれど… と興味深く思えたり… コンテンポラリーなジャズ系ってのは、 これまで、そんなに聴いたこともなかったから… まぁ、まだまだ、音楽の世界は、色々あって、奥深いんだな… と、よく言えば、そういうことなのかな…。

    ♂猫Junn-Junn . |40year

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