９４年から活動するダークアンビエント、ネオクラシカルユニットの6th（多分）。ダークと言っても暗黒や悲壮感、退廃的な感じはなく、まるでジャケットの森林の様な神秘的で安らぎを感じさせる内容でやさしく耳に入ってきます。東洋的な雰囲気を感じさせるキーボードやパーカッションとクラシカルなメロディー、そこに透明感のあるボーカルと作りはシンプルだがどの曲もレベルが高く、曲も長くなくコンパクトで聞きやすいです。個人的に３、７、８曲目が気に入ってます。

Amber。リズムといい、メロディといい、ほぼ完全にエスニック音楽!人間の辿ってきた道を時間軸に逆らって見ているような…うーん、難しい…何とも言い表しようがない、実に不思議な響きだ。インストゥルメンタルなので、ヴォーカルに抵抗感を覚えた人であっても聴けるのでは!?ユニークな音を試してみたい方はどうぞ!

Gregorian chantを聴いているかのような気分にさえなるHymn of Absolute Deceit(美しい女性ソプラノ入り!)。身が引締まる思い…男性Vo.の低い声、誰でもが安易に接することができるほどフレンドリーではありません。秘境、あるいは未踏の聖域と表現したら良いのでしょうか…いずれにせよ、まったく知らなかった世界へ入っていく興奮と感動がArcanaの音楽にあります!