Complete Symphonic Works: Porcelijn / Netherlands So

ヘンドリク・アンドリーセン：交響的作品全集

既発売のダヴィト・ポルセリーンとオランダ交響楽団（初出当時）によるヘンリク・アンドリーセンの4枚のアルバムをまとめたボックスの登場！
　ヘンドリク・アンドリーセンはオランダの作曲家、オルガン奏者。即興演奏の巧みさで知られ、オランダのカトリック典礼音楽を一新した人でもあります。しかし、実はとても多才な作曲家であり、その作品もオルガン曲だけに留まらず、ここで聴ける4つの交響曲や管弦楽曲など注目すべきものが数多くあります。ロマン派と前衛の折衷ともいえる作風で、旋律は聴きやすく、生前から管弦楽作品も高い人気を誇っていました。
　交響曲第1番は1930年10月1日にエドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮のハールレム管弦楽団によって初演され、その2年後にはアンドリーセン自身が同じオーケストラを指揮して演奏するなど注目を浴びた作品です。コンセルトヘボウ管の創立50周年の記念に書かれた交響曲第2番、1932年に正式にオランダの国歌に認定されたメロディを用いた『ヴィルヘルムス・ラプソディ』、終楽章に輝かしいフーガが置かれたエネルギッシュな交響曲第3番、そして彼の作品の中で最も知られる交響曲第4番などのほか、1941年に書かれたにもかかわらず、戦争の暗い気分を払拭するかのように陽気で華麗なラプソディ『リベルタス・ヴェニト』など、アンドリーセンの作曲技法の集大成ともいえる作品群を楽しめます。
　フィオンは2019年にオランダ交響楽団とアーネム・フィルとの合併で誕生したオーケストラ。ヘルダーラント州とオーバーアイセル州の音楽活動の中心的存在です。（輸入元情報）

【収録情報】
ヘンドリク・アンドリーセン：交響的作品全集

Disc1
1. 交響曲第1番
2. バレエ組曲
3. 交響的練習曲
4. クーナウの主題による変奏曲とフーガ

Disc2
5. 交響曲第2番
6. リチェルカーレ
7. マシェラータ
8. ヴィルヘルムス・ラプソディ

Disc3
9. 交響曲第3番
10. 協奏交響曲
11. 序曲『シャンテクレール』

Disc4
12. 交響曲第4番
13. ラプソディ『リベルタス・ヴェニト』
14. カプリッチョ
15. カンツォーネ

　フィオン、ヘルダーラント＆オーファーアイセル管弦楽団（旧名称：オランダ交響楽団）
　ダヴィト・ポルセリーン（指揮）

　録音時期：2011年6月28日〜7月1日（1-4）、2012年6月25-29日（5-11,13-15）、2013年2月11-14日（12）
　録音場所：オランダ、Enschede Muziekzentrum
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）