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魏武注孫子 講談社学術文庫

曹操

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065329245
ISBN 10 : 4065329248
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古来読まれ続けてきた『孫子』の定本は、「三国志」の激戦を戦い抜いた「魏武」曹操の校勘によるものだった。曹操が自らの軍事思想を込めて全篇にわたって付した注とともに、その全文がいまここに明らかとなる。さらに、曹操や諸葛亮ら英傑たちが、戦場において孫子の説く兵法をいかに具体化させたかを分析する「実戦事例」を備える画期的全訳の登場!

目次 : 始計篇 第一/ 作戦篇 第二/ 謀攻篇 第三/ 軍形篇 第四/ 兵勢篇 第五/ 虚実篇 第六/ 軍争篇 第七/ 九変篇 第八/ 行軍篇 第九/ 地形篇 第十/ 九地篇 第十一/ 火攻篇 第十二/ 用間篇 第十三/ 魏武注『孫子』原文

【著者紹介】
渡邉義浩監修 : 1962年、東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻修了。現在、早稲田大学理事・文学学術院教授。三国志学会副会長事務局長。専攻は中国古代史。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 23年。魏の武帝曹操が当時伝わっていた複数の『孫子』のテキストを定めた(校勘した)もの。前半は現代語訳、読み下し文、解説など。後半に原文を載せる。曹操の実地での経験を元にした注もあるので、一般的な注と一致しないところがあるのは興味深い。例えば、始計篇の五事の「道」は一般に「仁義」と解釈するが、曹操は「導」として「教令で導く」とする。あるいは謀攻篇に「包囲には十倍の兵が必要」とあるが、曹操が呂布を下邳に囲んで破った時は二倍の兵だったとする注があり、この戦いが曹操の会心の戦いだったことがうかがえる。

  • つわぶき

    曹操は兵法書・孫子の文章を現在の形式に整理してかつ註釈を加えた。この本はその全訳であるに加え、三国時代の戦いを例示してその実践の様相も併せて確認できる。基本的には、孫子本文と老子との関連を踏まえつつ、本文に沿った解釈をしている。一方、謀攻篇における、「国を全くす」と「十なれば則ち之を囲み」の文章2箇所では、自らの経験を踏まえ、本文とは異なる註を加えている。そこから、曹操は註釈を実際の戦役での運用を前提に実施したことが分かる。曹操は多分野に足跡を残した人物であるが、兵学でも然りということが改めて実感できる。

  • yuki

    三国志ファンとして読んでみたい1冊。正直、曹操が注を付した孫子の部分だけ読んでも曹操の凄さは分からなかったが、本書は実戦事例の解説があることに特色がある。孫子の解説本はビジネス関連が多い印象があり、三国志の有名でない実戦を例にした解説本がもっとあっても良いと思った。三国志のファンならば読んでおいて損はない。

  • NAGISAN

    中国人や中国ビジネスに係わっている日本人にとって、中国人の深層に根付いている「孫子の兵法」への理解は必須であり、自分も折に触れて読んできた。本書は、三国志で有名な、魏の曹操による注によるもので、三国志ファンにとって、曹操の戦法と合わせ読めば、楽しめることが多い。訳者の渡邉義浩氏の注は読者の欲求に応えるもので、学識の広さ・深さにうらやましさ一杯です。

  • 葛城吉隠

    三国時代の魏王曹操が注釈を付けた孫子。実践を踏まえた上で注釈を入れているため、非常にわかりやすい。スタンダードと言われても納得のいくものです。 訳者は自他共に認める諸葛亮好きであり、三国志研究の第一人者である。そのため内容にある実例の中で諸葛亮が関わる実例は、心なしかページ数が心なしか多く感じます。

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