モーツァルト(1756-1791) レビュー一覧 8ページ目
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投稿日:2023/07/27
難民キャンプへの読み替えは賛否両論ありそうですが、荒唐無稽なものではないので私には許容範囲でした。そんな懸念を吹き飛ばしてくれるのが演奏の素晴らしさです。第一の功労者は指揮のアイヴァー・ボルトンで、作品への共感に満ちた圧倒的な統率で、力強く輝かしいサウンドがオケ、ソロ、コーラスのいずれからも溢れるばかりに噴出してきます。この作品はモーツァルトのオペラとしては比較的表現の焦点を絞りやすいとはいえ、全く弛緩せずに全曲を一気に視聴しました。お勧めします。
好事家 さん
投稿日:2023/07/25
1786年、モーツァルト30歳の年。この年の作品の多さと充実度は売れっ子タレントそのものと言ってよい活躍ぶりだった。 ・ジングシュピール『劇場支配人』 ・ピアノ協奏曲第23番イ長調 のほかにアリアや劇挿入歌、フリーメイスンの合唱曲等が作られ、歌劇「イドメネオ」がウィーンで再演された。 なによりも5月には歌劇「フィガロの結婚」の初演を待っている状態であった。 そんなフィガロの作曲も終盤に来ている忙しい時期の3月の終わりに完成し、4月7日にウィーンのブルク劇場で予約演奏会で初演されたのがピアノ協奏曲第24番 ハ短調である。 この曲はモーツァルトの管弦楽曲編成としては最大級のもので、もちろんピアノ協奏曲の中では最大の編成を持っている。 良く知られているようにモーツァルトの協奏曲の中で短調作品はピアノ協奏曲20番のニ短調とこのハ短調のみである。ニ短調が情熱的な性格だとすれば、このハ短調は激情的。のちにベートーヴェンがコンスタンツェ未亡人のための慈善コンサートでこの曲を演奏し終わったとき、「ブラーボ、ブラーボ、我々にはこんな曲は作れない」と語ったとされる。ベートーヴェンは自身のピアノ協奏曲第3番で同じハ短調を採用し、この曲と似た性格の曲を書いていることも面白い。 さて、そしてフィガロの初演後はピアノ四重奏曲第2番、友人ホルン奏者ロイドケープのためにホルン協奏曲第4番を書いたり、ピアノ三重奏曲第3番や三重奏曲(変ホ長調、通称「ケーゲルシュタット」)、その他四手のためのピアノ作品を数曲、弦楽四重奏曲第20番(ニ長調、通称「ホフマイスター」)、フルート四重奏曲などなど、名作群を立て続けに完成させている。 さらにこの年には8歳の天才少年J.N.フンメルに住み込みでレッスンし、秋から冬にかけては、フィガロがヒットしているプラハへ招かれ、プラハの演奏会用にピアノ協奏曲第25番と交響曲第38番が書かれた。 このピアノ協奏曲第25番ハ長調は、緊密な構成力と主題の展開法、オーケストレーションにおいて、ベートーヴェンのような雰囲気すら感じさせるスケールの大きな作品。このとてつもなく充実して忙しい1786年という年に書かれたフィガロの結婚から序曲とピアノ協奏曲24番、25番という3曲を収めた今回紹介したいアルバムです。 ただ、なぜ紹介したいのかというと、ピアノ演奏、オーケストラの鳴り、録音において、現在におけるもっともお気に入りの演奏・アルバムとなったからです。 個人的には良い演奏であっても録音が古かったり好みでなかったりすると評価としては下がるのですが、今回はテンポ感も、弦と菅のバランスや響き、力強さと高低のバランスがこれまで自分が聞いてきた演奏を凌駕しました。また24番のカデンツァには弟子のフンメルのものが使われていて(演奏者の加筆・改編部分もある)、個人的には理想的。 ピアノのジャン=エフラム・バヴゼは粒がそろった明瞭な音を響かせ、マンチェスター・カメラータはあまり意識して聞いてこなかった楽団ですが、とても美しく統制が取れてる、安心して聞いていられる演奏です。使用しているのがYAMAHA CFXピアノというのも驚きです。 古楽演奏ではなく、現代オーケストラと楽器で、力強い演奏が好みでしたら、このアルバムはお勧めです。
フンメルノート さん
投稿日:2023/07/23
深く鋭いタッチで、スリムに弾かれたモーツァルトです。装飾音は記譜されたもの以上にはあまり付加しておらず、ペダルは要所で使っている感じです。演奏に自発性があり、隅々まで集中して弾かれているように思います。モーツァルトらしい優雅さにはやや欠けますが、好演です。
麗しのcybelia さん |60代
投稿日:2023/07/22
私はこの上演、NHK-BSのビデオ録画、LDを経て、Blu-rayの購入に至りました。で、一番ガッカリしたのが画質。これは素人がダビングしたレベルです。全然Blu-rayの良さを生かしていません。音声も、5.1の効果があまり感じられません。次に期待しましょう。上演内容は、もちろん最高です。
umibouzu1964 さん |50代
投稿日:2023/07/21
ホームセンターやスーパーなどのワゴンCD等で一時期よく見られた、ロイヤル・フィルハーモニック・コレクション。 これはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を起用してクラシックの名曲を演奏収録したものであるが、中には全くロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が出ないアルバムもあって本CDが、まさにそうだ。 モーツァルトのピアノ・ソナタ第8番、第15番、第11番ときらきら星変奏曲を収録している。 演奏はロナン・オーラで、この人ロイヤル・フィルハーモニック・コレクションの常連ピアニストである。 タッチは優しげで、よく歌い安定して聴ける良質な演奏である。 デジタル録音なので音質も良好。
レインボー さん
投稿日:2023/07/13
ドイツのレーベル、ピルツは買い集めた音源に、正規の演奏家はもちろん、架空の演奏者をクレジットして売り捌いた事で知られています。 日本では主にホームセンター等で売られた事もあり怪しげな盤扱いされる事もありますが、時折良い演奏もあり福袋的な楽しさもあります。 このCDはモーツァルトのオペラからアリアを集めたものとありますが、全てのトラック表記がない他、歌手の記載はあれど、オーケストラと指揮者の記載がないというなんとも手抜きとしか言いようのない作り。 選曲も手持ちからとりあえず入れましたよとでも言いたげな、脈略のないよくわからない選曲です。 正直言ってこれは勧められません。 CDのケースは特殊仕様で、同じタイプ替えのケースは市販されてないと思われますが、通常のプラケース2枚組で代用は可能です。
レインボー さん
投稿日:2023/07/08
DECCA SKA 25021-D/1-4を手に入れた。LP盤の「フィガロの結婚」である。今更感想を述べるまでも無い。皆様のご指摘の通りであるが、ヴィーンに行くたびに歌劇場通いをしていた時の演奏がふつふつと蘇る。何度でも聴きたくなる演奏である。
SegoviAHO さん
投稿日:2023/07/06
フライブルク・バロック・オーケストラのコンマスであるフォン・デア・ゴルツがソロを担当、ベズイデンホウトがフォルテピアノで通奏低音(当然ながら譜面はない)を弾きながら、全体の統率をとっている。写真を見るとアンサンブルの中心にいるのはゴルツで、ベズイデンホウトはその右、チェロ奏者のとなりにいる。彼とチェロ奏者以外は全員、立奏。弦は5/4/3/2/1という小編成だ。各楽章ともやや長めのカデンツァが弾かれており、その他に楽譜にないアインガングを加えるところもある。カデンツァの作者については記載がないが、おそらくフォン・デア・ゴルツ自作だろう。いずれのカデンツァも初めて聴くが、ファウスト盤のシュタイアー作カデンツァのような違和感はない。ゴルツはソリストとしても実績十分の人で、これらの曲を聴く上では全く不足のない演奏。通奏低音パートはおおむね大人しく弾かれているが、稀にはっとするような即興を聴かせる。第5番終楽章の「トルコ風音楽」パートなどは、かつてないほど強烈。やはりベズイデンホウトの存在感は格別だ。
村井 翔 さん
投稿日:2023/07/03
音も響きも大変美しい演奏だが、バリリSQやアマデウスSQに比べると、溜めというか呼吸がやや甘いです。音は本当に美しいので、これでもう少し深い味わいがあれば言うことなしなのですが、、、。アルバンベルクsqはEMIに移ってから、ベートーヴェン以外どれもイマイチですね。テルデックのほうが良かったのに、残念です。
robin さん
投稿日:2023/06/27
イントロイトゥスから え?て感じです。ガーディナー、ワルター、ベームといった演奏に聞き馴染んできた私にはウーンという印象。声楽陣は限りなく美しい。しかし感じないのです。あの孤独感と寂しさを。 アーメンフーガは未完のまま演奏して聞き手の想像力を掻き立てて欲しかったとも思いました。( ジュースマイヤーのベネディクトゥスはとても良かった。これは気に入ってます。異版も聞けるのが良いですね)。全体的には期待していただけに少しガッカリしましたというのが正直な感想です。
columbo さん
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ありがとうございました
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