不死探偵・冷堂紅葉 01.君とのキスは密室で GA文庫

零雫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784815621490
ISBN 10 : 4815621497
フォーマット
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
408p;15

内容詳細

七月■日。謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた夏の日、クラスメイトが殺された。密室殺人だった。「私達で解決しましょう、天内くん」「まるでミステリ小説の名探偵だな」廃部寸前の文学研究会に所属する俺・天内晴麻は、なぜか転校生に事件の調査を依頼される。そして冷堂も殺された―はずだった。解かれることのない密室で。「私を殺した犯人を見つけて下さいね―探偵さん」不死探偵と普通の相棒。再現不可能な殺人事件に挑む学園ミステリー、堂々開幕!第15回GA文庫大賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた七月の夏の日。密室でクラスメイトが殺されて、廃部寸前の文学研究会に所属する天内晴麻は、転校生に事件の調査を依頼される学園ミステリ。二人で周囲の関係者に当たり事件を調査してゆく過程で、なぜか誰にも解かれることのない究極の密室という形で殺されてしまう冷堂。二人がそれぞれ持っている異能をうまく掛け合わせて、事件解決に向けて試行錯誤するアプローチが斬新で、捜査を進める中で秘密を共有する二人の距離感も少しずつ変わっていって、そのポテンシャルの高さをどう昇華させていくのか続刊に期待。

  • オセロ さん

    廃部寸前の文学研究会に所属する天内晴麻。そんな晴麻のクラスに謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた夏の日、体育館で起きた密室殺人事件。被害者の男子生徒の手には何故かブラジャー。体育館の密室殺人事件をはじめとした3つの密室の謎に晴麻と紅葉が挑むミステリー。 この作品の良いところとして晴麻も紅葉がもっている異能を使って事件を解決するのではなく、あくまで状況整理などに使っているところですね。そして肝心の密室事件のトリックは巧みで唸りました。紅葉の願いを晴麻は叶えることが出来るのか、期待の新シリーズですね。

  • わたー さん

    ★★★★☆究極の密室だと言うものだからかなり期待値が高かったのだが、いざトリックが明かされてみるとどうも釈然としない感じが残ったなあと。主人公の通う高校で起きた殺人事件を含む3件の密室の真相を追っていくライトミステリ。主人公がタイムリープ能力者で、取り返しのつかない致命的な状況の打破や、事件の調査のために能力を駆使する点は、ただの一般人である主人公を探偵たらしめる要素としてはアリ。気軽に能力を多用できない制約もあって、ミステリの核である謎解き部分を阻害するものではなかったし。

  • おうつき さん

    少し前に読んだラノベミステリでも少し感じていたが、私にはラノベのノリは合わないみたいだ。主人公の思考や登場人物同士のやり取りが少しキツくて、読み進めるのがしんどかった。ライト寄りのミステリでも特に気にならない作品もあるので、上手く言語化できない境界線があるのだと思う。ミステリとしては見取り図や読者への挑戦が挟まれており、近年の本格の流れも汲んだような雰囲気で中々楽しめた。文学研究会の密室のトリックはやや納得がいかない部分があった。

  • ツバサ さん

    非常に面白かった。ラノベとしても、ミステリとしても、バランスが良く読めました。主人公とヒロインの能力の種類や背景が上手く物語に組み込まれているし、ミステリとして惹かれるシチュエーションばかり。続巻が楽しみです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/07/17/205206

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