卒業ホームラン 自選短編集・男子編 新潮文庫

重松清

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101349282
ISBN 10 : 4101349282
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
追加情報
:
16cm,330p

商品説明

奇跡は起きる。神様はいる。あいつはそう教えてくれたんだ。重松清から君たちへ。少年たちに読んでほしい物語、全六編。
新作「また次の春へ――トン汁」を特別収録。

内容詳細

少年野球チームに所属する智は、こつこつ努力しているのにいつも補欠の六年生。がんばれば必ず報われるそう教えてきた智の父親で、チームの監督でもある徹夫は、息子を卒業試合に使うべきかどうか悩むが―答えの出ない問いを投げかける表題作のほか、忘れられない転校生との友情を描く「エビスくん」などを含む、自身が選んだ重松清入門の一冊。新作「また次の春へ」を特別収録。

【著者紹介】
重松清 : 1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。’91(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、また’10年には『十字架』で吉川英治文学賞を受賞する。現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Smileえっちゃん さん

    小学生が主人公の6編からなる短編集。冒頭の「エビス君」小学生なのにこのイジメ。こんなことがあるの?と・・・表題の「卒業ホームラン」監督としての立場と一人の親としてのジレンマが良く伝わってくる。1年から6年間、補欠の息子智君の健気さに心が洗われます。それにしても、重松さん、いつもながら親の心情や、子供心の描写がお見事ですね。他の短編集の中から選ばれた作品。すべてが再読だったが新しい気持ちで読みました。震災支援の為選ばれた作品なのですね。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    重松さんの自選短編集。こちらは男子編。どの話も再読ですが、何度読んでも心に染みます。特に表題作の卒業ホームラン≠フ一節、「がんばれば、いいことがある。努力は必ず報われる。そう信じていられるこどもは幸せなんだと、いま気づいた。信じさせてやりたい。おとなになって『お父さんの言ってたこと、嘘だったじゃない』と責められてもいい、十四歳やそこらで信じることをやめさせたくはない。だが、そのためになにを語り、なにを見せてやればいいかが、わからない」本当にわからない。子供があれこれ迷う時、親だってやっぱり迷うんですよ。

  • ましゃ さん

    本書の中で唯一高校生の時に読んだ事があった作品が『エビスくん』。当時はきついいじめの作品を読んでしまったという印象が強かったけれど、大人になって改めて読んでみると印象が全然違う。周りから見ればいじめっ子だったけれど、本人にとっては親友だった、という気持ちがとても良くわかる。少年から青年へ、そして大人に男子がなるにはやはり家族との関係性は欠かせない。子は親を見てるし、親は子を見ている。傑作しか収録されていない本書はどの世代にも読んで欲しい作品です。誰もが子から大人になる。是非風景の変化を味わってみて下さい。

  • 姫 さん

    あるお気に入りさんが書いていました。重松清さんの本はすごくいいんだけど、すごくしんどい。精神的にゆとりがある時しか読めません、と。私はそれを見て、その通り、と心の中で叫びました。今回の本は比較的波風少ないのかな。ですが少年野球チームの監督が、息子をベンチ入りメンバーに選ぶか否かを迷い、結果メンバーに選ばない。それでも息子は健気にチームに声援を送る。この場面にはグッときました。実は私も父の指導を受けていた時期があります。父は私を苗字で呼び、誰よりも厳しく接しました。重松清さんの本。やっぱり読む時期注意です。

  • ひでちん さん

    重松流の全6編の単独短編集。 [男子編]とあるが、他の短編集に入ってた話が多々あり、読んだ事のある物ばかりだったが再読感覚で楽しめた。 第1編:生まれつき心臓に疾患のある妹ゆうこを持つ小6の兄ひろしと転校生エビス君話。 エビス腹立つ‥‥まぁでも、ゆうこちゃんが良かったなぁ〜 第6編:母亡き後の親父が作ってくれた何故かもやしが丸々1袋も入っている豚汁‥‥‥それが後々も兄姉弟達の心を支える味になる、お袋の味ならぬ『親父の味』に泣けた‥‥

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重松清

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞、14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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