詞がとても幻想的で、独特の雰囲気を歌にいかせる、貴重な方。

この曲は谷山浩子さん自身の編曲によるピアノオンリーの演奏。谷山浩子さんの作品はどうしても詩の方に関心がいってしまうのだけれど、こうして純粋に音楽だけ聴いてみると、ああ、この曲はこんなに美しい響きを持っていたんだなぁと改めて感動しました。ファン必聴の１枚ですね。

最初の２曲はデビューシングル(A.B)である。「夕暮れの街角で」は５年後復活する。フランスで再レコーディングし“ニューシングル”となる。ＣＦも作られた。【貼り付け】ジャケが素晴らしい。“パソコン女王”浩子さん本領発揮！２５年前だぞ！

１曲目の『よその子』の「それでも僕は　全ての家の　全ての人の幸せを　祈れるくらいに強い心を　強い心を　僕は持ちたい」この曲に感動しました。不幸な事が続くとこんな気持ちはなかなか持てなくなって周りの人間を妬んでしまう。浩子さんのアルバムの１曲目は好きになる曲ばかり。前作の『学びの雨』『犬を捨てに行く』とか。

音楽の完成度が高い、凄く高い。物語アルバムなのに全然気にならないで楽しみ感動した。終曲で泣きます。石井ＡＱ氏のアレンジも冴えてる。少しでも興味のある方には超おすすめ。

決して悪くはないんだけど、歌詞も歌声も谷山さんの魅力だからちょっと物足りない。もう少しアレンジに凝ってもよかったのでは。

待ち望んでいた企画です。マイケルという名のパン屋さんはやっぱりいい曲だった。第２弾、あるいはアコースティックなアンサンブル版を続けてリリースしてほしい。

２０年来の谷山浩子さんのファンです。彼女の作品すべてすきなのですが、最近の作品は歌詞がものすごく複雑化していますよね。「おやすみ」のように、簡単な言葉をもちいながら、心の深いところの気持ちを表す曲が減っているなと思います（ご結婚されてから）。でも、私はファンなので、やはりどの作品も大好きです。

前作よりも楽曲は良いが、打ち込み＆サンプリングが総てを台無しにしてしまってる気がする。ヒップホップ調の効果音はないだろ！全曲までとはいかなくてもせめて半分ぐらいは生楽器＆生演奏が欲しい。過去の作品がそうであったように。渡辺等さんのウッドベースが聞きたかった。

個人的には９０年代の谷山作品が一番好きなのだが、選曲に少し不満。｢しまうま｣から１曲しかないし。まあ自分好みで選んだらＣＤ１枚に入りきらないけど(笑)