名も無き世界のエンドロール

行成薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087715002
ISBN 10 : 4087715000
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
追加情報
:
283p;20

内容詳細

俺とマコトは小学校時代からの腐れ縁だ。マコトは昔からドッキリを仕掛けるのが生き甲斐で、社長となった今も変わらない。そんなヤツが、史上最大の「プロポーズ大作戦」を実行すると言い出した―。天使よりも純情。悪魔よりも非情。男たちの命がけの情熱は、彼女に届くのか?第25回小説すばる新人賞受賞作。

【著者紹介】
行成薫 : 1979年生まれ、宮城県仙台市出身。東北学院大学教養学部卒業。2012年、『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第二十五回小説すばる新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nobby さん

    「ふわあ」ラスト衝撃の急展開と怒濤の伏線回収に思わず仰け反った!さみしさ抱えた3人の少年少女を微笑ましく繋げるのはドッキリ。時系列をかなり行ったり来たりするのに戸惑いながら明かされる「プロポーズ大作戦」とは何なのか!?その呆れんばかりの古げなネーミングや作品全体のコミカルさの一方で迎える結末はせつない…「世界は一日で変わっちゃうんだよ」序盤から何度と繰り返される言葉が胸にしみる…ファミレスで嗜むナポリタンとオムライス、みんな大好きメニューによせて彼等が確実に生きた証をずっとエンドロールで感じ続けていたい…

  • chiru さん

    世界でいちばん切ないプロポーズ大作戦。伊坂作品のキャラに似て、男同士のノリのいい会話でスタート。小学生の頃からドッキリを仕掛けるのが趣味の『マコト』と、いつもそれに引っかかる『キダ』。転校生女子『ヨッチ』のために仕掛ける『プロポーズ大作戦』とは…。作戦の本当の目的に、心が苦しくなりました。どこを切り取っても、哀しみや切なさでは分類できない感情が漂っていて、エンドロールまで、しっかり切ない。セリフもバラバラに刻まれた時系列も見事な伏線で読み応え満点でした! ★4

  • mike さん

    「世界は1日で変わる。2日あったら宇宙がなくなってもおかしくない」厭世的とも言えるスタンスで生きる、キダ、マコト、ヨッチの3人。自称ドッキリストのマコトが「プロポーズ大作戦」なる大型ドッキリを仕掛けるという。この物語の色合いに反する響きのそれはいったい何?作中にはいくつかの引っ掛かりがある。ナポリタン、押しボタン式信号機、ヨッチの不在等。あらゆるところに散りばめられたワードや違和感が終盤につれて繋がっていくのは気持ちが良い。仄暗い世界でヨッチを中心に繋がり合う3人の姿は、そこだけ輝いている気がした✨

  • きむこ さん

    初読み作家さん。時系列がどんどん変化するので最初は混乱したけれど、キダとマコトの独特の感性から目が離せない。最初は読みづらかった文章もクセになるような中毒性があってぐんぐん読み進めたくなる。そして全体が見えてきたときに「ふわぁ」と叫びたくなった。めちゃくちゃ面白かった。★5

  • ひらちゃん さん

    読了してみて。これは映画も見てみたい。小説の中では、過去と今?なのか時間が行きつ戻りつで何の話やらと思ってた。プロポーズ大作戦?ホントに?いや3人の物語でしょ。キダとマコトとヨッチ。リサって何なのよって思いながら読んでた。そっかー、全てはこう繋がるのね。ラストにひっくり返って大成功っていきたいけど、この気持ちは違うな。やり切れないな。軽い口調は好みだったよ。重さが半減されてていいよ。続編も借りて来てるので早速読むよ。

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人物・団体紹介

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行成薫

1979年生まれ。宮城県仙台市出身。東北学院大学教養学部卒業。2012年『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第25回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。21年『本日のメニューは。』で第2回宮崎本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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