屍鬼 1 新潮文庫

小野不由美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101240237
ISBN 10 : 410124023X
フォーマット
出版社
発行年月
2002年02月
日本
追加情報
:
16cm,583p

内容詳細

人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していた―。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。

【著者紹介】
小野不由美 : 大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東京異聞」は1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、大変話題を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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文庫版の解説で宮部みゆきさんがいきなり、...

投稿日:2021/06/27 (日)

文庫版の解説で宮部みゆきさんがいきなり、文庫版ではなくハードカバーで読むべき、とおっしゃっていてうなずいてしまいました。この重厚な物語は重厚なハードカバーで体感しましょう。上下2段組合計1200p越えです。

キつツき さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy さん

    西洋のモンスター吸血鬼を日本の、しかも高層ビルやマンション、レストラン等の西洋の建物らしきものがない、日本家屋が並び立つ山奥の田舎村を舞台にあくまで日本人特有の風景と文化、風習に則って土着的に描くことに成功した本書は和製吸血鬼譚、純和風吸血鬼譚と呼ぶにふさわしい傑作。吸血鬼が既知の物であるとした上で、誰もが知る吸血鬼の特色を科学的、論理的にアプローチしているのも斬新だ。横溝正史が日本家屋を舞台に密室殺人事件を導入した第一人者であれば小野氏は日本の田舎町に西洋の怪物譚を持ち込んだ第一人者とはっきりと云える。

  • ミュポトワ@猫mode さん

    この本、なんともいえない怖さがある。別に妖怪とかお化けが出てくるわけではないんですが、文章の奥底に潜むゾクリとしたものがなんとも怖い。その怖さがとてつもない長さで続くから読むのが怖い。コレがあと4冊も続くのかと思うと怖すぎて躊躇してしまいそうだけど、読まずにはいられないです。あと、登場人物多すぎ。ちょっと把握できないので、人物については主要な人を除き、うろ覚えです(^^;)ホント、小野先生の頭の中ってどんなになってるのか一回聞いてみたい

  • nobby さん

    小野作品初読み。怖いホラーとか登場人物100人越えとか様々な印象持って読み進める。人物への混乱はあるものの、村の説明を主とする前半から結構スムーズに読んだ。中盤怪しく死人が続き、例の屋敷周辺が動き出してからは必死に一気読み。そして気付けばもう既に7人死んでる…閉鎖意識で固められた村、その“余所者”への当たりは恐いものがある。そこでの今後の展開への屍鬼の存在に怯えながらも早速2巻へ進みます♪

  • はらぺこ さん

    あと4冊・・・、先は長い。登場人物が多いなぁ、まぁバタバタ死んでいくからチョット減ったけど。最終的に何人残るんやろ?ちょっと気になったので5巻の最後の方を読んだった。何か大変な事になってる、余計この先が気になってしまった・・・。途中から静信の小説を読み飛ばしてるけど大丈夫やろか・・・。とにかく2巻へ

  • セウテス さん

    【屍鬼】シリーズ第1巻。周囲から隔たれた山奥の村、今だ古い時代の慣習が残る外場村に、大きな屋敷が建物ごと引っ越してきた謎の余所者。誰が越して来たのか村は噂話に包まれる中、獣に襲われた様なぐちゃぐちゃの遺体が見つかる。本巻は村の排他的な環境や、数多くの登場人物の説明が中心の巻である。じわじわと違和感の様な感覚が迫ってくる文章で、ホラー映画で主人公目線が周囲をカメラパーンしていると、突如異変が起こる 期待感の様な感じが凄い。

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人物・団体紹介

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小野不由美

12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。『残穢』は13年第26回山本周五郎賞を受賞。20年「十二国記」シリーズが第5回吉川英治文庫賞を受賞。その他のシリーズに営繕屋を主人公にした建物怪談「営繕かるかや怪

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