日曜は憧れの国 創元推理文庫

円居挽

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488460112
ISBN 10 : 4488460119
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
円居挽 ,  
追加情報
:
269p;15

内容詳細

内気な中学二年生・千鶴は、母親の言いつけで四谷のカルチャーセンターの講座を受けることに。彼女はその料理教室で、同い年だが性格も学校も違う桃・真紀・公子と出会う。ところが、教室内で盗難が発生。顛末に納得がいかなかった四人は、真相を推理することに。多感な少女たちが、カルチャーセンターで遭遇する様々な事件の謎に挑む!気鋭の著者が贈る校外活動青春ミステリ。

【著者紹介】
円居挽 : 1983年奈良県生まれ。京都大学卒。2009年『丸太町ルヴォワール』を講談社BOXから刊行してデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • hnzwd さん

    カルチャースクールで偶然出会った女子学生4人が巻き込まれる、日常の謎な短編集。それぞれの視点で描かれる話は他人をどう見るか、という部分が感じられて楽しいです。ロジカルでトリッキーなどんでん返しとかは少なめで、今までの作品で構えてた分だけ若干の肩透かしも。日常の謎作品として見れば合格点以上なのですが、、ラストがいいだけにシリーズ化してほしい、という作品でも無いという。。。他の登場人物の評価が、それぞれで異なるあたりは、主人公達のキャラクターとかコンプレックスが書き分けられていて良かったです。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    作者曰く、「子供の頃の悩み」をテーマにした連作ミステリー。学校も好みも性格も処世術も違う女の子達。近くにいすぎる人や学校では気づかない「自分」をカルチャースクールでの体験や相手を通して見つめるという描写がほろ苦くも爽やか。二話の桃ちゃんは確かに優しい子だけど、その優しさが時として人を大きく、傷つけるのは辛いよね。個人的には「何度もリグレット」が好き。多分、私と処世術が近かったミカちゃんこと公子の考えや思いが自分と似ていたからだと思います。

  • だんじろー さん

    ミステリというよりも、少女たちの成長譚として読ませていただきました。学校がバラバラで、生活圏も微妙にかぶらないというキャラ設定、なかなか上手いですね。共感したり、反撥したり、また時々嫉妬したり、年頃の女の子の描写が実に巧みです。でもさすがに全員“中学生”とは無理があるでしょ。最初から“高校生”の設定でよかったのに。

  • ゆかーん さん

    進路や夢に悩んでいる十代の若者にお勧めしたい一冊です。母親の勧めで、カルチャースクールの料理講座を受けた千鶴は、偶然同じグループになった同級生と仲良くなり、様々な講座を受講していきます。そこで偶然発生してしまうミステリーの数々…。殺人事件のような重苦しいことは起こりませんが、ちょっとした事件に巻き込まれてしまう同級生たち。ミステリーを楽しむことは勿論ですが、それ以上に少女たちが発する、数々の名言にハッとさせられました!自分の今後の進路を、考え始める少女たちの姿に、青春と言う名の「成長」を感じました。

  • よっち さん

    内気な千鶴、明るく子供っぽい桃、ちゃっかりして現金な真紀、堅物な優等生公子の四人が四谷のカルチャーセンターの講座で出会い、そこで遭遇する様々な事件の謎に挑む青春ミステリ。ひょんなことから一緒に講座を受けることになった性格も学校もばらばらな四人がそれぞれ主人公役となって連作短編を構成する形式。現状に悩みを抱えていて、他の子に複雑な感情を抱いたり長所も短所もある多感で繊細な女の子たちが、講座を通じた交流や謎解きで協力や衝突しながら、それがきちんと向き合ったり成長に繋がってゆく展開はとても良かったと思いました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品