怪物中毒 2 電撃文庫

三河ごーすと

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049146813
ISBN 10 : 4049146819
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
408p;15

内容詳細

ここは人々が獣に還り自由と匿名を謳歌する“仮面舞踏街”。国が認めた唯一の“官製スラム”だ。『Beast Tech社』から流出した規格外の“怪物サプリ”は、街の在り方すらも変えようとしていた。“吸血鬼”の零士と“人狼”の月は新メンバー達と共に事件の真相を暴くため夜の街を駆ける。誘われる死人形の廃ビル。SNSで伝染・増殖する最悪の都市伝説―そして。少年少女の前に待ち受けるは、未曾有の惨劇。怪物以上人間未満の彼らは、残された尊厳を守るために闘い続ける。超管理社会の歪みが産む最新の御伽噺―オーバードーズ・アクション第二夜!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    仮面舞踏街をを陰で支配するBT社から流出し、街の在り方すらも変えた規格外の《怪物サプリ》。欲望渦巻き騒がしくなる夜に、幻想清掃の面々が害獣駆除に駆り出される第二弾。亡き後輩のためサプリ流出事件捜査の依頼主を買って出た命。そして誘われる死人形の廃ビル、SNSで伝染・増殖する最悪の都市伝説に挑む零士・月・蛍の三人。普通の暮らしに憧れる二人の足元を見る楢崎のゲスさが極まってますが、ネリや命たちのキャラの掘り下げもしつつ、歪んだ欲望を発露させた今回の惨劇を収束させるべく奔走する熱い展開とその結末は良かったですね。

  • わたー さん

    ★★★★★1巻とはまた違ったテイストのビビッドな表紙が印象的な2巻。BT本社から盗まれた残る2本の怪異サプリと、それをバラ撒く黒幕を追って仮面舞踏街を調査する主人公たちだったが、それを嘲笑うかのようにサプリ使用者たちが暴れだすという内容。たとえ身体が人外でも心は人間であろうとする主人公たちと、普通の人間として生活が保障されているのに平気で一線を超えてくるサプリ使用者という対比が、実に救いようがなくて好き。だからこそ、主人公側が恋い焦がれる普通の生活が、よりかけがえのないものに感じられてよかった。

  • 真白優樹 さん

    雑巾絞りの痕跡を追い闇オークションに辿り着く中、最弱で最悪の怪異が目覚める今巻。―――狂える宴の中、求めるのは人間としての当たり前。 前巻とは違った重さを発揮し、普通のありがたさが分からず狂気を求める醜悪な人間達の中、零士や月が当たり前を求め人間として抗っていく、振り絞るような叫びが心を打つ巻である。一つ解決し、辿り着いたのは当たり前の始まり。だがその裏、真の黒幕は新たな段階へと至る。まだ何も終わらず黒幕の尻尾すらも掴めていない中、零士たちはこの狂った街で真実に至れるのか。 次巻も勿論楽しみである。

  • 冬野 さん

    1巻にも増してハイカロリー&カオスな近未来アクションファンタジー怪異譚SF(カテゴライズ不能)。叩きつけるような文章が読み手の酩酊感を煽る。もはや本の形をしたオーバードーズ。この作品ほど猥雑という言葉が似合う小説はないかも。一冊が長いので今なんで戦ってるんだっけ?と我に返ることも何度か。ラスボスっぽい二人の全容がなかなか見えてこないけど、次巻では主人公たちと対峙するといいな。全体的に下品というか人間の汚い部分にまみれている話なので、主役の四人だけが可愛くて癒し。社長の楢崎はちょっと嫌いかな…。星:4/5

  • 色素薄い系 さん

    なんか前よりダークというかエグい事になってたから好みが分かれそうだなと思った。「獣を解放せよ」の言葉がトリガーだったからかまさに動物的思考が強調されてカオスな動物園みたいになってたし…ラスボスがチラッと出てきたり内容は面白いんだけど描写に苦手な部分があるから脱落してしまうかもしれない。

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三河ごーすと

ライトノベル作家&漫画原作者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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