CD 輸入盤

La Traviata: Muti / Po Scotto A.kraus Bruson

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
47538
組み枚数
:
2
レーベル
:
Emi
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

クラウス、スコット、ブルゾンというベテラン歌手たちによる味わいのある歌と、ムーティのきわめてレンジの広い指揮が聴きもの。特にクラウスは素晴らしく、第2幕冒頭の8分間で示されたアルフレードの心理描写の巧みさはさすが。また、この部分では原典主義者ムーティらしさも光っており、カバレッタはカットをせずきちんと反復され、しかも最後の慣習的な張り上げもおこなわれないなどヴェルディの原意を尊重する態度が立派。続くスコットとブルゾンの20分に及ぶかけあいも聴きものです。両者ともに繊細かつ大胆な表現テクニックを駆使して、この場面での心理の変化を深い真実味をもってあらわしています。ムーティの指揮も濃やかで(特にTRACK:19の0:40〜)、適切に演奏されたヴェルディのオーケストレーションがいかに効果的なものかよく判らせてくれます。

● ヴェルディ:歌劇『椿姫』全曲

 ヴィオレッタ:レナータ・スコット (S)
 フローラ:セーラ・ウォーカー (Ms)
 アンニーナ:シンシア・ブキャン (Ms)
 アルフレード:アルフレード・クラウス (T)
 ジェルモン:レナート・ブルゾン (Br)
 ガストーネ:スーゾ・マリア・テグウィ (T)
 合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
 合唱指揮:ジョン・マッカーシー
 演奏:王立海軍楽隊 (王立海軍音楽学校)
 管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1980年7月5日〜15日
 録音場所:キングズウェイ・ホール、ロンドン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

クラシック曲目

  • Giuseppe Verdi (1813 - 1901)
    La traviata
    演奏者 :
    Scotto, Renata (Soprano), Kraus, Alfredo (Tenor), Bruson, Renato (Baritone), Walker, Sarah (Mezzo Soprano)
    指揮者 :
    Muti, Riccardo, Muti, Riccardo
    楽団  :
    Ambrosian Opera Chorus, Philharmonia Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Opera
    • 作曲/編集場所 : 1853, Italy
    • 言語 : Italian
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , [Studio]

ユーザーレビュー

総合評価

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素晴らしい『椿姫』であると思う。下の方が...

投稿日:2011/12/30 (金)

素晴らしい『椿姫』であると思う。下の方がレビューに記されているように、ムーティは原典に忠実な人であるから通常カットされる部分も、確と演奏している。また、よく見られるソリストの高い声の張り上げも排除している。 また、第2幕第3場のアルフレードの”Oh mio rimorso!”では、”ah si quest’onta lavero, si lavero”の箇所(19-22小節、55-58小節)を、1回目はOppure(あるいは)として記されたフレーズ、2回目はOppureではなく、通常のフレーズで歌わせており、興味深い。 ソリストの技巧を重点的に聴く人には、少し白けるかもしれないが、原典に忠実な演奏を望む私にとっては、興味深い演奏である。 音質に関しては、カセットテープで聴いたので正しいことは言えないが、まずまずの音質であると思う。

日本の庶民 さん | 東京都 | 不明

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この「椿姫」は、一流の歌手たちを集め、一...

投稿日:2003/03/09 (日)

この「椿姫」は、一流の歌手たちを集め、一流のオケと指揮者が仕上げており、歴史に残る名盤だと思う。ただ、スコットには、ライモンディのアルフレードが相手の若い頃の録音があり、さすがに声の柔軟性と美しさは昔のほうが良いようだ。ムーティは、原点忠実主義者で、作曲者が書いていない音は、一切出させない。この椿姫に限らず、ムーティは完全に楽譜どおりの演奏をする。モチロンやりすぎた高音の張り上げなどはあってはならないが、作曲者が生きていた頃からある慣習(作曲者も特に異議を唱えないもの)は、少しはあっても良いのではないかと

まちゃ! さん | 広島県 | 不明

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1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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