SHM-CD

『トロヴァトーレ』全曲 トゥリオ・セラフィン&スカラ座、ベルゴンツィ、ステッラ、バスティアニーニ、コッソット、他(1962 ステレオ)(2CD)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG53016
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

ドイツ・グラモフォン - THE HISTORY
トゥリオ・セラフィン/ヴェルディ:『トロヴァトーレ』全曲


【ドイツ・グラモフォン125周年記念】【SHM-CD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】
20世紀前半を代表するオペラ指揮者のひとりであるトゥリオ・セラフィンは、ミラノ・スカラ座でトスカニーニのアシスタントを務め、1909年にはその跡を継いでスカラ座の音楽監督に就任しました。イタリア・オペラの全てを知り尽くしたセラフィンが晩年の1962年に古巣のミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団と録音したヴェルディの『トロヴァトーレ』は、ベルゴンツィやステッラなど名歌手たちの歌唱を含めて、アンサンブルとしてのオペラの魅力を教えてくれる名盤です。

※歌詞対訳は付いておりません。(メーカー資料より)

【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』全曲


 カルロ・ベルゴンツィ(テノール:マンリーコ)
 アントニエッタ・ステッラ(ソプラノ:レオノーラ)
 フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ:アズチェーナ)
 エットーレ・バスティアニーニ(バリトン:ルーナ伯爵)
 イヴォ・ヴィンコ(バス:フェルランド)
 フランコ・リッチャルディ(テノール:ルイス)
 アルマンダ・ボナート(ソプラノ:イネス)、他
 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 トゥリオ・セラフィン
(指揮)

 録音時期:1962年7月
 録音場所:ミラノ
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

内容詳細

トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団による、ヴェルディの歌劇「トロヴァトーレ」を収録(1962年)。かつて音楽監督を務めたセラフィンが晩年になり、本場イタリアのオペラを知り尽くしたベテランとして、古巣でタクトを振る。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

ディスク   2

総合評価

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黄金の音と声による響宴(競演)。音とはも...

投稿日:2014/04/01 (火)

黄金の音と声による響宴(競演)。音とはもちろん壮麗を極めるスカラのオケ(とそれを統率するセラフィン)。声は特にバスティアニー二とコッソット。これ以上の声は望むべくもない。ただしジプシーの老婆にしては美声過ぎるという感想はないではない(この点ではやはりシミオナートだ)が、この美声には抗しがたい、というかイタリア・オペラ・ファンなら抗してはいけないだろう。ステッラは、評価が低すぎと思う。積極的な感情表現はあまりないが、ソフトフォーカスで暗い声は、これまた薄幸の美女として問題はない。ヴィオレッタじゃないので、それで十分。月の光の下で垣間見える美貌を偲ばせていい。問題はベルゴンツィのマンリーコ。パンチ不足かつ律儀で知性的な歌いぶりが、この、どう見ても血の気ばかり多くて知的とは言いがたい連中ばかりの、オペラには相応しくない。この点全編破れかぶれ気味だが圧倒的なコレッリのマンリーコが聞けるシッパーズ盤(正規版なのにこれが現役でないとは信じられない)とどっちがとは決めがたい。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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イタリア・オペラの魅力は歌、その歌がどの...

投稿日:2013/01/24 (木)

イタリア・オペラの魅力は歌、その歌がどの声部にもたっぷり、Bsにさえ第1幕は独演会をさせていて、本曲は全イタリア・オペラ中の華というべきでしょう。もしこれを聴いて(観て)何じゃこりゃだとイタリア・オペラとの相性は悪いと判定してほぼまちがいないでしょう。そのテストには一番出来のいい演奏を使いたいですが、それはたぶん本盤でしょう。個人全員が金メダルで当然団体としても金メダルという盤はないと思います。どの盤も個人の順位はいろいろだが、オケも含め総合すると1位になるのがこの演奏です。高く評価できる方からみていきましょう。Ms、ダントツの金メダルです。一般の日本人がイタリア語を解するはずもなく、もし筋書を知らずに本盤を聴いたとしたらMsとTが恋人同士と誤解しかねない高音の伸び、若々しさです。マンリーコが誘拐されたとき15才くらいと仮定すれば30代半ばにもっていけるが、ロマは劣化が急激だからやはりそぐわないなどという思考はベルカントの世界ではありません。シミオナートやバルビエリより素敵です。Br、金メダルです。本役でこの方に比肩できる他者はなく、比較するとしたらご自身の他の公演だけです。診断はちょっと先ですが、録音時すでに咽頭癌は発生していたものとみられ、声のつや、勢いにおいてこの年より前の記録のほうが優れていると思います。S、僅差で銀メダルです。声が出ていないということでは全くありません。感情を載せるテクニックが今1歩で、美しいのだが少しのっぺりしてしまうのです。Le pene,le pene del mio cor!の部分をカラスと聴き比べてみてください。T、銅メダルです。といってもパヴァロッティより曲に対する姿勢においてドミンゴより声自体において優ります。そのときそのときの気分だけで行動するおバカを演じるにはお行儀が良過ぎるということです。丁寧なだけではどうにもならないアリアがあります。コレッリが有名で舞台で観ながら聴くならけっこうかと思いますが、声だけだとあの芝居がかった(お芝居なんですけどね)処が個人的に苦手です。デルモナコが好みです。オケはトゥーランドット初演の余光がまだ残っている時代のスカラ座です。指揮は歌手の能力、コンディションによっていかようにも対応して舞台をつくりあげていくことができたというセラフィンです。本盤に起用されなかった(個人的には痛恨)のでカラスが臍を曲げたというエピソードがありますが、実力は重々承知ながらオールイタリアンで録音したかったのだと思います。売国奴じみた輩が平気な顔して横行するどこぞの国と違い、文明国では愛国心を持つ(気に入らない外国の民に暴行することではない)ことは立場の如何にかかわらず市民の基本です。

西荻椿山 さん | 東京都 | 不明

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 トロヴァトーレの規範となる演奏ではない...

投稿日:2010/01/19 (火)

 トロヴァトーレの規範となる演奏ではないか。歌手たちはいずれもベストフォームだが、バスティアニーニのルーナ伯爵が朗々たる歌声でいて、フォームを崩さず、かといって味気ないということもない、まことに立派な歌唱。コッソッとのアズチェーナも立派。シッパース盤のシミオナートで聴きたかったという思いがあるが、それはないものねだり。ベルゴンツィも言われるほど悪くない。同じバリトン出身でもドミンゴに比べるとこの人の方がやや声が軽く、それが一途さを表現するのによい方向に行っていると思う。→ セラフィンの指揮は毎度のことだが言うことなし。オケが前に出過ぎることもなく引っ込むこともない。そして謳わせるところはスカラのオケが見事なカンタービレを見せる。もちろん単なる伴奏に終わっているということはない。コラボレーションということで言えばこれほどのものはないと評価できる。この時代の指揮者は多少の凹凸はあるにせよ、歌手を生かすのがみなうまかった。→   ユーザーレビューを読むとカラヤン指揮のウィーンライヴの評価が高いが、私はあまり評価しない。指揮者の格の違いといったものが歴然とある。カラヤンの旧盤(スカラセッション)やシッパース盤は未聴だが、トロバトーレのベストワンと評価してよいのではないか。というより、サバタ指揮のカラスのトスカと並ぶイタリアオペラのベストと評価したい。ステレオでこの録音が残っていたというのも、なんとも幸せなことである。DGはこの盤を出し続けてほしい。→  ここからは余談。ユーザーレビューを読むと皆さん年齢を出したがらないようだが、ぜひお出しになってください。年代が分かるとコメントの内容もより深く理解できると思う。   →は段落を示します。  

タイガー哲 さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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