CD 輸入盤

『ワルキューレ』全曲 ケンペ&バイロイト、クレスパン、ヴァルナイ、ハインズ、他(1961 モノラル)(3CD)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
3CD00293
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ワーグナー:『ワルキューレ』(3CD)
ケンペ&バイロイト 1961


カタログの穴を埋めるアイテム。待望の名演復刻です。
素晴らしいキャスト。高い評価を得ている名盤です。モノラルのライヴとしては良い音質です。(arbre)

【収録情報】
・ワーグナー:『ワルキューレ』全曲

 レジーヌ・クレスパン(ジークリンデ)
 フリッツ・ウール(ジークムント)
 アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
 ジェローム・ハインズ(ヴォータン)
 ゴットロープ・フリック(フンディング)
 レジーナ・レズニック(フリッカ)、他
 バイロイト祝祭管弦楽団
 ルドルフ・ケンぺ(指揮)

 録音時期:1961年7月27日
 録音場所:バイロイト祝祭劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)

ユーザーレビュー

総合評価

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1960年盤と同時購入。60年の「リング」は全...

投稿日:2012/01/16 (月)

1960年盤と同時購入。60年の「リング」は全四作がリリースされているが、61年盤はなぜかLP時代から「ワルキューレ」のみ。すでに公有期となっているのだから、良質な音源で61年「リング」全曲の登場を期待したいもの。まずこの61年盤、もともとあの時代としては(まあ)悪くない水準の音だった60年盤よりも、たった一年の差とは思えないほど更に音質良好で、迫力がぜんぜん違う。バイロイト特有の木質のサウンド、弦楽器の高音域の魅力などが、かなりリアルに聴き取れる。歌手陣も一新されているが、どちらかと言えば冴えない出来だった60年盤よりはるかに迫力のある演奏だといえる。60年代のバイロイトは、指揮者に限って言えばクナ、カイルベルトといった大御所に加えて、サヴァリッシュ、マゼール、ブーレーズをはじめ、ベームが登場したり、新世代の指揮者(メレシュ、スウィトナー)、ユニークな顔ぶれ(エレーデ、マタチッチ)がそれぞれの妙技を披露し始めた時代で、今日聴いても興味を引かれる記録が多い。バイロイトで指揮者が(同じ演目で)実力を発揮できるのは三年目以降というジンクスも、必ずしも不当とは言いきれないように、60年のケンペ初登場の「リング」が「それまでのリングとは違ったものを描き出した」という点で(当時)評価されたのは納得できる(良し悪しの問題ではなく)。そして二年目の61年に様々な面でより掌握力の強い、味のある「リング」を振りはじめたのでは、と想像するが… 61年盤の全曲登場を期待。しかし(また)今日の視点で聴くなら、この61年盤とても前後(50年代の巨匠風味の、そして60年代後半のベーム、更には新訳「リング」のブーレーズ)の演奏に匹敵するかどうか、少々疑問。評価はそうした意味合いを込めて。音質は大変鮮明で生々しいモノラル。その点では心配ない。

Pianist さん | 東京都 | 不明

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60年のバイロイト公演のセットの中でワルキ...

投稿日:2012/01/14 (土)

60年のバイロイト公演のセットの中でワルキューレの音は酷いものでしたが、61年盤は、極めて満足のいく音質で、モノラルと表記されていながら音の広がりや深みも感じられます。かつてメロドラム(?)から出ていたのを一度だけ聴いたことがあり(しかし値段が高く入手せず)、ずっと欲しかったCDでした。確かかつてもワルキューレしか出ていなかったように思いますので、この上演が圧倒的に傑出していたということなのではないかと推測します。実際、60年盤ではヴィントガッセンが大不調、相手役のノルトモーレフベルイも大したパフォーマンスを示せていなかったのに対し、ウール-クレスパンのコンビは極めてレヴェルの高い歌唱を聴かせてくれています。ウールは、ヘルデン・テノールとしてのキャリアに入ったばかりの頃で、おそらく彼の残された録音の中でも最高の歌唱を聴かせてくれるといって過言ではないでしょう。クレスパンは、ショルティ盤のジークリンデとして録音の良い歌唱記録を後世に残してくれているとはいえ、やはり、指揮者の音楽性が違います、この盤での伸びやかで情感豊かな歌唱は格別の価値を持つものと思います。ケンペはゆとりのある、しかし決して鈍重にならない、いつも通りのセンスあふれるタクトで、歌手たちにぞんぶん歌い切らせています。 61年のジークフリートや黄昏などは、発売されないのでしょうか。ケンペはこの後63年までヴォルフガング演出の指輪を指揮し続けますが、60年の白熱の演奏に及ばないところがあっても、これだけの良い音質で聴けるのならぜひコレクションに加えたいものと熱烈に思います。それにつけても60年前後という年代はステレオ録音の普及でモノラルのライブの価値を相対的に低く認識させてしまうことになっていますが、モノラル録音にも劇的な進歩があった時代と思われ(クナのパルジファルを聞き比べればそのことはよく分かります)、50年間の版権切れが相次ぐと思われますので今後数年、楽しみです。

りっく さん | 埼玉県 | 不明

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