ロバート・b.パーカー

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ゴッドウルフの行方 ハヤカワ・ミステリ文庫

ロバート・b.パーカー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150756529
ISBN 10 : 415075652X
フォーマット
出版社
発行年月
1986年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,260p

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Spenser Novels #1/39(1973)。Robert B. ...

投稿日:2013/01/24 (木)

Spenser Novels #1/39(1973)。Robert B. Parker のデビュー作でありかつ Spenser Novels の第一作目となる本作。調査依頼を受けた後に紆余曲折があるものの粘り強い独自の行動を貫き、か弱きなにかを護るために、必ずしもクライアント(のみならずその他大勢も)が喜ぶわけではない真実を白日の下にさらす、という展開は今後も踏襲されていく。海外ドラマでいうところのパイロット版にあたる本作は、Spenser を演じる役者は同じだが演技の細部に違いがある、といった違和感があり落ち着かない部分もある。しかし、作品全体に流れる緊張感は心地よく #7/39 ”Early Autumn” まで読み終えた段階では、最も手にする回数が多い。幸い未読の作品は数多く残っており、まだまだ楽しめそうだ。やってみたい誘惑に駆られるけれど実際にはとてもできない Brenda Loring との腕時計のやりとりを、擬似的に体験できるところが一人称視点の良いところ。

build2destroy さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    80-90年代に貪るように読んだシリーズの第一弾。在米日本人からまとめて手に入れたので。ボストン在の彼女は往年、サイン会にてパーカー氏と握手してもらったそうだ。というかボストンの空気感を知っているだけでも羨ましい。閑話休題、今作ではのちのちの主要なメンバー、スーズもホークも出てきていない。スペンサー本人の言動も硬さが目立つような気がする…が、一作目からバーボンをガンガン飲みながらガンガン料理をしている。作品中の「ビスケット」に憧れて、当時何度か焼いたなぁ。今ではKFCでお馴染みの一品になったけれど。

  • Kircheis さん

    ★★★★☆ この後何十作と続くスペンサーシリーズの第1作目。 個人的にハードボイルドはそんなに好きではないのだが、パーカーの書く作品だけは別だ。女にもて、タフで何にも縛られないスペンサーの姿は古き時代の男性の理想像かもしれない。しかし、母と寝てから24時間も経たない内に娘にも手を出すなど、現在の感覚では看過し難いゲスなところもある。 ノンストップで面白かったが、肝心のゴッドウルフの写本は、ストーリー上全然重要ではなく、あっさり返却される始末なので、プロットに改善の余地は見られた。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    「なんで警察官をくびになったんだ?」「命令不服従。おれの一番の取り柄だ」。シニカルなジョークを愛するタフなボストンの私立探偵・スペンサー登場。シリーズ第一作は、大学の図書館から盗まれた中世の稀覯書を探す依頼を受ける場面で始まる。捜査を進めるうち、学内の過激派組織に所属する女子学生と出会い、事件は血なまぐさい様相を呈していく。規律の内側で最善を尽くそうとするクワーク警部補と、規律に縛られないスペンサー。かつて同じ側に立ち、今は立場が分かれながらも認め合う二人。スーザンと出会う前の彼はまだ抑制が効かない。

  • chiru さん

    スペンサーシリーズ第一作。盗まれた写本の捜査の依頼を受けたスペンサーは、閉鎖的な大学の闇を嗅ぎあてる。『ゴッドウルフ』とは事件のきっかけとなる写本だけど、物語のウェイトを占めるのは学生をマーケットにした麻薬売買。女性に対しては柔軟性ありすぎなスペンサー。悪者と女性へのアプローチは、アクティブでタフ。そんな彼は、マフィアや警察に圧力をかけられ、敵に襲われボロボロになっても当然諦めない。本物のプライドはきっと、何があっても傷ついたりしない。スペンサーは、探偵というよりヒーローでした! ★4  

  • セウテス さん

    スペンサーシリーズ第1弾、デビュー作品。〔再読〕本作で既にスペンサーのスタイルは完成していると云われているが、「初秋」「晩秋」の彼とは違うイメージを受ける。今回は大学の図書室から盗まれた、ゴッドウルフという古写本を探す依頼が来る。だが捜査を始めて直ぐに、知り合った女学生の同棲相手が殺害されてしまう。毎回の様にとる軽口や皮肉は観ようによっては、軽薄な礼儀知らずな男にも感じる人はいるだろう。ネオハードボイルドとも言われ、喧嘩に強く女性にもてる様な男を軽快に描いているが、私は悲哀をハードボイルドに求めてしまう。

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