SACD

交響曲第1番『巨人』 アンドレア・バッティストーニ&東京フィル

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COGQ69
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明


マーラー:交響曲第1番『巨人』
バッティストーニ&東京フィルハーモニー交響楽団


その才、ミケランジェロか運慶か。指揮界に類型なき音の天才彫師が、中空より掘り出した奇跡の「巨人」像。
 イタリアの若き天才指揮者、アンドレア・バッティストーニが再び東京フィル定期に代役で登壇するというニュースは、昨年5月の『レスピーギ:ローマ三部作』で度肝を抜かれたファンを狂喜させました。これは、その最終日のライヴ録音です。
 当日とって若干26歳のこの天才を形容するのに、早くもトスカニーニ、アバド、ムーティといったイタリア人指揮者の先達が引き合いに出されていますが、その偉才は格別で、遠からぬ将来、フルトヴェングラー、カラヤン、クライバーといった時代を画した存在に連なるものとして語られることになる可能性すら秘めています。強いて類型を探すとすれば、音楽界よりもミケランジェロや運慶といった超・彫刻の世界へ目を向けた方が良いかもしれません。奇しくも曲の作曲年代とほぼ並行してこの作品に初めて取り組んだわけですが、「そこにあるものをただ彫り起こしただけ」といった趣の、まさに自らが作曲したかのような鮮度とリアリティーを湛えた演奏となりました。(日本コロムビア)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』

 東京フィルハーモニー交響楽団
 アンドレア・バッティストーニ(指揮)

 録音時期:2014年1月31日
 録音場所:東京、サントリーホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

【アーティスト・プロフィール】
アンドレア・バッティストーニ

1987年ヴェローナ生まれ。国際的に頭角を現している若き才能の一人。2011年1月、3年契約でパルマ王立歌劇場の首席客演指揮者に任命された。これまで『ラ・ボエーム』『ランスへの旅』『秘密の結婚』『アッティラ』『椿姫』等のオペラを指揮。近年ではパルマ王立歌劇場の2011年シーズン・オープニング公演、イ・ポメリッジ・ムジカーリ管およびマルキジアーナ・フィルへの再出演等がある。最近の成功には、カリアリ・リリコ歌劇場でのシンフォニー公演、パルマ、アレーナ・ディ・ヴェローナ、ヴェニスでの『セビリアの理髪師』、フィレンツェ五月音楽祭管シンフォニー公演デビュー、マチェラータでの『リゴレット』、ヴェローナ・フィルとの『リゴレット』とシンフォニー公演、パルマ・ヴェルディ音楽祭での『ファルスタッフ』、東京で東京フィルと共演した二期会『ナブッコ』等がある。
注目すべき公演として、歴史的プロダクション『フィガロの結婚』でのスカラ座デビュー、パルマ王立歌劇場の『スティッフェリオ』、ベルリン・ドイツ・オペラでのコンサート形式『イル・トロヴァトーレ』、ナポリでの『ラ・ボエーム』、ローマ・サンタ・チェチーリア管デビュー、ジェノヴァでの『マクベス』、ヴァレンシアでの『ラ・ボエーム』等が挙げられる。2013年5月東京フィル定期公演でのレスピーギ「ローマ三部作」も絶賛を博した。
この6月よりジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者に5年契約で就任。
9月にはベルリン・ドイツ・オペラ新シーズンの新制作『ナブッコ』で幕開けを飾った。(日本コロムビア)

内容詳細

新進気鋭のバッティストーニが東京フィルに客演した際の躍動感あふれる「巨人」である。ジェノヴァの歌劇場を本拠地とするヴェローナ生まれの若者は弱冠26歳。初めてこの曲を指揮したとは思えない堂々たる解釈を聴かせる。馬上颯爽たる若武者ぶりが晴れやかだ。★(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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何度も何度も繰り返し聴いています。わくわ...

投稿日:2015/12/03 (木)

何度も何度も繰り返し聴いています。わくわくします。

Mr.Slim さん | 京都府 | 不明

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これは本当に鮮烈な演奏だ。第1楽章提示部...

投稿日:2014/07/26 (土)

これは本当に鮮烈な演奏だ。第1楽章提示部のリピートをしない演奏は久しぶりに聴いたが、バッティストーニは音楽をとにかく前に進めたいのだ。その第1楽章そして続く第2楽章のわくわくする躍動感は全く素晴らしい。終楽章大詰めでのアッチェレランドがこんなに見事に決まったのもはじめて聴いた。眩しいほどの若さ、青春交響曲極まれり。そして何より凄いのは、客演でこれだけオーケストラを乗らせ、しかも乱れがないことである。マゼールの死に落胆していたところに、こんなに素晴らしい才能の登場を見つけられて幸せだ。録音も超優秀。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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もちろん総譜がテンポの動きを指示している...

投稿日:2014/07/19 (土)

もちろん総譜がテンポの動きを指示している所はその通りにやっていて、終楽章最後の減速→加速の決まり具合など鮮やかの一語。でも、それ以外はそんなにアゴーギグに凝ってみせるタイプではなく、テンポは概して速めで造形はむしろ端正、アポロ的とも言える。にもかかわらず演奏はとても個性的だ。最も目立つのは、やはりイタリア人らしい非常にくっきりした旋律の歌わせ方。葬送行進曲冒頭のコントラバス・ソロは表情を殺して奏させる指揮者が多いのに対し、明確なアーティキュレーションを奏者に指示し、ひなびた感じを演出している。オーボエの皮肉な注釈にも、すこぶる鮮明な表情が付けられているし、終盤ではトランペットの対旋律の浮き立たせ方がうまい。スケルツォのトリオ、第1楽章(提示部の反復はない)展開部序盤などでの弦楽器のグリッサンドもきわめて克明。第1楽章では220小節 Etwas bewegter(幾らかより活発に)からの思い切ったテンポ・アップにもはっとさせられるが、それでもチェロはグリッサンドのままだ。葬送行進曲の中間部、終楽章第2主題など近年ではデリケートな手つきで扱われることが多い部分も、過剰に繊細ぶらず、むしろ速めのテンポで一息に歌ってみせる。バッティストーニが1番を振るのはこれが初めてだというが、逆に慣れていないがゆえの新鮮な楽譜の読みがことごとく好結果に結びついたのだろう。この曲そのものが本当に二十代の若い指揮者が振るのにふさわしい青春の名作なのだけれど。録音はやや硬質だが、東フィルも気合の入った申し分ない出来ばえ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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