ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD 輸入盤

ミサ・ソレムニス ジョルディ・サヴァール&ル・コンセール・デ・ナシオン、ラ・カペラ・ナショナル・デ・カタルーニャ

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AVSA9956
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


サヴァールの『ミサ・ソレムニス』

サヴァールの勢いがとまりません。ベートーヴェンの交響曲第1番〜第5番、第6番〜第9番に続く、ベートーヴェン・シリーズの第3弾にして完結編の登場。1823年(1819〜1823年にかけての制作)に完成した『ミサ・ソレムニス』です。
 サヴァールは、2023年10月末に来日公演が実現しました。ヴィオール奏者としての来日でしたが、その音楽が素晴らしいのはいうまでもなく、演奏技術のすばらしさも80代にしてなお世界最高峰であることを聴衆に印象づけたツアーとなりました。指揮者としての活動ももちろんますますの高みにあります。
 サヴァールは、「ベートーヴェンについて私がいつも魅了されるのは、その言葉の力強さもさることながら、彼の音楽が、出自や階級や信条に関係なく、すべての人間に語りかけ、単に貴族や聖職者のエリートを満足させるためだけに作曲されていないことだ。」と述べています。ここでも過去の伝統のすべての重みから解き放たれた別次元の世界、まさに作品が生まれたばかりのような生々しさで、ベートーヴェンの音楽がすべての人間に語りかける力に満ちていることを実感させてくれる演奏です。
 録音も素晴らしく、冒頭からやわらかく包み込まれるような極上の世界。コンサートマスターは、ラヴェル作品のCD『ムーヌへのオマージュ』で2022年のレコード・アカデミー賞を受賞して一挙に注目度が高まっているリナ・トゥール・ボネ。『ベネディクトゥス』でのソロもボネが演奏しており、文字通り天上的な、聴き手を高みに連れて行ってくるような美しさです。(輸入元情報)

【収録情報】
● ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123


 リナ・ジョンソン(ソプラノ)
 オリヴィア・フェアミューレン(メゾ・ソプラノ)
 マルティン・プラッツ(テノール)
 マヌエル・ヴァルサー(バリトン)
 ラ・カペラ・ナショナル・デ・カタルーニャ(合唱指揮:ルイス・ヴィラマホ)
 YOCPAアカデミーメンバー
 ル・コンセール・デ・ナシオン
 リナ・トゥール・ボネ
(コンサートマスター、ソロ)
 ジョルディ・サヴァール(指揮)

 録音時期:2023年5月11-16日
 録音場所:カルドナ城修道院
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND



ユーザーレビュー

総合評価

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去年の10月の来日公演でも感じましたが、 ...

投稿日:2024/02/23 (金)

去年の10月の来日公演でも感じましたが、 一般的な80代はとっくにリタイアしてもおかしくないのにむしろここ最近は勢いが増している。 確かに勢いが止まらないですね。 自分に残された時間が短いということを悟ってでしょうか。 (人により感じ方は違うと思いますが) そんなことを感じさせる演奏だと思いました。 サヴァールの集大成でもあり、ベートーヴェンの集大成でもあります。 リナ・トゥール・ボネのソロは涙が出そうになりました。

やっくん さん | 神奈川県 | 不明

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この演奏は、まさにサヴァールの祈りそのも...

投稿日:2024/01/07 (日)

この演奏は、まさにサヴァールの祈りそのものであり、強く心を打たれる。現代社会が持つ理不尽さ、矛盾、対立、そう言うもの全てに対して、我々はどうするべきか、それこそベートーヴェンがこの曲のスコアに書き込んだ言葉通りではないのか。サヴァールはそれをこの演奏を通して我々に強く訴えかける。「祈りと平安への希求」であるから、必要以上に演奏が大袈裟である必要はない。Kyrieを聴けばわかる。冒頭の音があれだけ柔らかいのは極上の世界だからではない。祈りから始まるからなのだ。Gloriaもいつもの通り曲の構造を明確にしつつ、しかし、祈りを忘れない。解放ではなく、抑えることで曲の持つ精神世界を大きく見せる。またCredoはまさに「信じる」ことが祈りであり、後半の大フーガにその気持ちが込められる。SanctusとBenedictus,特に後者が美しいのは当然として、この演奏のクライマックスはDona Nobis Pacemにある。この部分が始まる時の祈りの深さは比類ない。サヴァールはこの大曲の全てを祈りに捧げて来たが、それが何故なのかと言うことをDona Nobis Pacemの歌詞に込める。それが心に響くのである。 サヴァールのこのところの録音ではバリトンのマヌエル・ヴァルサーは連投しているが、あとは毎回歌手が変わっている。曲の持つ特性によってサヴァールが歌手を選んでいるのは間違いがなく、この曲でも祈りに相応しい歌手が、サヴァールの意図を汲んで真摯な歌唱を聴かせてくれる。合唱も同様である。特にソプラノはこの曲が求める最高音を出来るだけ音が金属的にならないよう配慮しており、頭が下がる。 この演奏はサヴァールの一連の演奏の中でも、金字塔であるのと同時に、この大名曲の演奏史でも格別な位置を占めると思う。私はまたサヴァールに深く感謝することになった。

てつ さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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