ベートーヴェン(1770-1827)

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ピアノ・ソナタ集(第2〜8番、第10〜21番、第23番、第25〜31番、エロイカ変奏曲) ギレリス(9CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
453221
組み枚数
:
9
レーベル
:
Dg
:
Germany
フォーマット
:
CD

商品説明

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ選集(9CD)
エミール・ギレリス(p)

1972-85年、ステレオ&デジタル録音。ロシア出身の巨匠ピアニスト、ギレリスがDGに残したベートーヴェンのピアノ作品レコーディングを集大成したボックス・セット。彼の突然の死によって、ソナタ全集としては5曲を残して未完に終わったとはいえ、ここに収められた27曲は「ベートーヴェン演奏の最高の指針」などなど折り紙付きの名演揃いです。
 1950年代の半ば、東西冷戦構造の緩解期に西側諸国を大挙して訪れた「ソヴィエトの」芸術家の中で、1つ年上のリヒテルとともに西側の音楽ファンのドギモを抜いたピアニストがこのギレリスでした。その強靭きわまりない打鍵と凄まじい指の高速回転がもたらす強烈な印象に、人々は“鋼鉄のピアニスト”という称号を贈り、絶賛を惜しみませんでした。
 そんな“衝撃の西側デビュー”から約20年後、ここに収められたベートーヴェン録音プロジェクトが開始された頃のギレリスは、鋼のピアニズムはそのままに、しかしもはや技だけに頼ることのない、画然たる様式感をそなえた完成された芸術家へと成長を遂げていました。ここでの力強いタッチ、自信に満ちた表現と堅牢な構築性、そして抑制の効いた男性的な抒情性にはただただ聴き惚れるほかありません。
 円熟のきわみにあったギレリスが、己の到達点を確認するかのように死の直前まで刻み続けたこのベートーヴェン。本当に素晴らしいセットです。OIBPリマスタリングで音も良くなっています。

・ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 op.2-2
 ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 op.2-3
 ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 op.7
 ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 op.10-1
 ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 op.10-2
 ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 op.10-3
 ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13『悲愴』
 ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 op.14-2
 ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 op.22
 ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 op.26
 ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 op.27-1
 ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2『月光』
 ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 op.28『田園』
 ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 op.31-1
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 op.31-2『テンペスト』
 ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 op.31-3
 ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 op.49-1
 ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 op.49-2
 ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 op.53『ワルトシュタイン』
 ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.23『熱情』
 ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 op.79
 ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 op.81a『告別』
 ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 op.90
 ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101
 ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 op.106『ハンマークラヴィーア』
 ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
 ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
 選帝侯ソナタ 変ホ長調 WoO.47-1
 選帝侯ソナタ ヘ短調 WoO.47-2
 15の変奏曲とフーガ 変ホ長調(エロイカ変奏曲)op.35

 エミール・ギレリス(p)
 録音:1972-1985年[op.10-2,26,31-1,53,57,79,81a,90,101の他はデジタル録音]

総合評価

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文句なしの名演です。強く逞しく圧倒的迫力...

投稿日:2018/10/23 (火)

文句なしの名演です。強く逞しく圧倒的迫力で自己主張します。「男はこうあるべし!」で、録音状態などを含めて、同じロシアのリヒテルなど比較の対象ではありません。唯一の弱点は、彼の死により全集にならなかったことです。特に32番と1番は聞きたかった。ポリーニ盤と並んで一生の宝物です。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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ピアノがよく鳴っていて、その響きは澄み切...

投稿日:2011/08/18 (木)

ピアノがよく鳴っていて、その響きは澄み切っている。 ディナーミクの幅がとても広く、メリハリが利いていて、どの曲も退屈することがない。 また、叙情性も大変深いものを湛えている。

静流 さん | 福岡県 | 不明

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ギレルスの弾くベートーヴェンは何を聞いて...

投稿日:2011/02/20 (日)

ギレルスの弾くベートーヴェンは何を聞いても良い。タッチは明晰で重からず軽からず、丹精にして必要にして十分の感情と陰影の移入と、強力でありながら度を過ぎない力の発露。特に最後の3つのソナタに関し、50年ほど前にイヴ・ナットの演奏で開眼して以来、ナットに替わるものは中々出てこなかった。やっと出て来たのが、このギレルスとギューラであった。これらのソナタはピアノを弾く際、右手が歌うことはもちろん、左手もペダルも単なる右手のサポートにとどまらずに歌うべき所では十分に歌って歌に深い響きを重ねなければ失望するだけでなく怒りさえ起こってくる、そのような曲であった。ど素人の私にとっていわば12本の指全部で深い歌を奏でるべき曲であった。そしてメロディもリズムも重すぎても軽すぎていけないのだ。ドイツ人で本格的なベートーヴェン弾きであるかのように言われていた、バックハウスは歌もリズムもでくの坊であったし、ケンプは両方ともふにゃふにゃであった。バレンボイムやアシュケナージなんぞは感じるべき所何も感じずにノー天気に指を動かしているとしか思えなかった。期待したリヒテルもヴェルデニコフも重くダルであった。やっと音質では時代遅れとなりつつあるナットに代わり得る演奏が出てきてうれしい。しかし、ギューラーは30番を録音しておらず、ギレルスは32番を入れる前に力が尽きた。ギレルスがソナタ全集完成前に去ったのは返す返すも残念。本人はもっと残念ではあっただろうが。しかし。さりながら、せめて32番は何が何でも残して欲しかった。痛恨の極み。返す返すも残念至極

タテキ32 さん | 大阪府 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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