ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

『フィデリオ』全曲 アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団、シュテンメ、カウフマン、他(2010 ステレオ)(2CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4782551
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ベートーヴェン『フィデリオ』全曲
ステンメ、カウフマン、シュトルックマン
アバド&ルツェルン祝祭管
演奏会形式での上演ライヴ!


近年のアバドの好調ぶりを示す演奏がCD化。2010年のルツェルン音楽祭のオープニングを華々しく飾ったこの演奏は、いかにもベートーヴェンらしく筋肉質なオーケストラ・サウンドを得て、ワーグナーやシュトラウスで大活躍のニーナ・ステンメの迫力ある美声に、カウフマンとシュトルックマンの性格的な歌唱が絡む緊迫感ある仕上がりがみごとなものと大評判。オケにはマーラー室内管のメンバーが多数参加しており、演奏のマッスル化に大きく貢献しているほか、重要な役割を果たす合唱にはアルノルト・シェーンベルク合唱団が起用され、オケ同様、引き締まった音楽を聴かせているのもポイントとなっています。
 なお、オペラのライヴ録音とはいえ、演奏会形式での上演のため、器楽・声楽ともに情報量が非常に多いのも特徴で、こうした収録条件の良さが『フィデリオ』の場合には、有効に作用しているのではないかとも考えられます。(HMV)

【収録情報】
・ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』Op.72 全2幕

 ニーナ・ステンメ(シュテンメ)(ソプラノ:レオノーレ)
 ヨナス・カウフマン(テノール:フロレスタン)
 ファルク・シュトルックマン(バス・バリトン:ドン・ピツァロ)
 ペーター・マッテイ(バリトン:ドン・フェルナンド)
 クリストフ・フィッシェサー(バス:ロッコ)
 レイチェル・ハルニッシュ(ソプラノ:マルツェリーネ)
 クリストフ・シュテール(テノール:ヤキーノ)、他
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ルツェルン祝祭管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音時期:2010年8月
 録音場所:ルツェルン
 録音方式:デジタル(ライヴ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Overture
  • 02. Jetzt, Schtchen, jetz sind wir allein
  • 03. Seit Fidelio bei uns ist
  • 04. O wr' ich schon mit dir vereint
  • 05. Ich tusche die Menschen
  • 06. Mir ist so wunderbar
  • 07. Marzelline und Fidelio haben sich offensichtlich recht lieb
  • 08. Hat man nicht aud Gold beineben
  • 09. In den finstersten Gewolben sitzt ein Gefangener
  • 10. Gut, Sohnchen, gut
  • 11. Marsch
  • 12. Etwas Neues vorgefallen?
  • 13. Ha! Welch ein Augenblick!
  • 14. Und nun zu dir mein lieber Rocco
  • 15. Jetzt, Alter, hat es Eile!
  • 16. Abscheulicher! Wo eilst du hin?
  • 17. Wie Fidelio das wieder geschafft hatte war mir ein Rtsel
  • 18. O welche Lust
  • 19. Nun sprecht, wie ging's?
  • 20. Ach, Vater, eilt!
  • 21. Verwegener Alter
  • 22. Leb wohl, du warmes Sonnenlicht

ディスク   2

  • 01. Gott! - Welch Dunkel hier!
  • 02. Wie kalt es ist diesem unterirdischen...Nur hurtig fort, nur Frisch gebraben
  • 03. Ihr habt wieder geruht
  • 04. Euch werde Lohn in bessern Welten
  • 05. Ist alles bereit?
  • 06. Er sterbe!
  • 07. O namenlose Freude!
  • 08. Heil se idem Tag, Heil sei der Stunde

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近年のアバドは素晴らしい。ベルリン・フィ...

投稿日:2011/08/28 (日)

近年のアバドは素晴らしい。ベルリン・フィルの芸術監督に就任した頃は、かつてのロンドン交響楽団の音楽監督時代のような力強さが影を潜め、借りてきた猫のように大人しい演奏に終始しアバドもこれまでかと思っていたが、大病を克服した後は不死鳥のように生まれ変わった。その後の演奏には、かつてのアバドにはなかった凄みと深さが加わり、今や現代最高峰の指揮者と言っても過言ではないほどの偉大な存在になりつつあるところだ。本盤におさめられたベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」も、正にそのような偉大な指揮者による素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したい。アバド&ベルリン・フィルによるベートーヴェンの交響曲の演奏(特に、最初の全集のうちの第1番〜第6番)については、そのあまりの軽妙さにいささか違和感を感じずにはいられなかったが、本演奏では同じベートーヴェンの楽曲であってもそのような違和感など微塵も感じさせない。持ち前の豊かな歌謡性と音楽の核心に切り込んでいこうという鋭さ、そして、各場面の頂点に向けて畳み掛けていくような気迫溢れる力強さなど、どこをとってもこれ以上は求め得ないような卓越した表現力で、スケール雄大な音楽を構築しているのが素晴らしい。このような素晴らしい名演を聴いていると、アバドこそは現代における世界最高のオペラ指揮者であることをあらためて認識させられるところだ。冒頭の序曲の躍動感溢れる演奏の見事さ、第1幕終結部の囚人の合唱のこの世のものとは言えないような美しさ、第2幕冒頭の「神よ」の効果的な強調(これは、ヨナス・カウフマンの名唱を褒めるべきであるが)、そして、第2幕のフィナーレの囚人と人民の合唱等の壮麗さなど、実に感動的であると高く評価したい。オーケストラはルツェルン祝祭管弦楽団であるが、アバドが手塩にかけて育て上げている若きマーラー室内管弦楽団のメンバーも多数参加しているということであり、本演奏にいても、アバドと息の合った気迫溢れる熱演を展開しているのが素晴らしい。歌手陣は、先ずはレオノーレ役のニーナ・ステンメの迫力ある歌唱が我々聴き手の度肝を抜くのに十分であり、フロレスタン役のヨナス・カウフマンやロッコ役のクリストフ・フィシェサー、そしてドン・ピツァロ役のファルク・シュトルックマンの名唱も見事という他はない。その他の歌手陣やアルノルト・シェーンベルク合唱団も最高のパフォーマンスを示しており、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質については、ルツェルン音楽祭のオープニングコンサートのライヴ録音であるが、演奏会形式であることもあって音質は極めて鮮明と言えるところであり、更にSHM−CD化によって音場が輸入盤と比較して若干ではあるが幅広くなっている点も高く評価したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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