ベートーヴェン(1770-1827)

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DVD 輸入盤

『フィデリオ』全曲 フリム演出、アーノンクール&チューリッヒ歌劇場、カウフマン、ニールンド、他(2004 ステレオ)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
109223
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

ベートーヴェン:『フィデリオ』
ヨナス・カウフマン、カミッラ・ニールンド
アーノンクール&チューリッヒ歌劇場、フリム演出


2016年3月5日、この世を去った大指揮者ニコラウス・アーノンクールを追悼する映像です。この映像は、2004年チューリッヒ歌劇場における公演を収録したもので、アーノンクールにとっては1990年代にCDとして発売された演奏に続く2回目の『フィデリオ』のリリースとなったものです。
 アーノンクールはもともとはチェロ奏者として頭角を現し、平行して古楽器奏法を探求、1953年に立ち上げたウィーン・コンツェントゥス・ムジクスは古楽オーケストラの草分けとして、当時の聴衆に大きな刺激を与えました。バッハやヘンデル作品を次々と演奏しながら、オペラの分野にも進出。1970年代からチューリッヒ歌劇場をホーム・グラウンドとして、ジャン=ピエール・ポネルの演出によるバロック・オペラとモーツァルトを皮切りに、数々のオペラを上演し、その都度、聴衆を混乱と興奮の渦に引き込んだことでも知られています。
 この『フィデリオ』は、長らくザルツブルク音楽祭の演劇監督を務めていたユルゲン・フリムによる演出による、簡素な舞台装置の中で繰り広げられる濃密な人間ドラマが話題となったもので、その斬新な手法は、今見ても全く色褪せることのないものです。またアーノンクールはフロレスタン役に当時新進気鋭のテノール(まだそれほど知名度はなかった)ヨナス・カウフマンを起用し、若き才能を見出す目の確かさも見せ付けたのです。カウフマンの歌唱は「おそらくこの半世紀にドイツが生んだ最高のテノール」と評されるなど大絶賛。もちろん現在の彼の活躍については語る必要もないでしょう。(輸入元情報)

【収録情報】
● ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』全曲


 フロレスタン/ヨナス・カウフマン(テノール)
 レオノーレ/カミッラ・ニールンド(ソプラノ)
 ロッコ/ラースロー・ポルガール(バス)
 マルツェリーネ/エリーザベト・ラエ・マグナソン(ソプラノ)
 ヤキーノ/クリストフ・シュトレール(テノール)
 ドン・ピツァロ/アルフレード・ムフ(バリトン)
 ドン・フェルナンド/ギュンター・グロイスベック(バス)、他
 チューリッヒ歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮:エルンスト・ラフェルスベルガー)
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

 演出:ユルゲン・フリム
 装置:ロルフ・グリッテンベルク
 衣装:マリアンネ・グリッテンベルク
 照明:ヤコブ・シュロスタイン

 テレビ&ヴィデオ・ディレクター:フェリックス・ブライザッハ
 プロデューサー:フランソワ・デュプラ

 収録時期:2004年
 収録場所:チューリッヒ歌劇場(ライヴ)

 収録時間:128分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
 字幕:英、独、仏、西、伊
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

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演出、演奏、歌唱、演技ともに素晴らしいと...

投稿日:2016/07/10 (日)

演出、演奏、歌唱、演技ともに素晴らしいと感じる。 勿論好みの違いがあると思うが、このオペラは抑圧に対する開放を表現するオペラなので、第一幕の囚人達は抑圧下の束の間の休息であって、然るべき演出がされていると思う。フィナーレの喜びの表現も、紋切り型の所作を排して「勇気と知性を備えた女性が男性を解放する」というオペラのテーマにも即した演出になっている。むしろテキストに忠実な演出と言ってもよい。 今は亡きアーノンクールの音作りは、序曲から抑え付けてくる力を撥ね退けようとするような生き生きとしたもの、そして個々の歌手の歌唱も、むしろドラマの台詞としての要素を強調した歌い振りで、個々の役柄を忠実に反映したもの、むしろオペラの歌唱とはこうあるべきではないだろうか?レオノーレのニールンドが歌唱・演技ともに愛おしさを感じるほど素晴らしい。

ランスロット さん | 埼玉県 | 不明

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カーテンコールで一番盛大な拍手をもらって...

投稿日:2010/03/25 (木)

カーテンコールで一番盛大な拍手をもらっていたのがアーノンクール、というのがこの公演を象徴しているでしょう。指揮は面白いけれど(ところどころ、テンポやアーティキュレーションに疑問はありますが)、肝心の歌が残念ながらイマイチです。一番いいのがフロレスタンのカウフマンでしょうか。フィデリオのニールンドはもう少し力強さ、輝かしさが欲しい。一番不満なのがピツァロを歌うムフで、声が明るくて全然迫力や怖さがない。演出も、一幕でマルツェリーネがいくらしつこく言い寄るといっても、この間まで恋仲だったヤキーノに銃を向けたり、地下牢に足を踏み入れたフィデリオがロッコを棒で殴り殺そうとしたり、最後にフィデリオが女だとわかったらマルツェリーネが銃で自殺を図ろうとしたり……は、極端過ぎるでしょうし、囚人が外に出ることを許されても一向に喜びが伝わってこないし、大臣の到着で救われた夫婦が歓喜の二重唱を歌うのに抱き合いもしない……と、不満ばかりが募ります。

あおば さん | 神奈川県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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