ルチアーノ・ベリオ:ピアノ作品全集
生涯を通じてピアノ曲を作曲したルチアーノ・ベリオ。このアルバムには彼のピアノのための作品が全て収録されています。
活動の初期の作品で、バロックの様式に倣った魅力的な『小組曲』にはじまり、1960年代の代表作『4つのクラヴィア』を含む『6つのアンコール』では実験的な作風が垣間見えます。ヴェーベルンを思わせる簡潔な書法が際立つ『5つの変奏曲』や彼のライフワークのひとつである『セクエンツァIV』、彼の最後の作品のひとつで、様々な音による響きとリズムで構成された大作『ピアノ・ソナタ』まで、ベリオの多彩な作風を楽しむことができます。
巧みな演奏を披露するのはイタリア出身のマッテオ・ベヴィラクア。現在ベルギーのエリーザベト王妃礼拝堂のアーティスト・イン・レジデンスを務めるとともに、ビジュアルアートの世界でも活躍するピアニストです。(輸入元情報)
【収録情報】
ベリオ:
1. 小組曲 (1947)
前奏曲
小エール第1
ガヴォット
小エール第2
ジーグ
2. 6つのアンコール (1965-90)
芽 (1990)
葉 (1990)
水のクラヴィア (1965)
地のクラヴィア (1969)
大気のクラヴィア (1985)
火のクラヴィア (1989)
3. セクエンツァ IV (1966)
4. カンツォネッタ (1991)〜4手ピアノのための
5. タッチ (1991)〜4手ピアノのための
6. 5つの変奏曲 (1952-53 rev.1966)
7. ラウンズ (1964-65)〜ピアノ版 (1967)
8. ピアノ・ソナタ (2001)
マッテオ・ベヴィラクア(ピアノ/Fazioli F278)
ルカ・トラブッコ(ピアノ:4,5)
録音時期:2022年3月29日&9月10日(2,3)、12月23日(1,7)、2023年3月22日(4,5,8)
録音場所:イタリア、Luke Recording Studio, Cividale, Friuli Venezia Giulia
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)