CD

『ぞうのババール』 高橋アキ、忌野清志郎

プーランク(1899-1963)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DCJA21022K
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

プーランク:ぞうのババール
忌野清志郎&高橋アキ


あれから3年。2009年5月2日、虹の向こうに出立。一週間後に青山葬儀所で行なわれた『青山ロックン・ロール・ショー』の青空には、大きなバルーンが光る風に吹かれ、揺られていました。
 諸事情により長らく生産中止となり、語り継がれた1枚のCDが、私たちのもとにようやく戻ってきます。(ディスク クラシカ ジャパン)

【収録情報】
・音楽物語『ぞうのババール』
 プーランク作曲
 ジャン・ド・ブリュノフ台本
 矢川澄子訳

 忌野清志郎(語り)
 高橋アキ(ピアノ)

 録音時期:1986年
 録音方式:デジタル(セッション)
 収録時間:35分
 初出:東芝EMI
 (初出時にカップリングされていた、ピーター・ユスティノフによるフランス語朗読版は含まれません。)
 Licensed by EMI Music Japan


●絵本「ぞうのババール」は、フランスの作家ジャン・ド・ブリュノフ(1899−1937)により、1931年に発表されました。母親を失った小象が、町へ出て人間に可愛がられて成長し、森へ戻って「ぞうのくに」の王様になる物語は、刊行されるや子供たちに愛され、各国語に訳され、今日まで児童文学の宝物のひとつとなっています。(日本語訳は矢川澄子により1974年刊・評論社)
●音楽物語「ぞうのババール」は、1940年、親戚の子供たちから「この本に音楽をつけて…」と頼まれた作曲家フランシス・プーランク(1899−1963)により、朗読とピアノのために作られました。(完成は1945年。戦時下ということもあってとりまぎれ、戦争の終ったある日、「あのババールはどうなったの?」と訊かれ、彼らが忘れていないことにびっくりし、さっそく作曲にとりかかったというエピソードが残っています。また楽譜の扉にはその子供たち9人の名前が記され、献呈されています。)
●当時なかった日本語の語りで、この名作・名曲のアルバムを…と思い立ち、ピアノ演奏は「サティ・ピアノ音楽全集」を完成したばかりの高橋アキさんにお願いし、快諾をいただきました。が、朗読の人選は悩みました。挙句、この本の訳者である矢川澄子さんにお目にかかり相談させていただいたところ、「《男の子の成長の物語》だから男性が、そしてできることならパパが良い…」とのこと。そして当方がお目にかけたリストのなかから、迷うことなく「忌野清志郎さん」を選ばれました。
●こうして1989年にようやく生まれた初の日本語版・音楽物語「ぞうのババール」は、クラシックとしては異例の大ヒットとなります。(クラシックの名曲+POPで意外な語りて…という組み合わせは、明石家さんま「ピーターと狼」、立松和平「サティ」、巻上公一&デーモン小暮「兵士の物語」…といった、そのあとに続く『はじめてのクラシック』のカラーともなりました。)
●残念ながらそののち、このアルバムはイラストの権利関係により追加プレスが出来ないこととなり、その結果長らく廃盤となっていました。今般その問題が解決し、EMIミュージックのご厚意により、当レーベルから、およそ10年ぶりの復活を迎えます。
(仙波知司 ディスク クラシカ ジャパン・元東芝EMIプロデューサー)

【忌野清志郎】
1951(昭和26)年4月2日〜2009(平成21)年5月2日。バンドマン。東京・中野生まれ。国立で育つ。68年高校時代にRCサクセションを結成し、70年「宝くじは買わない」でデビュー。「雨あがりの夜空に」「スローバラード」などヒット曲多数。82年には坂本龍一との「い・け・な・いルージュマジック」も話題に。また、10年連続武道館公演などの実績を残し、人気と実力両面で日本のロックミュージシャンを代表する存在となる。91年バンド活動休止後もソロ活動をはじめ細野晴臣・坂本冬美とのユニット“HIS”、及川光博とのユニット“ミツキヨ”などさまざまなユニットで活躍。その他、映画・ドラマ出演や絵本の執筆など活動は多岐に渡る。鹿児島までの道のり1,400km走破や、『初代自転車名人』として表彰されるなどサイクリストとしても知られる。『ロックで独立する方法』『瀕死の双六問屋 完全版』他著作物多数。2011年に公開された映画『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!』がBlu-ray&DVDで発売中。(ディスク クラシカ ジャパン)

【高橋アキ】
鎌倉生まれ。東京芸術大学付属高校、同大学を経て同大学院修了。大学院1年の時、武満徹作品を弾いてデビュー。1970年初リサイタルを開催。72年にはじめてヨーロッパに渡り、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開き好評を博す。73年には昭和48年度芸術祭優秀賞を、内外の現代作品20曲を収録した『高橋アキの世界』(東芝、3枚組レコード)により受賞。 75年より『エリック・サティ連続演奏会』(12回)を企画構成の秋山邦晴とともに開催、「サティ再発見」の大きな契機となった。『エリック・サティピアノ全集』(全音楽譜)全13巻を校訂、またCD8枚に及ぶ『エリック・サティピアノ音楽全集』(東芝EMI)をリリース。 83年から15年間、企画構成・演奏を続けた横浜での『高橋アキ"新しい耳"シリーズ』でも多数のソロまたはアンサンブル作品の委嘱初演、また日本初演を行った。1986年には第1回京都音楽賞・実践部門賞を受賞。
2002年から<ピアノ・ドラマティック>シリーズを東京の浜離宮朝日ホールで開始。2006年春にはベルリンの“メルツムジーク”音楽祭に招かれ、5回のコンサートを行った。2008年には2月ケネディ・センターでのリサイタル他、世界各地で公演。
CD「シューベルト・ピアノソナタ集」(カメラータ・トウキョウ)と「モートン・フェルドマン・トリオ」コンサートの演奏により、平成19年度(第58回)芸術選奨文部科学大臣賞を、またCD「危険な夜 高橋アキ・プレイズ・ジョン・ケージ」(カメラータ・トウキョウ)により平成20年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。(ディスク クラシカ ジャパン)

内容詳細

イラスト使用権などの関係で長らく廃盤になっていたが、約10年ぶりに再発。忌野清志郎のナレーションは、いたって真面目。もっと彼らしさを発揮したら、さぞかし面白くなっただろうに……と思うが、その結果、描写性に優れた高橋のピアノが活きる形になったのも事実。大人も楽しめる味のある一枚だ。(直)(CDジャーナル データベースより)

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