Hi Quality CD Import

Symphony No.9 : Bruno Walter / Vienna Philharmonic (1953 Salzburg)(UHQCD)

Bruckner (1824-1896)

User Review :3.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
EPITA029
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
Hi Quality CD
Other
:
Import

Product Description


ワルターとウィーン・フィルによるブルックナー最後のシンフォニー。
1953年のザルツブルクで行われた最高の組み合わせによる極上の世界。


1953年という年はワルターにとって、充実・多忙の1年となりました。米コロンビアレコードにニューヨーク・フィル(NYP)とモーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』、第39番、第40番、ブラームス:交響曲第1番〜第3番などを録音する一方で、ウィーン・フィル(VPO)とともに8月にザルツブルク音楽祭、9月にはエジンバラ音楽祭に出演しています。ちなみに9月8日エジンバラでのブラームス『ドイツ・レクィエム』(Epitagraphレーベルより2021年6月にリリース)はこのときのライヴです。
 1953年8月19、20日、ザルツブルク音楽祭で行われた2日間の2日目の録音。プログラムのほかの曲目は、初日が『オイリアンテ』序曲、モーツァルト『プラハ』、2日目はベートーヴェンの第2番でした。
 ワルターは総じて速めのテンポで歩を進め、ときおり見せる優美な表情が安らぎを与えてくれます。圧巻はフィナーレ。引き締まった表情で劇的に歩みを進める強い意志と劇的構成力は圧倒的な感動を生み出してやみません。ウィーン・フィルは強靭かつしなやかに美音を響かせ、この名曲の深遠・崇高・広大な世界に没入させてくれます。曲の最初から終わりまで途切れはなく、終了後は拍手がはいっていますので臨場感も豊かというべきでしょう。
 ワルターによるブルックナーの交響曲の録音は第4番、第7番、第8番、第9番が残されていますが、もっとも数多く取り上げたのが最後の第9番。1959年11月にコロンビア交響楽団を指揮してセッション録音をのこしているほか、ライヴだけでも5種類(1. 1946年3月17日カーネギー・ホール(CaH)におけるNYP盤、2. 1948年2月28日フィラデルフィア管弦楽団盤、3. 本盤、4. 1953年12月27日CaHにおけるNYP盤、5. 1957年2月10日CaHにおけるNYP盤)ありますが、最も感動的な演奏をUHQCDにしてご紹介します。
 放送音源より復刻されたテープからのCD化で、国内盤初登場になります。音質は復刻につきまとうノイズこそ少し残っているものの、従来の海外盤を凌ぐ生々しさ。高域の伸び、低域の重厚さ等、良好で鮮明な音。PPからffに変化するそのダイナミックレンジの広さも(この時代のものとしては)驚異的というしかありません。キング関口台スタジオで丁寧かつ最新技術によるリマスタリング、しかも「高音質CDの決定版」UHQCDにして発売!(販売元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB109(原典版)


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)

 録音時期:1953年8月20日
 録音場所:ザルツブルク、祝祭劇場(ザルツブルク音楽祭)
 録音方式:モノラル(ライヴ)

 Produced by Epitagraph
 日本語帯・解説付き

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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録音自体は直接音がはっきり聞こえる。ベー...

投稿日:2024/02/17 (土)

録音自体は直接音がはっきり聞こえる。ベールが掛かっていないので、年代相応の音ではあるが好印象。音の揺れは初め気になったが、聴き進むと差し障る程ではない。意外やウィーンフィルの耽美的な響きが聞こえて驚く。モノラルライブであることを考えれば、高得点はあげられないが合格点をあげて良いと思う。演奏自体は、伸縮緩急がある。最晩年のコロンビア響とは違う。穏健さはないが、そこがこの録音の貴重さだと思う。インテンポで押し通すタイプではなく、耽美的。晩年に突入する前のワルターはベートーヴェン、ブラームスでは意外な程直球だったが、ブルックナーは違うようだ。そういう意味で、ワルターの年代ごとの音楽作り、変容、作曲家による違いが伺い知れて興味深い。解説書は邦文4頁。演奏のワルターのブル9録音史上の位置づけ、楽曲解説などコンパクトだが国内盤としての良心を感じる。唯一無二の名盤を求める向きには勧めないが、ワルター録音史の探求をされている方には面白いかもしれない。CD製作が難しくなる時代によくぞ作ってくれたと感謝したい。

おとちゃん さん | 大分県 | 不明

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媒体が高音質素材だからと言って録音内容が...

投稿日:2024/02/11 (日)

媒体が高音質素材だからと言って録音内容が高音質だと誤解すると私のように残念な気持ちになりますのでご注意を。1953年の録音ですからそれなりです。演奏はワルターとウィーンフィルならではと聴かせるところもあれば雑なところもあります。この辺りがライブ録音の面白いところでもありツライところかと思います。

jin さん | 長野県 | 不明

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Symphonies Items Information

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