CD

交響曲第2番 インバル&東京都交響楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCL00452
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

荘厳に雄大に。ブルックナーの新たな真髄がここに宿る

都響との関係も長きに渡り、互いの信頼度も厚い両者。聴衆を魅力し続ける両者の快進撃は止まりません。
 大好評の2010年11月に演奏したブルックナー交響曲第6番に続き、2011年5月に演奏されたのはブルックナー交響曲第2番。一夜限りのライヴ演奏とは思えない名演がここに蘇りました。
 都響の誇る抜群のアンサンブル精度の高さ。その精度もさることながらブルックナーの重厚な和声構成の魅力が存分に伝わるバランスのよさ。考え抜かれたフレーズとテンポの抑揚、アクセント、アーティキュレーションへの拘りが細部まで描写され、聴き手の心を掴みます。重厚感を持たせながら、微妙なテンポ捌きで決してだれることなく曲の終わりに向かい突き進むエネルギーは、60分間途切れることなく続き瞬く間に過ぎ去ります。
 常に新しい響きと新鮮さで聴衆を惹きつけるインバルの音楽スタイル。ここにまた一枚インバル・ファン必聴の一枚が加わります。(EXTON)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(ノヴァーク版1877年稿)

 東京都交響楽団
 エリアフ・インバル(指揮)

 録音時期:2011年5月18日
 録音場所:東京文化会館
 録音方式:DSDレコーディング(ライヴ)

内容詳細

ブルックナーといえば重厚な音量で迫るフォルテが聴きどころだが、この2番はピアニシモがすばらしい。第2楽章でのピチカートの木管、そして弦合奏……そのやりとりの面白さ。細部を周到に追い込んでいくインバルの面目躍如。2011年5月、東京文化会館でのライヴだが、その完成度の高さはみごとだ。(長)(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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この演奏を超えるディスクを思い浮かべるの...

投稿日:2018/01/27 (土)

この演奏を超えるディスクを思い浮かべるのは非常に困難なほどの名演である。オーケストラワークスとしての出来は完璧だし、細部まで有機的な音が鳴り響いている。解説にも書いてあったが、朝比奈隆やヴァントを最高と感じるリスナーにとっては、まったく非の付け所のない名演に違いないと思う。 ただ はてブルックナーは? と考えたとき、インバルの演奏からは、作曲家の「らしさ」とか、別世界から響いてくるような「ズレ」感は、希薄として言いようがない。 例えばヨッフム(旧盤、新盤どちらも)の演奏は、このインバルに比べたらちょいと貧相?に聴こえるかもしれないが、前述の「ブルックナー癖?」のような雰囲気を、見事にまとっている。そういう演奏が過去に存在しているために、コレだけの名演であっても”最高評”から一ランク下げるしかなかった。

エーテルの風 さん | 長野県 | 不明

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いまや向かうところ敵なしのインバル&都響...

投稿日:2012/12/20 (木)

いまや向かうところ敵なしのインバル&都響コンビ。このディスクでも実に見事な演奏を聴かせてくれます。正直、ブルックナーの交響曲第2番は、これまで何度聞いてもいい曲だとは思いませんでした。ところが、このディスクは聴き始めてすぐに「ああ、いいなあ」と感じました。旋律線とそれを支える声部とが一緒になってほくほく呼吸し、音楽はふくれたりまた静まったり、生き物のように動いていく、という感じかな。曲を面白がらせるための工夫をしているのではなくて、まさに曲を活かす技を使っているのだな。見事なものです。カペルマイスター出身の巨匠たちの伝統的な演奏や、チェリビダッケが聴かせた偏執狂的な絶対音楽再現主義的演奏とも違う、インバルさん独自の新しいブルックナー演奏スタイルを確立したとまで言っていいのではないかしら。都響も立派。ただここではもう少し音色に美しさがあったら良かったけどなあ。ま、ぜいたくすぎる不満かもしれません。録音も優秀。傑作ディスクです。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ヤングとインバルの2つのブルックナー・シ...

投稿日:2011/10/28 (金)

ヤングとインバルの2つのブルックナー・シリーズが絶好調である。ともにどんどん良くなっているのが頼もしい。ヤングは1番が超絶名演だったし、インバルも先の6番が素晴らしかった。競合となる2番はインバルの圧勝。2番は冒険的な実に面白い曲であり、第1楽章はワクワクするような楽しさがあるのだが、そうした魅力を引き出した演奏は少ない。ヤングももたつく。インバルは流石にはずさない。旧盤も名演で今も愛聴盤だが、今回はオケがはるかに優秀でずっと聴きごたえがある。1877年版使用もいい。キャラガンによる1872年版と比べ、1877年版は冗長な部分、混乱した部分を整理しただけで、魅力的なエピソードが削られるようなことは全くなく、全ての点で優れている。ヤングはキャラガン版での演奏であり、大きく損をした。学者に振り回されず、8番では初稿を使い、2番では最終稿というインバルの見識を讃えたい。2番の代表盤とするに吝かでないが、拍手は不要だと思う。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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