CD 輸入盤

ホルヘ・ボレット・RCA&CBSコンプリート・アルバム・コレクション(10CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88843014722
組み枚数
:
10
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


ホルヘ・ボレット
RCA & CBS コンプリート・アルバム・コレクション


名ピアニスト、ホルヘ・ボレット[1914-1990]は、超絶技巧ピアニストとして知られるゴドフスキーの弟子であり、その素晴らしい技術を直接受け継いだ名手としても知られています。
 このボレット生誕100年を記念した10枚組ボックスは、1958年から1974年にかけてのRCAへのソロ録音(一部はスペインEnsayo原盤で、アメリカではRCAが発売)に加え、1978年と1983年にCBSに録音した2枚の室内楽録音を集めたものです。

【充実したブックレット・装丁】
50ページのオールカラー・ブックレットには、ボレットの未公開写真多数のほか、ピアノ演奏史に詳しいイギリスのジェレミー・シープマンによるライナーノーツ(英語/フランス語/ドイツ語のみ)を掲載。録音データ、マトリックス番号、初出LP番号などの詳細なデータも記載されています。
 また、それぞれのディスクはUS初出盤のLPデザインを使用した紙ジャケットに封入され、CDレーベル面は、発売当時のLPをもとにしたデザインが採用されています。

【リマスター情報】
Disc1、Disc3、Disc6、Disc7、Disc8は、RCAのオリジナル・アナログ・マスターから新たにリマスタリングされており、Disc1については、世界初CD化となります。
 Disc2、Disc4、Disc5は、Ensayoレーベルのデジタル・マスターをもとにリマスタリング、Disc10は、2001年発売のBMGのデジタル・マスターをもとにリマスタリング。

【収録内容について】
ボレットは1914年ハヴァナ生まれ。20世紀初頭の「ピアニストの黄金時代」だったアメリカのカーティス音楽院で学び、ゴドフスキー、ホフマン、ローゼンタールらに薫陶を受ける。1937年にニューヨークでデビュー・リサイタルにはラフマニノフ、ホロヴィッツ、エルマン、ピアティゴルスキーらが駆け付けたといわれています。
 その直後にオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団とラフマノニフのピアノ協奏曲第3番を演奏、作曲者自身やホロヴィッツと何度もこの難曲を取り上げていた同管のメンバーやそうした演奏に接していたフィラデルイアの聴衆から絶賛を浴びました。
 1939年から母校カーティス音楽院で教鞭をとり、米軍に入隊した際は、GHQの一員として日本に派遣され、ここでは指揮者としてギルバート&サリヴァンのオペレッタ『ミカド』の日本初演を指揮したことでも知られています。
 またフランツ・リストを主人公とした1960年公開の映画『わが恋は終わりぬ』(ダーク・ボガード主演)では「リスト弾き」の名声を生かし、サウンドトラックでリストの作品を演奏、注目を浴びました(当ボックスのCD1[リスト:超絶技巧練習曲9曲]がLPで発売されたのとほぼ同時期)。
 1970年代には、アメリカでカルト的な人気を獲得し、RCAはスペインEnsayo原盤のリスト・アルバム(CD2,4,5)をアメリカでライセンス発売すると同時に、1972年から1973年にかけてセッション録音を実施し、そのうちラフマニノフのトランスクリプション集(CD3)を発売。さらに1974年2月25日にカーネギー・ホールで行われたリサイタル全曲をライヴ収録・発売しています(CD6,7)。
 このカーネギー・ホール・ライヴは、ショパンの「24の前奏曲」のほかは、超絶技巧を駆使した演奏難度の高いトランスクリプションや編曲ばかりが選ばれており、今でも「20世紀最高のピアノ演奏録音の一つ」に数えられているほどです。また彼としては比較的珍しいフランクやショーソンの室内楽作品(CD8,9)も聴きどころで、ジュリアード弦楽四重奏団と創り上げた濃密な音楽は、これまで多くの人が認識していたボレットの姿とはまた違う面を見ることができる、興味深い記録となっています。
 ボレットはこの後、1980年代にDECCAにリスト作品を中心とする数多くの録音を残していますが、当ボックスはそれ以前の心技体ともに全盛期にあった名ピアニストが持てるパワーのすべてを出し切った名演が収められているのが聴きものです。これまでソニークラシカルが発売してきたアーティストごとのアルバム・コレクション同様、オリジナルLPジャケットのデザインによる紙ジャケットを使用し、詳細なデータや写真が掲載された別冊解説書が添付されており、この20世紀ピアノ演奏史に屹立する巨人ピアニストの演奏を辿るにはうってつけの愛蔵版コレクションとなっています。

【収録情報】
Disc1《リスト:超絶技巧練習曲S.139》より
● リスト:超絶技巧練習曲第1番ハ長調『前奏曲』
● リスト:超絶技巧練習曲第2番イ短調
● リスト:超絶技巧練習曲第5番変ロ長調『鬼火』
● リスト:超絶技巧練習曲第8番ハ短調『荒々しき狩』
● リスト:超絶技巧練習曲第9番変イ長調『回想』
● リスト:超絶技巧練習曲第10番へ短調
● リスト:超絶技巧練習曲第11番変ニ長調『夕べの調べ』
● リスト:超絶技巧練習曲第7番変ホ長調『英雄』
● リスト:超絶技巧練習曲第3番ヘ長調『風景』

 録音時期:1958年1月21日〜29日、ニューヨーク、マンハッタン・センター
 原盤:RCA/初出:LM2291[世界初CD化]

Disc2《リストによるトランスクリプション集》
● ドニゼッティの『ルチア』の回想S.397
● シューベルトの『ます』S.564
● ヴェルディの『リゴレット』の主題による演奏会用パラフレーズS.434
● シューベルトの『セレナード』S.558-9
● ワーグナーの『糸紡ぎの合唱』S.440
● ショパンの『いとしい人』
● ショパンの『彼女の好きな場所』
● シューマンの『献呈』
● シューマンの『春の夜』

 録音:1969年、バルセロナ、カジノ・デラリンサ・デル・ポブレ・ノウ
 原盤:スペインEnsayo , /US初出RCA LSC-3259

Disc3《ラフマニノフによるトランスクリプション集》
● クライスラーの『愛の喜び』
● ラフマニノフ:W.Rのポルカ
● チャイコフスキーの『子守歌』
● ビゼーの『アルルの女』第1組曲〜メヌエット
● ラフマニノフ:前奏曲 変ト長調Op.23-10
● R=コルサコフの『くま蜂の飛行』
● クライスラーの『愛の悲しみ』
● ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調Op.32-10
● バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ〜プレリュード
● ムソルグスキーの『ゴパック』

 録音:1973年7月7月10日〜16日、ニューヨーク、RCAスタジオ
 原盤:RCA /初出:ARL1-0357

Disc4〜5《リスト:超絶技巧練習曲S.139》
● リスト:超絶技巧練習曲第1番ハ長調 『前奏曲』
● リスト:超絶技巧練習曲第2番イ短調
● リスト:超絶技巧練習曲第3番ヘ長調 『風景』
● リスト:超絶技巧練習曲第4番ニ短調 『マゼッパ』
● リスト:超絶技巧練習曲第5番変ロ長調『鬼火』
● リスト:超絶技巧練習曲第6番ト短調 『幻影』
● リスト:超絶技巧練習曲第7番変ホ長調 『英雄』
● リスト:超絶技巧練習曲第8番ハ短調 『荒々しき狩』
● リスト:超絶技巧練習曲第9番変イ長調 『回想』
● リスト:超絶技巧練習曲第10番へ短調
● リスト:超絶技巧練習曲第11番変ニ長調 『夕べの調べ』
● リスト:超絶技巧練習曲第12番変ロ短調 『雪あらし』
● リスト:『コンソレーション』 S.172
● リスト:『愛の夢』第3番S.541/3

 録音:1970年、バルセロナ、カジノ、デラリンサ・デル・ポブレ・ノウ
 原盤:スペインEnsayo /US初出:RCA CRL2-0446

Disc6〜7《カーネギー・ホール・ライヴ》
● バッハ(ブゾーニ編):『シャコンヌ』
● ショパン:24の前奏曲 Op.28
● J.シュトラウスII(タウジヒ編):『人はただ一度生きる』
● J.シュトラウスII(タウジヒ編):『蛾』
● アドルフ・シュルツ=エヴラー:『ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」に基づく演奏会用アラベスク』
● ワーグナー(リスト編):歌劇『タンホイザー』序曲
● モシュコフスキ:『女軽業師』Op.52-4
● ルビンシテイン:練習曲 Op.23-2『スタッカート』

 録音:1974年2月25日、カーネギー・ホールでのライヴ
 原盤:RCA /初出:ARL2-0512

Disc8《フランク:ピアノ五重奏曲》
● フランク:ピアノ五重奏曲 ヘ短調
● ヴォルフ:『イタリアン・セレナード』*
 ジュリアード弦楽四重奏団〜[*ヴォルフにはボレットは参加していません]
 録音:1978年1月25日、1981年2月17日(ヴォルフ)、ニューヨーク、CBSスタジオ
 原盤:CBS/初出: IM 36701

Disc9《ショーソン:コンセール》
● ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール
 イツァーク・パールマン(Vn)
 ジュリアード弦楽四重奏団

 録音:1982年1月6日、ニューヨーク、ヴァンガード・スタジオ
 原盤:CBS/初出: M 37814

Disc10《愛の夢&ラ・カンパネラ〜リスト名演集》
● リスト:愛の夢第3番S.541
● リスト:『演奏会用練習曲』S.145〜第2曲「小人の踊り」
● リスト:『演奏会用練習曲』S.144〜第3曲「ためいき」
● リスト:『詩的で宗教的な調べ』S.173〜第7曲「葬送曲」
● リスト:『パガニーニによる大練習曲』S.140〜第3曲「ラ・カンパネラ」
● リスト:『演奏会用練習曲』S.145〜第1曲「森のささやき」
● リスト:『半音階的大ギャロップ』S.219
● リスト:『スペイン狂詩曲』S.254
● ワーグナー(リスト編):歌劇『タンホイザー』序曲*

 録音:1972年8月21日〜24日、1973年7月16日*、ニューヨーク、RCAスタジオ
 原盤:RCA[2001年初出]

 ホルヘ・ボレット(ピアノ)

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