パーセル：メアリー女王の誕生日のためのオード（デイヴィッド・マンロウ＆ロンドン古楽コンソート）、エリザベス朝のリュート歌曲集（ジェイムズ・ボウマン）（2CD）

エリザベス朝のリュート歌曲集、パーセル：メアリー女王の誕生日のためのオード
ジェイムズ・ボウマン、デイヴィッド・マンロウ

Disc1は、若かりし頃のカウンターテナー、ジェイムズ・ボウマンの歌唱による、多様な手法によってエリザベス朝の庶民の生活感情を率直に歌い上げたダウランドらのリュート歌曲集と、さらにイタリアの歌曲集も収録されたアルバム。ボウマンの甘美なメランコリーは、当時のイングランドのルネサンスというエリザベス朝の薫りを伝えてくれる名唱です。初CD化！
　Disc2は、イギリス音楽史を語る上でもっとも重要な人物のひとりパーセルが、メアリー女王の誕生日のために書いた作品のうち有名な2曲を収録。デイヴィッド・マンロウが指揮をとって録音したもので、初のピリオド楽器によるレコーディングでした。中世ルネサンス作品の録音が多いマンロウ、ここではイギリス国教会の厳かさと輝きというものが繁栄された、美しい和声で綴られた世界が表現されています。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1
『エリザベス朝のリュート歌曲集』
● トマス・モーリー：O mistress mine
● ジョン・ウィルソン：Take, O take those lips away
● 作者不詳：Gray's Inn Masque
● 作者不詳：Wilson's Wild
● 作者不詳：The Willow Song
● ジョン・ダウランド：Melancholy Galliard
● ロバート・ジョンソン：Full fathom five
● ロバート・ジョンソン：Where the bee sucks
● ロバート・ジョンソン：Care-charming sleep
● エドワード・ジョンソン：Eliza is the fairest queen
● ウィリアム・バード：The noble famous queen
● 作者不詳：Gaiarda la Royne d'Escosse
● エドワード・ピアース：The Queen's Galliard
● 作者不詳：Miserere my Maker
● ジョン・ダウランド：Away with these self-loving lads
● ジョン・ダウランド：Lasso vita mia
● ジョン・ダウランド：Mr George Whitehead his Almand
● ジョン・ダウランド：Now, O now I needs must part
● ジョン・ダウランド：In darkness let me dwell
● ジローラモ・フレスコバルディ：Se l'aura spira
● ケルビーノ・ブサッティ：Morto son io
● ヴィンチェンツォ・ガリレイ：Fantasia for lute
● カルロ・ピエトラガラ：Tortorella
● オラーツィオ・ヴェッキ：So ben mi ch'a bon tempo

　ジェイムズ・ボウマン（カウンターテナー）
　ロバート・スペンサー（リュート、キタローネ）
　デニス・ネスビット（トレブル・ヴィオール）
　オリヴァー・ブルックス（バス・ヴィオール）

　録音時期：1971年6月23-25日
　録音場所：ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　音源：EMI

Disc2
パーセル：
● メアリー女王の誕生日のためのオード『来たれ、汝ら芸術の子らよ』 (1694)
● メアリー女王の誕生日のためのオード『愛の女神、必ずや盲目たらん』 (1692)

　ノーマ・バロウズ（ソプラノ）
　ジェイムズ・ボウマン（カウンターテナー）
　チャールズ・ブレット（カウンターテナー）
　ロバート・ロイド（バス）
　クリストファー・ホグウッド（チェンバロ、オルガン）
　ロンドン古楽コンソート
　デイヴィッド・マンロウ（指揮）

　録音時期：1975年6月
　録音場所：ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　音源：EMI