デイヴィッド・ゴードン

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二流小説家 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

デイヴィッド・ゴードン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150018450
ISBN 10 : 4150018456
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,454p

内容詳細

冴えない中年作家のハリーは、死刑直前の殺人鬼より告白本の執筆を依頼された。自分を振った恋人を見返すため、ハリーは殺人鬼に会いに行くが…。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞候補作。

【著者紹介】
デイヴィッド・ゴードン : コロンビア大学大学院創作学科修士課程修了。映画、出版、ファッション業界でキャリアを積んだ後、各紙誌で絶賛された『二流小説家』で華々しくデビュー

青木千鶴 : 白百合女子大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    2012年このミス海外第1位。二流小説家ハリーが死刑囚ダリアン・クレイから告白本の執筆を依頼される…次々に起こる残虐な殺人事件と間に挿入されるポルノ小説…現実と妄想が交差し、何が現実か何が妄想なのかわからなくなる雰囲気が面白い。全編に漂うエロの雰囲気が異様感を加速化させる。小説家ハリーと冷静な女子高校生クレアのコンビが絶妙。ダリアン・クレイは殺人犯なのか?真犯人はどこにいるのか?告白本をハリーに書かせた真の狙いは何なのか?中盤はちょっと饒舌で少し辟易したが、怒濤の終盤は一気呵成でさすがに息を呑む感じだった

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    読み始めてはたと作者名を再確認。デイヴィッド・ゴードンとある。ハンドラーではない。私が一時期はまっていたデイヴィッド・ハンドラーの小説家探偵ホーギー・シリーズにテイストが似ている。売れない小説家で、ちょっと頼りなく、頭は良いけどそれをひけらかさない凡庸さ、決して強くはないけどちょっとした勇気はある。そんな主人公、ハリー・ブロックがステキだ。そして、そのパートナーのクレアが可愛い。ハリーのお母さんが死に際に遺した「あと数年待って、クレアと結婚しなさい」の言葉どおりになるのかならないのかを知りたい。続編希望。

  • ntahima さん

    「ミステリ番付初の三冠達成!」と聞いて大いなる期待と共に読み始める。面白くなかったと言えば嘘になるが、これが2011年翻訳ミステリ最良の成果かと言えば首を傾げざるを得ない。ジャンルの異なる作中作が3つも挿入されるなど、非常に凝った作りである。出だしはやや退屈ながら第2の連続殺人辺りから物語に入り込めた。超おませな女子高生クレアが良い味を出している。動機不明も消去法で犯人は直ぐに分ったが、そもそも謎解きを楽しむ類の小説でもあるまい。筆力充分で今後の活躍には期待できるが、まだまだブランド買いともでは行かない。

  • 財布にジャック さん

    題名どおりの二流小説家が主人公で、現実なのか創作なのか惑わされ、あれやこれや疑って勝手に深読みしてドキドキし、よくよく考えてみると大したオチでもないのに、さすが「このミス」1位だけのことあると妙に納得してしまいました。エロかったり、グロかったりもするので、お勧めする人を選ぶ内容なのが残念ですが、これがデビュー作とは思えない凝った作品です。作中に出てくる色々なジャンルの作中作が、彩りを添えていて、良く出来た構成だと感心しました。作中作の続きが読みたいほどです。

  • ずっきん さん

    三冠取ったわりに酷評も多い本書。結論から言うと......すげえ面白かった。さえない二流小説家のモノローグと、書き散らしてるジャンル小説の挿入が渾然一体となって、なんともいえない笑いとペーソスを醸し出す。豊潤。ごっつぁん。そういや著者の『用心棒』もすごく好みだった。ミステリ部分はあくまでスパイス的に読んでしまったので、賛否についてはわからないというか、どっちでもいい感じ(笑)

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デイヴィッド・ゴードン

小説家。1967年生まれ。ニューヨーク市クイーンズ出身

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