ハイペリオンの没落 上 ハヤカワ文庫SF

ダン・シモンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150113483
ISBN 10 : 4150113483
フォーマット
出版社
発行年月
2001年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,476p

内容詳細

連邦の首星TC2から、色鮮やかな光条を描いて、FORCE無敵艦隊が出撃していく。めざすは謎の遺跡「時間の墓標」を擁する惑星ハイペリオン。宇宙の蛮族アウスターから人類連邦を守るための壮絶なる戦いの火蓋が、いままさに切って落とされようとしていた。いっぽうハイペリオンでは、連邦の密命を受けた七人の男女が、ついに「時間の墓標」に到着していた。長い旅路のはてに、その地で彼らを待ちうけていたのは…?『SFが読みたい!2001年版』が選ぶ90年代ベストSF第1位。ついに銀河を揺るがす戦いの火蓋は切られたハイペリオン・シリーズ、驚天動地の第二部。

【著者紹介】
ダン・シモンズ : 1948年生まれ。教鞭をとりながら創作をはじめ、トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」でデビュー。処女長篇『カーリーの歌』(1985)で世界幻想文学大賞を受賞、その後も精力的に作品を発表しつづけている。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作『ハイペリオン』(1989)、英国SF協会賞・ローカス賞を受賞した本書、『エンディミオン』(1996)、ローカス賞受賞作『エンディミオンの覚醒』(1997)は、四部作をなしており、1990年代を代表するSFとして読者の圧倒的な支持を獲得した

酒井昭伸 : 1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家。訳書に『エンディミオンの覚醒』シモンズ、『知性化戦争』ブリン、『タイムライン』クライトン(以上早川書房刊)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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7人のハイペリオン巡礼のうち、軍人である...

投稿日:2011/11/24 (木)

7人のハイペリオン巡礼のうち、軍人であるフィドマーン・カッサードの戦いで使用される武器は以下の通り。 バイザー、迷彩ポリマー、耐衝撃ボディアーマー、コンバット・アーマー、戦術インプラント、レーダー、ソナー、バイオ・モニター、アサルト・ライフル、フレシェット、ヘルウィップ、パルス・ボルト、レーザー・パルス、高エネルギー電子ビーム、投擲榴弾、パルス・レーザー、体温追尾ダート、ゴーン・トレット・・・。 カッサードの武器は、ほんの一例。読者は、シモンズの言葉とイメージの奔流に圧倒されつつ、壮大なラストへ一歩一歩進んでいくかの読書体験となるであろう。それは困難を極めたハイペリオンの巡礼者のように。 「ハイペリオン」の続編であり、一応の完結編である本書は、連邦CEOマイナ・グラッドストーンと新キャラのサイブリッド、ジョセフ・セヴァーンを中心に物語は進み、美しくもあり残酷でもある、ひたすら感動的な大団円へ収斂していくのだ。 現在、何度目かの再読中。ワクワク、ゾクゾクしっぱなし。 映画化は・・・無理か・・・。

kasa さん | 北海道 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kajitt22 さん

    謎の遺跡『時間の墓標』を擁する辺境の惑星ハイペリオンをめぐる壮大な物語。ここに来てはじめて一人称の主人公ジョン・キーツのサイブリット、ジョゼフ・セバーンが登場。主役なのか、あるいは全体像の語り部なのか。それにしても時の強弱が潮のように満ちてくる『時潮』や、今の生成AIへの考察の記述、また空飛ぶホーキング絨毯や、眠れぬ夜の各惑星への逍遙など、まさにSF感満載。決着はつくのか、もう一冊に突入。

  • Small World さん

    読み始めると止まらないのは「ハイペリオン」と同じですが、この上巻の後半からは、登場人物それぞれのクライマックスの連続で、息つく暇もありません。一人また一人と消えていく巡礼者たちの行く末は?!世界の運命は?!って感じで下巻に進みます!

  • ひろぞー さん

    とうとう物語が動いてきた感じ。私的には巡礼者達が次々に消えていく(死ぬのも含めて)展開が気になって、グラッドストーンの視点とか良いから!(良くないのだが)ってイライラしてしまった。笑。続きも気になりますね。

  • akira さん

    ハイペリオンシリーズ第3段。怒涛のように動き出す物語。前二作のオープニングロールを終え、旅は本格的に始まる。交錯する時間流の中、困難に直面する者、因縁の相手と再会する者、来たる未来に苦悩する者。ある者が知る、ある者の運命。時は残酷なまでに彼らを弄ぶ。彼らだけではなく、世界を取り巻く脅威もその威容を見せはじめた。そして、ついに来たタイムリミット。父の決断は、果たして正しかったのか。いや、もはや正しいとかの次元ではないのかもしれない。「すべては大いなる目的のため」

  • たらお さん

    シュライクという鋼鉄の刃で全身が覆われている3mの見上げるばかりの巨軀。多数の切子面で覆われた目の奥で、赫い光が不気味に明滅する。4本の手の指先からは、鋼鉄の爪がメスのように光る。表現を積み重ねて読んでいくと、それと対峙する状況は怖く、前巻の予言通り、一人また一人と巡礼者を葬っていく…この苦痛の神は、果たして戦争という大きな枠の中で全人類の滅亡を覆す予測不能の神となり得るのか?登場する人物の人生が絡まり合い、濃密な文章は、ややもすると筋を見失いそうになるが、伏線回収が心地よく、読むのがクセになる。

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ダン・シモンズ

1948年生まれ。教鞭を執りながら創作を始め、トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」でデビュー。長篇第一作の『カーリーの歌』(1985年)で世界幻想文学大賞を受賞した。『殺戮のチェスゲーム』ではブラム・ストーカー賞を、また『ハイペリオン』四部作は、ヒューゴー賞、

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