名匠マリオ・ブルネロ、タヴナー&ウィアー作品集
チェロ界の巨匠アントニオ・ヤニグロに師事した後、1986年に26歳で第8回チャイコフスキー国際コンクールで優勝を果たし、世界トップクラスのチェリストとしての地位を確立したイタリアの名匠マリオ・ブルネロ。
ブルネロが2010年のロッケンハウス音楽祭で披露した近現代プログラムは、ジョン・タヴナーの『神秘のヴェール』と「女王陛下の音楽師範」としてその名を知られるイギリスのジュディス・ウィアー[1954-]の『アンロックト』の2作品。イギリスの神秘主義作曲家タヴナーの代表作である傑作と、アメリカ南部、黒人の囚人の歌を題材として5曲で構成されるウィアー1999年の無伴奏作品のカップリングは、近現代の英国楽壇におけるチェロ作品の魅力、神秘主義音楽と幻想曲風の作品とのコントラストなどを聴かせてくれる好プログラムです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. タヴナー:チェロと弦楽オーケストラのための『奇跡のヴェール』
2. ウィアー:無伴奏チェロのための『アンロックト』
マリオ・ブルネロ(チェロ)
クレメラータ・バルティカ(1)
アイナルス・ルビキス(指揮:1)
録音時期:2010年7月16日
録音場所:オーストリア、ロッケンハウス、聖ニコラウス教会
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)