ジーン・ルエン・ヤン

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アメリカン・ボーン・チャイニーズ アメリカ生まれの中国人

ジーン・ルエン・ヤン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784763409126
ISBN 10 : 4763409123
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;22

内容詳細

白人になりたいと憧れる、中国系移民2世のジン・ワン。台湾出身の親友ウェイチェン。白人高校生ダニー。その「従弟」チンキー。アメリカのハイスクールを舞台に、彼らの物語が運命的に混ざり合う!アメリカ社会の「ステレオタイプな中国人」を確信犯的に描き、中国人のアイデンティティを問うた話題作。グラフィックノベルとして初の全米図書賞最終候補作、待望の日本語版!

【著者紹介】
ジーン・ルエン・ヤン : 1973年、アメリカ生まれの移民2世。カリフォルニア大学バークレー校コンピューター・サイエンス学部卒業後、高校で教鞭をとりながら自費出版したマンガが認められ、マンガ家に。2006年発表の『アメリカン・ボーン・チャイニーズ―アメリカ生まれの中国人』は、全米図書賞の最終候補になるなど絶賛され、アイズナー賞など多くの賞を受賞した。2016年、「天才賞」として知られる「マッカーサー・フェローシップ」を獲得。ライターとしてスーパーマンシリーズに参加するなど幅広い作品を発表し、一貫して高い評価を受けている。現在は家族とサンフランシスコに暮らす

椎名ゆかり : 海外コミック翻訳者、東京藝術大学非常勤講師。アメリカ・オハイオ州ボーリンググリーン州立大学院ポピュラーカルチャー専攻修士課程修了。平成23〜25年度文化庁芸術文化課マンガ研究補佐員。海外マンガや論文の翻訳及び海外におけるマンガ状況について執筆を行う。主な訳書は『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』(第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    読んでる間ワンオクの「Stand Out Fit In」がずっと脳内をめぐっていました。アメリカにおけるアジア人差別はコロナ禍に恐ろしいほどに膨れ上がりましたが、このマンガは2006年出版なのでそこに触れてはいません。けれども16でアメリカの高校の荒波にもまれたあの頃を思い出し、共感しました。あ、マッカーサー賞取ってる!

  • スゲ子 さん

    「なりたいものになるのは簡単なんだよ…魂を投げ出す覚悟さえあれば」白人に憧れて白人になりたかった「アメリカ生まれの中国人」の少年ジンの話。白人少年ダニーの元に謎の中国人の従兄弟「チンキー」がやってくる話。そして私たちにもお馴染みの「孫悟空」の物語。交互に語られるこの3つの物語がやがて思いもよらぬ形で繋がっていく!すごくマジカルで、かつ不思議と地に足がついた結末で思わずホッとため息がでた。トランスフォーマーの使い方が見事!おかしくて哀しくて優しい3つの変身物語。

  • nightbird さん

    寓話なのか、ファンタジー物語なのか、妄想入り青春物語なのか判然としない奇妙な話。だけどひとつストレートに伝わってくるのは、自分が自分であることを愛せない、自分でない誰かになりたがってしまう、自分で自分を恥じてしまうことの悲しみ。わざわざそんな差別丸出しのつまらないクソ野郎になりたがらなくてもいいじゃないか。だけど、いつでも自然に少し見下されているのはつらい、そのせいで自分でいることが恥ずかしいのもつらい。見下されないあいつに、自分が自分でいることが平気で無根拠に自信たっぷりなあいつらになりたい。わかる。

  • とし さん

    自分のアイデンティティに苦しむ移民二世の話。 周りからの差別と周りに馴染みたい気持ち、同族との仲間意識とそこにいると周りと馴染めないという葛藤。 FOBみたいじゃないかって言葉が印象的だった。 もはや祖国も祖国とは言えず逆境をバネに能力を高めながら自分は猿であることを認め、そこで出来ることをやるしかない。 なんとも言えないお話だけど、在日の人からも似たようなことを聞くのでリアルなんだろうなと思う。

  • ビシャカナ さん

    最遊記を元にした物語と、中国系アメリカ人ジン、中国人の従兄弟に纏わりつかれる白人ダニー、という3つの物語。てっきり自伝的に中国系アメリカ人の偏見と差別の苦悩に寓話を重ねて描いているのかと思えば、より一捻りして重なり合い一つになる。“この物語は、自分とは違う何者かに憧れ、自分とは違う者になりたいと思う登場人物がたちが、様々な「変身」を通して本当の自分を知り、受け入れていく過程を描いた作品だとも解釈できる”本質主義的な批判もわかるが、現実と観念的世界を合わせた超現実的な世界観に、現実をも変える力を感じる。

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ジーン・ルエン・ヤン

コミックあるいはグラフィック・ノベル原作者。自ら作画を手がけることもある。米国議会図書館が選ぶ第5代目児童文学大使として、彼は読書の推進、とくにその内容の多様性を推進している。ファースト・セコンド・ブックス社から刊行された初のグラフィック・ノベル『アメリカン・ボーン・チャイニーズ アメリカ生まれの中

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