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ジョプリン、スコット(1868-1917)
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スコット・ジョプリンの古典ともいうべき ディック・ハイマンの名盤の全貌が最新リマスターで蘇る! ディック・ハイマンは、1927年3月8日米国ニューヨーク生まれ。クラシック・ピアノを学んだ後にテディ・ウィルソンについてジャズ・ピアノを修得。1948年にプロ入りし、ディジー・ガレスピー、チャーリー・パーカー、レッド・ノーボ、ベニー・グッドマンらのコンボ参加後、カウント・ベイシーの作曲・編曲、ウディ・アレンの映画の大半の音楽を担当。MGMのセッションなどで活躍、その後はTVディレクターになり、1960年代に入るとジャズだけでなくポップスのアレンジャーとして活躍し、オーケストラの編曲や指揮もこなすなど驚くべき経歴を持っています。 1975年1月から4月にかけて、ディック・ハイマンはニューヨークのRCAスタジオAで、ラグタイムの伝説的作曲家であるスコット・ジョプリンのピアノ作品の全曲録音を行いました。このアルバムはもともとLP5枚組でリリースされ、日本でも昭和50(1975)年度の文化庁芸術祭優秀賞を受賞しています。今回の発売では、LP5枚組の全曲が3枚のCDに収録されています。 ハイマンの録音ではジョプリンのピアノの全作品が網羅されています。1908年の「スクール・オブ・ラグタイム」を構成する6つの短い練習曲も含まれており、ジョプリンの友人であり優れたラグタイム奏者だった当時92歳のユービー・ブレイクが、その楽譜に印刷された前文を朗読するトラックも含まれています。また、ジョプリンのあまり知られていないマーチやワルツも収録されています。さらに、ハイマン自身がジョプリンのテーマで即興演奏した12曲も収録。これは、ジョプリンがジャズのハーモニーとメロディの発展に与えた影響を示すために考案されたものとなっています。 このLPが最初に発売されたとき、英国グラモフォン誌では「ハイマンの演奏の極めて音楽的なクオリティの高さはこの全集録音全体を通して証明されている。彼はまるでショパンの24の前奏曲のように、テンポ、テクスチャー、フレージング、ダイナミクスの問題に注意を払っています。例えば、私が特に気に入ったのは、波打つような軽快なタッチの『カスケード』と『スコット・ジョプリンのニュー・ラグ』で、ハイマンのきれいなアーティキュレーションとリズムの高揚が楽しいものだった・・・ジョプリンは、この非常に紳士的ですばらしく録音されたトリビュートとして十分値する」と評しています。 全てオリジナル・アナログ・マスターより2023年にリマスターされたものです。(輸入元情報) 【収録情報】 スコット・ジョプリン:ピアノ作品全集 Disc1 ● メイプルリーフ・ラグ ● オリジナル・ラグ ● スワイパシー ● ピーチェリン・ラグ ● イージー・ウィナーズ ● サンフラワー・スロウ・ドラッグ ● ジ・エンターテイナー ● エリート・シンコペーションズ ● ストレニュアス・ライフ ● ア・ブリーズ・フロム・アラバマ ● パーム・リーフ・ラグ ● サムシング・ドゥイング ● ウィーピング・ウィロー ● クリサンセマム(菊の花) ● カスケード ● シカモア ● フェイバリット ● レオーラ ● ピーチェリン・ラグ(ハイマンによる即興版) ● ジ・エンターテイナー(ハイマンによる即興版) ● エリート・シンコペーションズ(ハイマンによる即興版) ● ア・ブリーズ・フロム・アラバマ(ハイマンによる即興版) ● サムシング・ドゥイング(ハイマンによる即興版) ● クリサンセマム(菊の花)(ハイマンによる即興版) Disc2 ● ザ・ラグタイム・ダンス ● ユージニア ● リリー・クイーン(A.マーシャル作曲/合作として出版) ● グラジオラス・ラグ ● ザ・ノンパレイル ● ヘリオトロープの花束(L.ショーヴァンとの合作) ● サーチライト・ラグ ● ローズ・リーフ・ラグ ● フィグ・リーフ・ラグ ● パイナップル・ラグ ● ソラス ● シュガー・ケイン ● ストップタイム・ラグ ● ユーフォニック・サウンズ ● カントリー・クラブ ● ウォール・ストリート・ラグ ● フェリシティ・ラグ(S.ヘイドンとの合作) ● パラゴン・ラグ ● グラジオラス・ラグ(ハイマンによる即興版) ● ヘリオトロープの花束(ハイマンによる即興版) ● フィグ・リーフ・ラグ(ハイマンによる即興版) ● ストップタイム・ラグ(ハイマンによる即興版) Disc3 ● スコット・ジョプリンのニュー・ラグ ● シルヴァー・スワン・ラグ ● キスメット・ラグ(S.ヘイドンとの合作) ● マグネティック・ラグ ● リフレクション・ラグ ● アントワネット ● クリオファ ● マーチ・マジェスティック ● コンビネーション・マーチ ● ローズバッド・マーチ ● ザ・グレート・クラッシュ・カリジョン・マーチ ● ザ・グレート・クラッシュ・カリジョン・マーチ(ハイマンによるラグタイム版) ● スクール・オブ・ラグタイム(ユービー・ブレイクによるナレーション付き) ● ベシーナ-コンサート・ワルツ ● ビンクス・ワルツ ● 楽しい一時 ● オーガスタン・クラブ・ワルツ ● ハーモニー・クラブ・ワルツ ● スコット・ジョプリンのニュー・ラグ(ハイマンによる即興版) ● 楽しい一時(ハイマンによる即興版) ディック・ハイマン(ピアノ) 録音時期:1975年1月〜4月 録音場所:ニューヨーク、RCAスタジオ 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション) 完全生産限定
総合評価
5.0
投稿日:2023/06/27 (火)
デッカのデイソンの選集が出た時、何でこれが出ないのかなと思っていたら、遂に出るのか。今は無き秋葉原の石丸電器で輸入物を買い、そのころプロ野球ヤクルトにスコットという外国人選手が入ったよなぁと思いだす。多分70年代〜80年代は、これとノンサッチのリフキンが圧倒的代表盤で、その他レヴァインやラベック姉妹など有名どころも単発でバンバン出していたのに、最近ははやらなくなったのかほぼ見かけなくなったジョプリンの盤だけに貴重か。LP5枚と言っても最後が即興で実質4枚半なので、CDにすると三枚に収まってしまうのだろうが、即興も含めて詰め込んでしまったようで、オリジナルの曲順がグチャグチャになっているのが残念ではある。ただマスタリングは多少何でも目をつぶるので、とにかく無事に出て欲しい。
ぬぬぬ さん | 不明 | 不明
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