シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ第21番、ほか キーシン(P)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
58420
組み枚数
:
1
レーベル
:
RCA
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

シューベルト&リスト:ピアノ作品集〜エフゲニー・キーシン(p)
シューベルトの21番は、美しい旋律と深いロマンティシズムを湛えた傑作で、これまでにもリヒテルやアファナシエフ、ポリーニ、ブレンデルといった数々の個性的なディスクが覇を競ってきましたが、今回のキーシン盤は、それらに勝るとも劣らない見事なものです。まず驚かされるのがその弱音コントロールの巧みさと、持続的緊張感がもたらす独特な雰囲気でしょう。繊細に描かれる和声の色合いの変化もとても魅力的です。
 組み合わせの小品たちは、そうしたメイン・プロの重みとは好対照の愉しいもので、メフィスト・ワルツ第1番での超絶技巧乱痴気騒ぎを頂点に、親しみやすい旋律の数々が、キーシンならではの歌いくちのうまさによって奏でられてゆきます。




シューベルト&リスト:ピアノ作品集〜エフゲニー・キーシン(p)
■シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
■シューベルト〜リスト編:『セレナード』
■シューベルト〜リスト編:『さすらい』
■シューベルト〜リスト編:『どこへ?』
■シューベルト〜リスト編:『わが宿』
■リスト:メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』S.514

録音:2003年6月、フライブルク、SWRスタジオ(ドイツ)

収録曲   

  • 01. Sonata for Piano in B flat major, D 960
  • 02. Sonata for Piano in B flat major, D 960
  • 03. Sonata for Piano in B flat major, D 960
  • 04. Sonata for Piano in B flat major, D 960
  • 05. Schwanengesang (Schubert), S 560: no 7, Standchen "Leise flehen"
  • 06. Das Wandern (Schubert) for Piano, S 565 no 1
  • 07. Wohin? (Schubert) for Piano, S 565 no 5
  • 08. Schwanengesang (Schubert), S 560: no 3, Aufenthalt
  • 09. Der Tanz in der Dorfschenke, S 514 "Mephisto Waltz no 1"

総合評価

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どこまでも無限に続いていく深遠なるD.960の世界をこれほどまでに完璧に弾き切ったピアニストを私は数えるほどしか知らない。ポリーニ、ソコロフそしてキーシン。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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投稿日:2011/06/22 (水)

昔神童、今や○○、という言葉のあるように、10代にキーシンには興味がなく、ずっとスルーしていた。気になりだしたのは「24の前奏曲」を聴いてから。早熟な天才が熟成するとこんなワインになるのか、と。 で、シューベルトの21番。まるで私小説のようなシューベルト。構造よりも感情優先。1,2楽章の異常なほどのスルーテンポ。引きずるような音楽。 あえて崩している。崩れそうで崩れないという限界点での演奏。不思議なのは、重いはずなのに、何か突き抜けるような軽さを含んでいること。あきらめ、かすかな希望、恐怖。まるでシューベルトのため息や遺言を聞いているかのような音楽。 そして生き急ぐように足早の3,4楽章。焦燥感、生への執着、まるで何かに憑依されたかのような表現。 深い絶望を垣間見せられるリヒテルの演奏が観念的、哲学的というなら、キーシンの演奏は表現主義的で人間的。 震えるような冷たい絶望ではなく、暖かさを感じる。

shef さん | 栃木県 | 不明

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このCDを録音した当時,キーシンはシューベ...

投稿日:2010/08/28 (土)

このCDを録音した当時,キーシンはシューベルトがこの曲を作曲したのとほぼ同じ年齢だった。31歳にして死ななければならなかったシューベルト。この演奏では,そのシューベルトが憑依しているかのようだ。シューベルトは年寄りの音楽ではない。31にして散った,若者の音楽なのだ。ゆったりした第1,第2楽章に対して,第3,第4楽章は狂ったように踊りまくる。まさに死の舞踏。映画「アマデウス」で「魔笛」の音楽をピアノで弾きながら狂いまくるモーツァルトの姿が二重写しになる。第3楽章はまだ正気が残っているが,第4楽章は完全に狂っている。それがわかる演奏はキーシンの演奏ぐらいしかない。年寄りの演奏では,昔々を思い出し懐かしんでいるような演奏にしからならない。31にして死なねばならない理不尽さ。それを感じさせてくれるのはこのキーシンの演奏と,同年代で録音したアンスネスくらいだ。 心して聴かないと,恐ろしい世界に連れて行かれてしまう。そんな感じをいだかせるようなもの凄い演奏だ。

mulder さん | 福島県 | 不明

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