シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)
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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949) レビュー一覧 5ページ目

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商品ユーザーレビュー

1763件
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  • 本サイトにて購入、早速聴いてみて、そのオケの音の好...

    投稿日:2009/11/02

    本サイトにて購入、早速聴いてみて、そのオケの音の好さ、歌手の声の好さに感動しました。この頃のベームは流石ですね。この作品はウッカリすると妙な音楽を展開してしまう可能性があると思いますが、その辺がよく引き締められており、キビキビとした演奏になっています。廉価でこれだけの名盤が出るということにも感動しています。本レーベルの「ブリリアント」に感謝したいですね。 江湖にお薦めします。

    緑川虫太郎 さん |40代

    8
  • 名演揃いの聞きごたえあるアルバム。特に私の好みはア...

    投稿日:2009/05/02

    名演揃いの聞きごたえあるアルバム。特に私の好みはアルプス交響曲(格調高い)、英雄の生涯(抜群の推進力と引き締まった造形)、死と変容(壮大な音のドラマ-ライブ72年)。アルプス、英雄、ドンファンはモノラルなのが残念だが音は聴きやすい。音響にこだわる人(シュトラウスの場合それも理解できるが)、派手な効果がお好きな方にはおすすめできないが、シュトラウスの音楽を愛する人にはぜひお勧めしたい。作曲者と親交厚かったべームの真摯な探求の成果がここにある。

    千葉のアリアドネ さん

    8
  • アスミク・グリゴリアンの見事なまでの一人舞台。一時...

    投稿日:2020/01/18

    アスミク・グリゴリアンの見事なまでの一人舞台。一時代前のナディア・ミヒャエル、さらにその前のキャサリン・マルフィターノも見た目は申し分ないサロメだったが、いずれも声量には限界があった。グリゴリアンも実年齢はそんなに若くないが、見た目は少女のようだし、この人の声はモノローグの最後の部分など、フルヴォリュームで鳴り渡るオーケストラを突き抜けるように響く。 問題はカステルッチの演出。『サロメ』は「7つのヴェールの踊り」におけるストリップ、切られた首をかき抱いて歌うフィナーレなど、相当に下世話な所のあるオペラで、作曲者の生前からの大成功(ガルミッシュのシュトラウス邸が『サロメ』の興業収入で建ったのは良く知られた話)もそのせいだが、演出がまさにその下世話な部分を徹底的に拒否しようとしていることだけは、良く分かる。顔の下半分を赤や緑に塗った脇役達や黒塗りかつ太鼓を持ったシャーマンとして表象されるヨカナーンなど、なかなか面白いが、演出家の腕の見せ所であるはずの「7つのヴェールの踊り」では一切、サロメを動かさない。つまり、音楽にすべてを語らせようというわけだ。切られた馬の首、首のないヨカナーンの死体など、不思議なオブジェが出てくるが、サロメが馬の首と戯れるわけでもない。最後も「この女を殺せ」というヘロデの台詞が聞こえるだけで、サロメが実際に殺されるシーンはなし。煽情的な身振りを一切見せないヴェルザー=メストの端正な指揮が、演出とうまくシンクロしていることは確かだが、正直言って、あまりに高尚すぎて私には良く分からない。

    村井 翔 さん |60代

    7
  • このアルバムの第一の存在理由は「ダフネ」である。普...

    投稿日:2014/09/19

    このアルバムの第一の存在理由は「ダフネ」である。普通だと中古市場で高値を呼んでいると聞くDecca盤の「影のない女」だろうが、冒頭の目の覚めるような音が持続されない。部分的にかなり歪む(前のアルバムでの「薔薇」もそうだった)。ひょっとして板起こし(って感じも他ではしないのだが)で中心部にいくと歪んでいるのか?「エレクトラ」はベームのレコーディング中でもベストのひとつの度迫力名演で(スタジオ録音とは思えない)、録音も本来いいのだが、私のもっているDG盤よりイマイチ鮮明でない(それと左右が逆みたい)。とはいえ、比較しなければいい音で、聞く価値は充分ある。「ダフネ」はあとのギューデンとの録音を聞いてないので比較できないのだが、戦中の録音としてまずまずの音で、演奏は素晴らしい。ライブのベームはこの時代からそうだったのだ。緻密、緊密にして凝集度が並大抵でない(この点では「影のない女」をしのぐ)。ライニングのタイトルロールも素晴らしい。「アリアドネ」はそれから10年あとにしては音は似たようなもの。歌手たちは当時のウィーンのベストメンバーだが、他にもっと音のいいのがあるから、そっちをとるべきだろう。10枚目のおまけは古いベームの録音の抜粋だが、「ベールの踊り」と「カプリチオ」以外はそれなりの音がして、当時の歌手たちのレヴェルの高さを窺い知れる。だが、やがて大爆撃の対象になる戦中のドレスデンで、こんな音楽を聴いていた聴衆って、どうなんでしょうね

    mari夫 さん

    7
  • バーンスタインのウィーンフィルとの貴重なオペラ録音...

    投稿日:2013/09/17

    バーンスタインのウィーンフィルとの貴重なオペラ録音。歌手は粒ぞろいでスキはなく、バーンスタインも豊穣の響きに身を任せながらも、テンポは遅めで緩急も大きい強い自己主張もあり、ユニークだ。このコンビでもっとオペラ録音があってもよかったと思うし、晩年にバイエルンでトリスタンをライブ録音したのだから、もっと長生きしたら、それが果たされたのではないかと思うと残念である。

    eroicka さん

    7
  • 本盤におさめられたR・シュトラウスの楽劇「アラベラ...

    投稿日:2012/12/06

    本盤におさめられたR・シュトラウスの楽劇「アラベラ」は、ショルティがウィーン・フィルとともにワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の歴史的な初のスタジオ録音(1958〜1965年)を開始する直前の演奏である。楽劇「ばらの騎士」や「サロメ」などと比較するとあまりにも録音の点数が少ない楽曲、そして、世界で最も掌握しづらいオーケストラであるウィーン・フィルを指揮して、このようなスタジオ録音を行ったという点に、若きショルティの並々ならない意欲とR・シュトラウスに対する深い愛着があらわれていると言えるところだ。同曲は、R・シュトラウスの楽劇としては、「サロメ」や「エレクトラ」のような革新的、前衛的な要素はあまり存在しておらず、むしろ、「ばらの騎士」などの路線に立った後期ロマン派的な楽劇と言える。ショルティの楽曲への基本的なアプローチは、切れ味鋭いリズム感とメリハリの明瞭さであると言えるが、このようなアプローチは、「サロメ」や「エレクトラ」には適していたとしても、同曲にはあまり相応しいものとは言えないとも考えられる。しかしながら、ショルティが「ばらの騎士」でも名演を成し遂げたのと同様に、同曲でも素晴らしい名演を成し遂げることに成功していると言えるだろう。確かに、随所に聴かれるトゥッティにおいて、ショルティならでは迫力満点の強靭さも存在していると言えるが、この当時のウィーン・フィルが有していた美しさの極みとも言うべき美音が演奏全体を支配し、ショルティのいささか鋭角的な指揮ぶりに適度の潤いと温もりを付加させるのに大きく貢献していると言えるのではないだろうか。ショルティとウィーン・フィルの関係は、とても良好なものとは言い難かったが、本演奏においては、むしろ、ショルティの方がウィーン・フィルに歩み寄っているような印象も受けるところであり、その結果として、このような素晴らしい名演に仕上がったとも言えるところだ。同曲には、ベーム盤以外に強力なライバルが存在していないのも本盤にとって大きな追い風になっているとも言えるところであり、本演奏は、同曲演奏の一つの規範として現在でもなお輝きを失うことのない素晴らしい名演と高く評価したいと考える。歌手陣も豪華であり、特に、リーザ・デラ・カーザのアラベラ役は当時最高の当たり役。ズデンカ役のヒルデ・ギューデンやマンドリーカ役のジョージ・ロンドン、そしてワルトナー伯爵役のオットー・エーデルマンなど、超一流の歌手陣が最高の歌唱を披露しているのも、本演奏を聴く最高の醍醐味であると言える。そして、今は無きゾフィエンザールの豊かな残響を活かした英デッカによる名録音も、今から50年以上の前とは思えないような極上の高音質を誇っていると言えるところであり、本盤の価値を高めるのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。

    つよしくん さん |40代

    7
  • オペラの読み替え演出は可能な限り、その意図を汲んで...

    投稿日:2012/06/11

    オペラの読み替え演出は可能な限り、その意図を汲んで肯定的に評価しようと考えている人間だが、結論から言えば、このクリストフ・ロイの読み替えだけは全く評価できない。ホフマンスタールの台本には、他ならぬシュトラウス自身が言い出したことだが、冷たく、頭でっかちで、概念の化身のような人物たちに血が通っていないという批判が昔からある。この批判についての当否はひとまずおくとしても、問題は1955年のゾフィエンザールに舞台を移すことによって、演出家の望んだような「血肉の通ったリアルな人間」を出現させることができたかどうかだ。シュヴァネヴィルムスが皇后役を演じるだけでなく、「皇后役を演じようとしている新人歌手レオニー・リザネック」の役も演じるという劇中劇化、メタオペラ化はかえって聴衆と舞台との距離を遠ざけることにならないか。演出家がストーリーの持つイデオロギー(子供を産まないことが倫理的に罪だというようなイデオロギーには、私も賛成しかねる)に問題ありとして、批判的な距離をとろうとしているのなら分かるが、ご本人の公式見解を聞く限りでは、そうではないようだ。第2幕第4場で皇后役の歌手以外、舞台上の録音スタッフが全員子供になるという仕掛けも空回り気味だし、最後をめでたしめでたしの大団円にしたくないという演出家の気持ちは分かるが(この舞台では乳母役がまだ舞台上にいるので、それが可能になる)、そのために払った犠牲が大きすぎる。ゾフィエンザール内部の再現にはそれなりに金がかかっているようで、経費節減のためという批判はあたらないかもしれないが、最後まで腑に落ちない舞台だった。歌手陣とティーレマン指揮のウィーン・フィルは上々の出来だったから、絵のないCDで出せば良かったのに。

    村井 翔 さん |50代

    7
  •  「4つの最後の歌」ですが、評判の良いカラヤン=ヤ...

    投稿日:2012/06/08

     「4つの最後の歌」ですが、評判の良いカラヤン=ヤノヴィッツよりも、私はこちらの方が気に入っています。モノラルのハンデはありますが、デラ・カーザの声の方が私にはなぜか落ち着きます。伴奏のオーケストラの違いもあるのかもしれません。  「アラベラ」は、デラ・カーザが得意にしていただけあって素晴しいのですが、「カプリッチョ」にこんな良い曲があるのを知りませんでした。是非全曲盤を聴いてみたい思います。

    endless odyssey さん

    7
  • 長らく廃盤の憂き目にあったとはいえ、これほどの名演...

    投稿日:2012/04/17

    長らく廃盤の憂き目にあったとはいえ、これほどの名演にまだ一つもレビューが無いとは。これこそR・シュトラウスを得意としたサヴァリッシュによる最高の名盤である。セッション録音でありながらもサヴァリッシュの指揮は感興に満ち満ちており、なおかつその精妙で繊細な響きはこの壮大で幻想的な作品にまさにピッタリである。また、この盤はよく知られるとおり完全全曲盤であるが、この作品こそは完全なる全曲盤で聴いていただきたい。カットのある盤はこの作品の最も感動的な場面をも省いてしまっている。歌手陣は確かにカイルベルト盤等に比べれば少々小粒だが、一部を除いてまず穴のないキャスティングだ。特に皇后と乳母、わけても皇后のステューダーが素晴らしい。録音もこの頃のEMIの中では良好。

    現代ハイエンドを見限った男 さん |40代

    7
  • オペラのレコーディングに、ウィーンフィルを相手に、...

    投稿日:2012/03/03

    オペラのレコーディングに、ウィーンフィルを相手に、きら星の如くの歌手を揃えて、3年もの歳月を掛けて録音したカラヤンの執念と、政治力、今では、絶対に制作出来ない、セッションによるレコード音楽全盛時代、お金も時間もかけられたカラヤン、集大成のシュトラウス、入魂の記録。クライバーも凄いが、カラヤンは、流石にやや枯れても徹底した音楽。オペラ録音は、ライヴ、DVD中心になってしまい、ここまで根詰めて作り上げた贅沢な演奏は、もう現れまい。貴重な録音芸術作品。カラヤン、代表的、総決算と、言ってもいい商品。

    sunny さん |40代

    7

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ありがとうございました

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