【中古:盤質A】 交響曲全集、管弦楽曲集　デイヴィス＆ロンドン交響楽団（７ＣＤ）

デイヴィス・コンダクツ・シベリウス（７ＣＤ）
交響曲全集、管弦楽作品集
コリン・デイヴィス＆ロンドン響

デイヴィスがセッションで仕上げた２度目の交響曲全集は、デイヴィスと最も関わりの深いオーケストラであるロンドン交響楽団を指揮して1992年から2000年にかけて収録されています。
　当全集は、『クレルヴォ交響曲』を含む完全な全集で、交響曲のほか『レンミンカイネン組曲』など管弦楽曲11曲（恋人、伝説、ポヒョラの娘、鳥、カレリア組曲、大洋乙女、フィンランディア、悲しきワルツ、タピオラ、夜の騎行と日の出）を網羅、しかもかなりの低価格での登場です。
　ボストン響との旧全集が作曲者の生国フィンランドで絶賛されるなど、デイヴィスのシベリウス演奏はすでに定評あるところですが、その後の充実ぶりを如実に感じさせる当全集での深化と柔軟性を増した演奏の前では、定評あるボストン響盤さえ少々硬く重厚に過ぎると感じられてしまうかもしれません。
　なお、通常は鉄琴が挿入される第４番終楽章は、本来チューブラー・ベルが指定されていますが、旧盤でのデイヴィスは両者を同時に叩かせていたのに比べ、ここでは挿入箇所に応じて叩き分け、音色的な効果をより助長させる興味深いアプローチを採用しています。
　なお、このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。（ＨＭＶ）

【収録情報】
シベリウス：
Disc1
・交響曲第１番ホ短調 Op.39
・交響曲第４番イ短調 Op.63

Disc2
・交響曲第２番ニ長調 Op.43
・交響曲第６番ニ短調 Op.104

Disc3
・交響曲第３番ハ長調 Op.52
・交響曲第５番変ホ長調 Op.82

Disc4&5
・交響曲第７番ハ長調 Op.105
・組曲『恋人』 Op.14
・交響詩『伝説』 Op.9
・クレルヴォ交響曲 Op.7

Disc6
・４つの伝説曲 Op.22
・交響詩『ポヒョラの娘』 Op.49
・交響詩『吟遊詩人』 Op.64

Disc7
・『カレリア』組曲 Op.11
・交響詩『大洋の女神』 Op.73
・交響詩『フィンランディア』 Op.26
・『悲しきワルツ』 Op.44-1
・交響詩『タピオラ』 Op.112
・交響詩『夜の騎行と日の出』 Op.55

　ヒレヴィ・マルティンペルト（ソプラノ：クレルヴォ）
　カール＝マグヌス・フレデリクソン（バリトン：クレルヴォ）
　ロンドン交響楽団合唱団（クレルヴォ）
　ロンドン交響楽団
　サー・コリン・デイヴィス（指揮）

　録音：1992〜2000年
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）