CD 輸入盤

ゾルターン・セーケイ/ソリストと弦楽四重奏の録音集〜グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲、バルトーク:ルーマニア民俗舞曲より、弦楽四重奏曲第5番、第6番

グラズノフ(1865-1936)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BIDD85048
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ゾルターン・セーケイ/ソリストと弦楽四重奏の録音集

バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番の初演やルーマニア民俗舞曲の編曲で、またハンガリー弦楽四重奏団としての録音で知られるゾルターン・セーケイ[1903-2001]の復刻盤。
 セーケイはハンガリーのコチで医師の家庭に生まれ、8歳でヴァイオリンを始めました。11歳の年にブダペストに移りフランツ・リスト・アカデミーに入学し、フバイらにヴァイオリンを学び、18歳で修士号を得ます。更にヴェイネルに和声法と室内楽を学び、コダーイからも作曲を学びました。1920年にはハンガリー国内でヴァイオリニストとして名声を確立し、翌年コダーイの紹介でバルトークと出会い意気投合して共演を重ねます。1925年にルーマニア民俗舞曲をヴァイオリンとピアノ用に編曲すると、バルトークはこれを承認してコンサートでも共演しました。1937年に新ハンガリー四重奏団(当時)の第1ヴァイオリン奏者に迎えられます。同団のコロムサイとパロタイはバルトーク自身の監修を受けて弦楽四重奏曲第5番のウィーンとブダペストでの初演を行っており、これらのバルトーク録音は作曲者直系の解釈を伝える貴重なものです。
 セーケイは優れたソリストでもありましたが、協奏曲録音はここに収められたグラズノフのみ。オランダ「Decca」による録音はセーケイの艶やかな音を伝えてくれます。(輸入元情報)

【収録情報】
1. グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82

 ゾルターン・セーケイ
(ヴァイオリン)
 ハーグ・レジデンティ管弦楽団
 ウィレム・ファン・オッテルロー
(指揮)

 録音:1942年

2. バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56より(セーケイ編)
 第1曲:棒踊り
 第3曲:踏み踊り
 第4曲:角笛の踊り(ブチュム舞曲)
 第6曲:速い踊り(マルンツェル舞曲)

 ゾルターン・セーケイ(ヴァイオリン)
 ゲザ・フリード(ピアノ)

 録音:1937年4月28日

3. バルトーク:弦楽四重奏曲第5番 Sz.102
4. バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 Sz.114

 ハンガリー四重奏団

  ゾルターン・セーケイ(第1ヴァイオリン)
  アレクサンドル・モスコフスキー(第2ヴァイオリン)
  デーネシュ・コロムサイ(ヴィオラ)
  ヴィルモシュ・パロタイ(チェロ)

 録音:1946年5月15,20日(3)、1948年3月21日(4)

 音源(初出盤)
 1:Decca X 10110/12
 2:Decca K 872(matrix TA 3025)
 3:HMV C 3511/14(matrices 2EA 11005/12)
 4:HMV DB 9389/92(matrices 2EA 12831/39)

 復刻プロデューサー: Eric Wen
 復刻エンジニア: David Hermann
 マスタリング: Dennis Patterson

【備考:ハンガリー四重奏団の変遷(当CDの原盤解説書による)】(輸入元情報)
1910年にバルトーク、ヴェイネル、コダーイの作品演奏を目的に「ハンガリー四重奏団」が結成される。第1ヴァイオリンとチェロの奏者名を採って「ヴァルトバウアー=ケルペリー四重奏団」とも呼ばれる。
1935年、「新ハンガリー四重奏団」結成。メンバーはシャーンドル・ヴェーグ(第1ヴァイオリン)、ペーテル・セルヴァンスキー(第2ヴァイオリン)、デーネシュ・コロムサイ(ヴィオラ)、ヴィルモシュ・パロタイ(チェロ)。間もなくセルヴァンスキーは脱退し、第2ヴァイオリンにラースロー・パルモシュが加入。
1937年、ゾルターン・セーケイを第1ヴァイオリンに招く。セーケイは加入の条件として自らの住むアムステルダムに拠点を移すことを提示し、他のメンバーがこれを受諾。ヴェーグが第2ヴァイオリンとなり、パルモシュは脱退。
第2次大戦中はオランダに留まり、セーケイとコロムサイはコンセルトヘボウ管弦楽団での演奏を認められたが、弦楽四重奏団としての活躍は著しく制約された。この間にレパートリーを洗い直した。
1940年、ヴェーグが脱退して自身の弦楽四重奏団を発足。第2ヴァイオリンにアレクサンドル・モスコフスキーが加入。
1946年、団体名から「新」を外し、「ハンガリー四重奏団」として本格的な活動を再開。バルトークの弦楽四重奏曲第5番を録音(当盤に収録)。
1947年、BBC第3放送でバルトークの弦楽四重奏曲全曲を演奏。
1948年、ミラノ・スカラ座でベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を演奏。全30公演のアメリカ・ツアーを敢行。バルトークの弦楽四重奏曲第6番を録音(当盤に収録)。
1949年、アメリカに拠点を移す。
1952-53年、コロムサイの長期休暇のため、この間ローラン・アリューがヴィオラを務めた。
1956年、チェロがパロタイからガブリエル・マジャールに交替。
1959年、第2ヴァイオリンがモスコフスキーからミヒャエル・カットナーに交替。
1970年、ロンドンでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を演奏。
1972年、解散

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