CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲、ヴォーン・ウィリアムズ:あげひばり ヒラリー・ハーン、コリン・デイヴィス&ロンドン交響楽団

エルガー(1857-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4745042
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ヒラリー・ハーンのエルガー&ヴォーン・ウィリアムズ!
デイヴィス指揮ロンドン交響楽団との素晴らしい共演!


古今の数あるヴァイオリン協奏曲の中でもトップ・クラスの難曲とされるこの作品ですが、その規模の大きさと高度な名技性は驚くべきもので、若い頃にはヴァイオリニストを目指していたというエルガーの創意が、メランコリックな音楽と結びついて聴きごたえ満点です。
 もともとこの作品は、『ジェロンティアスの夢』を聴いて感激したクライスラーがエルガーに作曲を依頼したもので、技巧的なレヴェルの高さはその辺りに起因することかもしれません。しかし、曲調はいかにもエルガー的なものであり、第1楽章のほの暗い情熱といい、第2楽章での牧歌的で詩情豊かな音楽といい、第3楽章での屈託のない快活さといい、耳なじんだ“エルガー節”を存分に堪能することが可能です。

 ハーンの独奏は、この50分近い大曲に果敢に挑んだ覇気に富む見事なもので、持ち前の精確きわまりない超絶技巧によって第3楽章の難所も鮮やかに弾ききっています。一方で、第2楽章では透明度の高い美しい叙情も聴かせており、組み合わせの『あげひばり』と共に繊細な美音が無常の快感を与えてくれるのです。
 デイヴィス指揮ロンドン交響楽団の演奏も特筆すべきクオリティに達しています。英国音楽に必須の深みのあるブレンドされた色彩の美しさは信じがたいほどのもので、『あげひばり』でのハーンのソロと一体となった超名演は、この曲の全録音の中でも最高のもののひとつと言いたくなるほど。録音も非常に優秀です。


■エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 作品61 [49:25]
I. Allegro [17:54]
II. Andante [12:09]
III. Allegro molto [19:22]
■ヴォーン・ウィリアムズ:あげひばり [16:11]

ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団

録音:2003年10月、12月 ロンドン〈デジタル録音〉

収録曲   

エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 作品61 [49:25]

  • 01. I. Allegro [17:54]
  • 02. II. Andante [12:09]
  • 03. III. Allegro molto [19:22]

ヴォーン・ウィリアムズ:あげひばり [16:11]

  • 04. あげひばり [16:11]

総合評価

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なんて真摯な、格調高い演奏なんでしょう。...

投稿日:2013/02/03 (日)

なんて真摯な、格調高い演奏なんでしょう。どの音もしっかりとよく鳴っていて、音の処理が完璧。どの瞬間も感情的になり過ぎる事無く、またクールに抑え過ぎる事も無く、品があり、かつ説得力を持った演奏です。その運弓の正確さ、一つ一つの音のヴィヴラート、発音に彼女の天賦の才能を感じさせます。「中庸」というものがどれだけ魅力的なのか、聴き手を納得させ、惹き込ませてしまう謎の力がある、そんな演奏だと思いました。

elegance さん | 東京都 | 不明

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エルガーのヴァイオリン協奏曲は、20世紀...

投稿日:2012/04/23 (月)

エルガーのヴァイオリン協奏曲は、20世紀の作品と言うのに、50分を超える大作。ロマンティックで、エルガーの高貴で、悠々、叙情性、孤独感、溢れた名作。老デイヴィスのサポートの下、真剣、緊張感強く弾いていくヒラリー。イギリス情緒、ロマンティシズムでは、エーネス、熟年デイヴィスに軍配ですが、厳しさでは、こちらの気の強い娘の演奏を取る。ヴォーン・ウイリアムスの「あげひばり」では、伸びやかで、とてもよろしい。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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私はエルガーのチェロ協奏曲はとても好きで...

投稿日:2011/08/22 (月)

私はエルガーのチェロ協奏曲はとても好きでしたが、ヴァイオリン協奏曲はどの演奏を聴いても今まで難解で長いというイメージしか持てませんでした。 この盤は見事にそれを覆してくれて、大好きな協奏曲となりました。 音に魂がこもっていて思わず惹き付けられます。 特に第一楽章の第2主題のなんという美しさでしょう! ハーン自身の”心からの情感”と”成熟”をすごく感じさせる演奏でした。 彼女の超スーパーテクニックが冗長になりがちなこの作品をきりりと引き締め飽きさせず聴き易くしてくれたことは確かでしょう。 最新盤のエーネス盤と共に最も完成度の高い演奏。 あげひばりでの精緻で繊細なヴァイオリンの音色も素晴らしく、曲が終わったあとの音が消え去るときの数秒間は絶妙です。あたりの空気感が変わっていく様な演奏です。

martin さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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エルガー(1857-1934)

近代イギリスを代表する作曲家、サー・エドワード・ウィリアム・エルガーは、1857年6月2日、イギリス中西部ウスター近郊のブロードヒースで生まれました。経済的に恵まれなかったため正規の音楽教育を受けることができず、ほとんど独学で勉強したそうですが、ピアノ調律師で楽器商を営んでいた父親のウィリアムは、生業のかたわら聖ジョージ・ローマ・カトリック教会のオルガニストを務めていたそうですから、やはりその血の

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  • 作成者:桶川みくさん