CD 輸入盤

『ゲロンティアスの夢』 コリン・デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデン、P.グローヴス、コノリー、他(2CD)

エルガー(1857-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PH12017
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

2010年ゼンパー・オーパー・ライヴ
コリン・デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデン
エルガー『ゲロンティアスの夢』


エニグマ変奏曲と並ぶエルガーの代表作として知られる『ゲロンティアスの夢』は、リヒャルト・シュトラウスから絶賛されて評価が高まり、エルガーが国際的名声を得るきっかけとなった壮大なオラトリオ風の声楽曲。
 ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿のテクストによる内容は、主人公ゲロンティアスが死の淵で魂の救済について天使や神と問答を繰り広げるというもので、母国の大作曲家エルガーへの熱心な取り組みで知られたサー・コリン・デイヴィスは、この作品について次のように述べています。

『死についての音楽を書こうとすると、ふつうならレクィエムあるいは名の通った歴史上の人物の死を描くところですが、ここでは死そのものにまつわる実際のプロセスを扱っている点で独創的。まさに過去に例のないまったく新しいタイプの、真に偉大な作品なのです。』

このたび「Profil」の人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」に登場するアルバムは、コリン・デイヴィスが2010年3月にゼンパーオーパーでシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、エルガーの『ゲロンティアスの夢』を演奏したコンサートからのCD化となります。上記の言葉からもわかるように、作品に熱い共感を寄せるデイヴィスは、2005年12月にロンドン響を指揮して同曲を演奏したライヴ録音盤をすでに発表しており、当ディスクは4年あまりを経ての演奏内容ということになりますが、この間ほかにも2008年1月のボストン響との実演で同作を取り上げて成功を収めていました。
 英国出身のメゾ・ソプラノ、サラ・コノリーは、そのデイヴィスのボストン公演に参加していたひとりで、ここでも引き続き天使役に起用されています。ちなみに、コノリーはアンドルー・デイヴィス指揮BBC響盤(2014年)における同名役の歌唱も記憶にあたらしいところです。
 ゲロンティアス役のポール・グローヴスは、エルダー指揮ハレ管盤(2008年)でも表題役を務めた米国出身のテノール。グローヴスはまた、同じ2010/11年のシーズンにエジンバラ国際音楽祭におけるゲロンティアス役でも評判を取ったという具合にキャストは万全で、ここにデイヴィスの思い描くドラマ作りに欠かせない顔ぶれが揃ったといってよいでしょう。
 コリン・デイヴィスとシュターツカペレ・ドレスデンの顔合わせによるエルガーと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、1998年の交響曲第1番ライヴ。そこではデイヴィスが尋常ではないテンションの高さで、名門ドレスデンから空前絶後のとてつもない響きを引き出して、熱心なファンの間では語り草となっていたものでした。ここでもまたエルガーらしい気高くもやさしくせつない音楽を破格のスケールで聴かせてくれるのではないかとおもわれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● エルガー:ゲロンティアスの夢 op.38

 ゲロンティアス:ポール・グローヴス(テノール)
 天使:サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
 司祭、苦悩の天使:ジョン・レリア(バス)
 ドレスデン国立歌劇場合唱団
 シュターツカペレ・ドレスデン
 サー・コリン・デイヴィス(指揮)

 録音時期:2010年3月28日
 録音場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 01. Prelude
  • 02. 02. Jesu, Maria
  • 03. 03. Kyrie Eleison
  • 04. 04. Rouse Thee, My Fainting Soul
  • 05. 05. Be Merciful, Be Gracious
  • 06. 06. Sanctus Fortis
  • 07. 07. I Can No More
  • 08. 08. Rescue Him, O Lord
  • 09. 09. Novissima Hora Est
  • 10. 10. Proficiscere, Anima, Christiana
  • 11. 11. Go, in the Name of Angels

ディスク   2

  • 01. 01. Introduction
  • 02. 02. I Went to Sleep
  • 03. 03. My Work Is Done
  • 04. 04. All Hail, My Child and Brother, Hail!
  • 05. 05. Low Born Clods of Brute Earth
  • 06. 06. It Is the Restless Panting of Their Being
  • 07. 07. the Mind Bold and Independent
  • 08. 08. I See Not Those False Spirits
  • 09. 09. Praise to the Holiest
  • 10. 10. the Sound Is Like the Rushing of the Wind
  • 11. 11. Glory to Him
  • 12. 12. the Sign of Thy Approaching Agony
  • 13. 13. But Hark! a Grand Mysterious Harmony
  • 14. 14. And Now the Threshold As We Traverse It
  • 15. 15. Praise to the Holiest in the Height
  • 16. 16. the Judgement Now Is Near
  • 17. 17. Jesu! By That Shuddering Dread Which Fell on Thee
  • 18. 18. Be Merciful, Be Gracious
  • 19. 19. Praise to His Name
  • 20. 20. Take Me Away
  • 21. 21. Lord, Thou Hast Been Our Refuge
  • 22. 22. Softly and Gently, Dearly-Ransomed
  • 23. 23. Lord, Thou Hast Been Our Refuge
  • 24. 24. Praise to the Holiest

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人物・団体紹介

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エルガー(1857-1934)

近代イギリスを代表する作曲家、サー・エドワード・ウィリアム・エルガーは、1857年6月2日、イギリス中西部ウスター近郊のブロードヒースで生まれました。経済的に恵まれなかったため正規の音楽教育を受けることができず、ほとんど独学で勉強したそうですが、ピアノ調律師で楽器商を営んでいた父親のウィリアムは、生業のかたわら聖ジョージ・ローマ・カトリック教会のオルガニストを務めていたそうですから、やはりその血の

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