アルファーノ:歌曲集
イタリア近代の作曲家フランコ・アルファーノ。彼はナポリで学んだのちライプツィヒ音楽院に留学し、ザーロモン・ヤーダスゾーンから作曲を学びました。ピアニストとして活躍する傍らオペラを作曲、『シラノ・ド・ベルジュラック』やトルストイの原作に基づく『復活』などが高く評価されましたが、なんといっても彼の名声を高めたのはプッチーニの『トゥーランドット』の補筆を完成させたことでしょう。しかし彼が書いた管弦楽曲やピアノ曲、そして歌曲はほとんど演奏される機会がありません。
多くの世界初録音を含むこのアルバムには、彼がライプツィヒで学んでいた21歳頃の作品から、1949年、晩年の『2つの歌』を収録。彼の旋律美が存分に味わえる1枚となっています。
アンナ・ピロッツィは国際的なオペラの舞台で演奏、現在のイタリアを代表するドラマティック・ソプラノ歌手のひとりです。その歌唱にエマ・アバーテのピアノとポジダル・ヴコティッチが寄り添い、極上のアンサンブルを聴かせます。(輸入元情報)
【収録情報】
アルファーノ:
● 6つの歌より
1. なぜ泣いているの?
2. 朝の光の中で*
3. マリンコニア*
4. 行かないで、愛する人
5. 最後の秋が来た
● 5つの歌 Op.1
6. ソネット
7. どうして
8. ロンド
9. 「***」へ送る
10. ソネット
● 2つの歌 - 歌、チェロとピアノのために
11. 春の前奏曲
12. その日はもう終わり
13. 日々 - チェロとピアノのためのアリエッタ
● 3つの新しい詩
14. nna nanna di mezzanotte 真夜中の子守歌
15. Melodia メロディ
16. Preghiera alla Madonna 聖母への祈り
アンナ・ピロッツィ(ソプラノ)
エマ・アバーテ(ピアノ)
ボジダル・ヴコティッチ(チェロ)
録音時期:2023年3月18,19日
録音場所:Menuhin Hall, Stoke d'Abernon, Surrey, UK
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音(1-3,5-13,16)