CD 輸入盤

交響曲第3番、第4番、答えのない質問、宵闇のセントラル・パーク ルドヴィク・モルロー&シアトル交響楽団

アイヴズ(1874-1954)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSM1009
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

アイヴズ:交響曲第3番、第4番、答えのない質問、宵闇のセントラル・パーク
ルドヴィク・モルロー&シアトル交響楽団


19世紀後半アメリカで活躍した作曲家アイヴズは伝統を重んじながらも、実験的な要素を多分に取り入れた作品を多く残しています。本業では保険代理店を営み、その合間を縫って4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲など夥しい数の作品を書きましたが、その作風は多岐に渡り、単純な民謡をそのままベースにした曲あり、多調や微分音を取り入れた前衛的な作品ありと、実にヴァラエティに富んでいます。
 このアルバムに収録された2曲の交響曲は、どちらもアイヴズの代表作。第3番は開拓期のアメリカにおける宗教的な集会をモティーフにした作品で、発表当時、ニューヨークにいたマーラーも注目、ヨーロッパで演奏すべくスコアを持ち帰ったというエピソードがあるほどの(マーラーは直後に亡くなってしまったため、実現しなかった)作品です。第4番は演奏時間は短いものの、第2楽章は2人の指揮者を必要とするほどに複雑に入り組んでおり、賛美歌や行進曲などが入り乱れながら一度に奏されるという演奏困難な作品として知られています。このアルバムではアシスタント指揮者が3人用意され、周到な演奏が繰り広げられています。(輸入元情報)

【収録情報】
アイヴズ:
1. 交響曲 第4番
2. 答えのない質問
3. 宵闇のセントラル・パーク
4. 交響曲第3番『キャンプの集い』(なつかしき仲間の集い/子供たちの日/コミュニオン)


 クリスティーナ・ヴァルデス(ピアノ:1)
 ジョゼフ・アダン(オルガン:1)
 デイヴィッド・ゴードン(トランペット:2)
 スティリアン・キーロフ(副指揮者:1)
 デイヴィッド・アレクサンダー・ラービー(副指揮者:1)
 ジュリア・タイ(副指揮者:1)
 シアトル・シンフォニー・コラール(1)
 シアトル交響楽団
 ルドヴィク・モルロー(指揮)

 録音時期:2015年1月29,31日(1)、2015年4月3日(2)、2014年9月26日(3)、2014年5月14日,9月9,10,26日, 2015年4月3日(4)
 録音場所:シアトル、ベナロヤ、S.Mark Taper Foundation Auditorium
 録音方式:ステレオ(デジタル)

ユーザーレビュー

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交響曲は世界だ・宇宙だという言われ方をす...

投稿日:2017/05/27 (土)

交響曲は世界だ・宇宙だという言われ方をする それを具現している交響曲の最たるものがアイヴズの”第4交響曲”だと思う 繰り返し繰り返し還って行きたくなる”世界”だ それは神秘であり平俗であり敬虔であり何にもまして極めて人間そのものという作品になっている ここには”世界”の凡てがある 一個の人間の人生があり 人類の雑踏がある 独りじゃないんだという感を深める その新たなディスクがこのシアトルSOのライヴ編集盤だ モルローの指揮はほとんど混沌と化してしまうスコアを見事に整理して聞かせる 第二楽章がこれほど明晰に音化された演奏をこれまでに知らない しかもクリアな音響は美しく アイヴズの叙情性まで引き出している 音楽が澄んでいて温かい情調が行き亘っている 稀に見る傑作の登場となった 続く二つの小品と第3交響曲も同様の精神に貫かれた演奏と言える こんなにアイヴズとの裕な時間を過ごしたのは久しぶりだ 特に第3交響曲のフレンドリーな趣に寛ぎ癒された 凡演だと飽きて退屈する曲である モルロー&シアトルSOが醸すアイヴズへの共感と共にいる愉悦の心情が伝わってきて嬉しくなった アイヴズの音楽は素晴らしい ご一聴を

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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