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Review List of うーつん 

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  • 9 people agree with this review
     2013/01/13

    発売からしばらく、ようやく入手。記念の年ゆえ多くのCDが世に出た。全部手元に入るなら苦労はしないが、懐事情のため前奏曲集はこのCDと決める。エマールのCDと迷ったが、「牧神」「夜想曲」の2台ピアノ版が追加されていることもお得と感じ選んだ。

      ミケランジェリ、ポリーニ、ツィメルマン、青柳いずみこ、ギーゼキングなど聴いたがリュビモフもまた前奏曲の名盤に名を連ねると確信する。今まではミケランジェリの極限まで磨かれたピアノにひれ伏していたが、リュビモフの演奏には緊張することなく音を楽しむことができた。

      個人的にはリュビモフの演奏が(楽器のせいもある?)、過去に私が手にとったCDと比較して、とても落ち着いていてじっくり聴ける。ピアノの音がぎらぎらしていない。写真を撮るに、真夏の日差しの下より木陰の方がきれいに撮影できると表現したらよいだろうか。作曲者が作品に与えた表題を着実に音化していると思う。1枚ずつの絵(または情景・物語)が鮮烈過ぎるとそれだけでいっぱいいっぱいになるものだが、リュビモフの演奏と音は一連の展覧会(または物語)の集まりとしてまとめて対することができる。

      楽譜は読めず、聴くだけの私。細かい専門的なことはレビューできません。それをご理解いただいたうえでCD選びの参考になれば幸いです。

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  • 3 people agree with this review
     2013/01/13

    ジャズは全くの門外漢。(といっても他のジャンルだって同様か…)
      一度に6枚すべて聴くのはさすがにキツイが、時々仕事で疲れた時に聴くと沁み込むんですよね・・・。ピアノがソロで奏でたイントロがやがて自由に飛翔し、(3人のパーソネルの間で)化学反応し、はじけて、やがて昇華していく。録音の雰囲気は、BLUENOTEのテーブルにゆったり腰掛けてセッションに身を浸す悦びを体験できる。   
      彼らの公演は数回しか遭遇していないが、毎回楽しい刺激をもらっている。招へい元のHPには、今年(2013年)の公演が「最後の…」と表示されていた。とても残念だが、いいセッションを期待したい。

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  • 2 people agree with this review
     2013/01/12

    再生ボタンを押すと、リサイタルに行って聴いたショックがよみがえる。当日のプログラムでは「小犬のワルツ」「英雄ポロネーズ」もあったがCDに入らず残念。もしかしたら当日のリサイタルのための「客寄せ演目」だったのか?  演奏はどれも私たちが通常抱く「サロンの華としてのショパン」でなく、異国で孤独をまとったショパン。ワルツは哀しく、ポロネーズは苦渋。ワルツが終わっての休憩時間中、周りにいた女性方が「重いわねぇ」と感想述べあっていた。後半のポロネーズも「こんなにすごい音が出るのか!」と思うほど強奏したと思うとホールの隅まで響き渡るピアニッシモ…。実演ではとても遅く感じた演奏だったがCDで見た演奏時間でみるとポリーニのそれとあまりかわらない。音楽の密度がそれほど濃密だったのだろうか? そんな一味ちがうショパンを聴きたい方におすすめ。
      

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  • 1 people agree with this review
     2013/01/12

     「楽興の時」は2011年のリサイタル(その日のメイン・プロ「幻想ソナタ」は若林工房さんからリリース)で聴いてからCD化を待っていた作品。デンオン時代のようなテンポの遅さはなくなり、トリッキーな感じは減った。しかし、聴きごたえと思索の自由さが増した気がする。音のつながりの合間にふとみえる「間」にこそアファナシエフの真骨頂がある。「楽興の時」はけっして軽やかで楽しいだけの曲ではない、晴れ間にふと雲がかかったときの暗さや寒さのような感覚をも楽しめる。
     ソナタ17番も楽しめた。目的もなくそぞろ歩いて、笑ったと思ったら泣いていたりと様々な感情が次々と現れては消えていく…。つかみどころのない曲という印象を持っているが、その部分がかえって魅力なのかな? という感想を持った。

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