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Review List of ヒューブーン 

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  • 1 people agree with this review
     2012/06/01

    CD10枚でこの金額という理由だけでも★3つ以下には出来ないが、名演等の演奏の方を基準に10枚を集めたというような意識はまったく感じられず、とりあえず金額に合わせて10枚にしたといった、「100均商法」を感じる。我が祖国 などの古い録音に関しては、いにしえの演奏スタイルに対して郷愁を感じる類の人にはお薦めできるが、やはり最新録音で聴きたいぞと僕なんかは思う。

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  • 1 people agree with this review
     2012/05/31

    若かりし頃のメータを「天才」と呼ぶにはその奔放さに脈絡が無く、ましてや「ヘタウマ」などという言葉とは完全に無縁、あるいは対極の指揮振りだ。この演奏なんかは、まさにそんなメータの個性が存分に発揮された演奏であるといえる。つまりハチャメチャなようでそのハチャメチャぶりには一貫した主張が無く、技術的には充分上手いはずなのに、随所で(わざと?)コケている。それなのに… 名演ともいい難いのに何故か手放す気になれない不思議なディスク。メータの演奏振りを一言で言うならば「性根(しょうね)の入っていない演奏」と言えるのだろうか? しかしそんな演奏でこれほど好感を持てるのはなぜだろう?
    真昼の魔女などは、そういったメータの一面のいい部分が発揮された演奏と言える。

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  • 1 people agree with this review
     2012/05/31

    この曲を僕は、朝比奈隆/東京都交響楽団(1980年9月3日ライブ)のLPで聴き始め、曲の全体像を把握するのに20年以上の歳月を必要とした。
    もし初期の段階で、このマゼールのような演奏に出会っていたら、もっと早く この曲が楽しめたのだろうにと思う。とにかくマゼールは天才的で、例えて言うなら、大学の高等数学を、小学生にもわかるように説明できる技量の持ち主だ。音質もよく、透明感もバツグン。 ただこの演奏を数秒聴いた後、例えばマタチッチの演奏で同じ箇所を数秒聴いたりすると、マゼールの音がやけに素っ気なく感じる。音楽がアタマで進んでいる分、ココロが置き去りにされているのだ。ブルックナーファンに是非お薦めの演奏ではあるが、最高評価が難しいのにはそういった理由がある。

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  • 7 people agree with this review
     2012/05/23

    個人的にはこれらの演奏のベストは、イタリアはアバド(’67年)盤が圧倒的、宗教改革はカラヤン盤とアバド盤が双璧 だと思っている。事実他のどの演奏を聴いても、その気持ちはほとんど揺らいだ記憶がない。
    だがこのたびマゼールの演奏(特に「イタリア」)を聴いて 初めて「揺らぐかもしれない」と思った。 1960年〜1961年の録音だから、おそらくLPやCDを見かけてはいても(マゼールがあまり好きではない)僕が意識しなかっただけだろう。でもなんだかフリッチャイの《悲愴》が突如カタログに現れた時のような衝撃だった。
    大体においてマゼールの演奏は、聴覚心理にそぐわないデフォルメが多くて、聴いていてまったく感動出来ないのが普通だ。しかしメンデルスゾーンに関しては、多少の「溌剌感」は損なっているものの、旋律に充分な「歌」があり、作曲者の味を損なうことなく、総てが正しいベクトルを向いているような印象の演奏になっている。
    そして録音年代のせいだろうか、なんとなく懐かしい響きも感じる。

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  • 3 people agree with this review
     2012/05/05

    録音のせいもあるだろうが、音が極めて表層的に感じる。音楽そのものが『空間性』の表現にその真価を委ねている作品であるから、音の心地よい流れ(はこのディスクでは上手く表現されている)よりも、「音そのものから、その向うにどのような世界を描くか?」が問われる。そう言った視点から聴きこんでいくと、可もなく不可もない演奏という位置付けになってしまうのも仕方ない。惜しむらくは録音だ。録音の如何によっては、もしかして評価のまったく逆転する演奏なのかもしれない。

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  • 2 people agree with this review
     2012/05/05

    タスキに書かれてある「聖フローリアンと双璧の名演」とは ちょっと誇大広告な気がする。聖フローリアン盤の名演性に大きく寄与していた『神々しさ』が、このCDからはほとんど感じられないからだ。ただこの時代の朝比奈隆的個性は、こっちの演奏の方が極めて濃厚。テンポの微妙な揺らし方にしても、聖フローリアン盤が自然な成り行きがそうさせたものだとすれば、こっちの演奏は、そこに朝比奈隆自身の意思(人間的な意思)を感じる。
    悪い演奏ではないが、朝比奈隆の同曲のディスクとして、真っ先に推薦したくなる演奏ではない。

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     2012/05/02

    シューマンと精神病とのかかわりを、よく第2交響曲に関連付けるような解説を見かけるが、僕には精神病の影響がもっとも色濃く現れている曲があるとするなら、交響曲『春』を真っ先に挙げたい。とりわけバーンスタインの指揮で聴くと、俗に言う「明るい曲想」という評価が「躁病的明るさ」に聴こえて来る。『ライン』の方は、解釈としてはあたり前過ぎるような気もするが、2曲ともこれほど『濃い』シューマンは稀有なように思える。

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  • 1 people agree with this review
     2012/05/02

    聴いていて、聴覚を吸い寄せられる部分も多々あるので、おそらく良い指揮をしているのだろう。しかし録音の貧弱さと、室内楽かと思わせるようなおとなしいオケの無迫力にはゲンナリさせられた。魅力がないわけではない演奏だが、復活の名演がいくらでも蔓延る昨今において、この先ずっとカタログに残るようなCDではないように思える。

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  • 4 people agree with this review
     2012/05/02

    先日メータのチャイコフスキー(withロスフィル)を聴いて、あまりの素晴らしさにメータのまぐれに違いないと思った。しかし今回このシューマンを聴くに至って、ついにメータの(若かりし頃の)素晴らしさを認めざるを得なくなった。とりわけ明るい曲想の1番3番などは同曲中最高と言えるのではないだろうか?曲の外聞にとらわれない自由な発想から産まれたシューマンだが、完成度の高さもまた(例えるなら)Cクライバー級だ。批評家の宇野氏が、かつて「メータのブルックナーなど聴こうとすること自体間違っている」などと書いて顰蹙を買っていたが、このシューマンの第2交響曲の3楽章や、第3交響曲の4楽章を耳にすれば、自ずとメータのブルックナーの解釈というものにも興味がわくのも頷ける。録音も優秀。録音に関しては、昨今の録音でもこれほどの音質は期待できないのではないだろうか?とにかくメータをバカにしている?リスナーがいるとすれば、この2枚組CDと、あとチャイコフスキーの交響曲(とりわけ4番)を聴いていただきたい。過去の遺産だけで充分に名を残せる個性が聴こえて来るはずだ。

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     2012/04/20

    例えばバレンボイムやカラヤンのブルックナーが「仏像(しかも名作!)を作って魂入れず」の典型だとすれば、ボルトンのブルックナー、腰が据わっておらず、どっしりした大自然を想わせる演奏からは程遠い。しかし不思議なことにその響きがブルックナーそのものなのは何故だろう?
    このボルトンのようなオドオド気味…でもブルックナー以外の何物でもない音が溢れている…な演奏のほうが、よりブルックナー味を楽しめるというのが面白い。が、敢えて推薦するほどのレヴェルではないので評価は普通になってしまった。

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     2012/04/06

    『夏風の中で』をオーマンディの演奏で聴いて感銘し、ウェーベルンに興味を持ったのがこのCDを購入するきっかけだった。他曲は初聴だったので、比較としての感想は『夏風の中で』だけになってしまうが、オーマンディの方が耳当たりがよく聴きやすい。シノーポリに比べ、オーマンディで聴いているとあまり20世紀の音楽であることを意識しないで聴ける。もう少し全曲通しで聴きこんでみないと詳しい感想は難しいが、無意識に自然と聴きたくなるCDではない。よって評価もどっちつかずの★3つとなってしまった。

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     2012/03/17

    レインボーさんと同意見です。
    ただ昨今の500円はその内容がむちゃくちゃすばらしいものが多く、そういった相対的な意味で、同CDは★ふたつという厳しい評になってしまった。

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     2012/03/17

    スタンダードな演奏で、とりたてて欠点もない。
    (録音に関してはその録音年代からしてもう少し鮮明であって欲しいが…)
    ただ 指揮もオケも、そしてピアノ協奏曲のソロも、「このCDでなければならない」といった、突出した個性がないのと、リスナーを乗せるような魅力には今一歩欠けるように思う。

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     2012/02/22

    うーん・・・確かに上手く演奏されてはいますね。。。 ただニュアンスと言うか、嗅覚を惹き付けるような魅力が 今一歩欠けていると思います。

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     2012/02/09

    フォーレのレクイエムに関しては、透明度はコルボ盤を彷彿とさせ、音楽の心地よい流れはクリュイタンス盤を思わせる。要するに「定盤のいいとこ取り」をしたような、魅力的なディスクと言える。
    また「ラシーヌ雅歌」は初めて聴く曲だったが、なんだか明治時代の合唱曲のような清廉さがあり、懐かしささえ覚えた。他2曲ともども、いつ聴いても、いつまで聴いても飽きない一枚だ。

    デュリュフレの方は曲自体に馴染みがないので感想は控えます。

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